投稿元:
レビューを見る
光浦さんと相方であり現役OLさんでもある大久保さんとの往復書簡形式の本。体調とか恋愛とか結婚観とかお金のこととか親のこととかについて、12回ずつ。光浦さんが<はじめに>、大久保さんが<あとがき>を担当。そいて解説は清水ミチコさんでした。口当たり良しというには若干苦味や辛味がきつく赤裸々に過ぎるかも?!というところもありましたが、さらさらさらりと一日で読了。とても面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
なんか、いいですよ。
取り繕うことのない本音すぎて怖いくらいなのが、いい。
けど、性格悪ーっ、って感じてしまう方にはきっとそれまでの作品になってしまうんだろうなぁ。
それが残念。
投稿元:
レビューを見る
何度も噴出してしまう。
特に大久保さんの文章はツボでした。この人、文才があるんじゃないかと
思います。楽しくサラッと読めます。
投稿元:
レビューを見る
人力舎が誇る女芸人オアシズ二人の往復書簡。以前図書館で借りて面白かったし、文庫になってると知ったので、購入。池袋のリブロのおにいさんは、「オアシズの『不細工な友情』ありますか?」と言う恐る恐る(?)の質問に対して、1分で答えを持って来てくれました。恐るべし。
二人の対比と相手へ返しが面白い。これにつきます。二人とも芸人だし、才女だし、友達だし。前回も思ったけど、二人は一緒に住むと思う。死ぬまでにはきっと。ツンデレ光浦さんと、それを暖かく包み込む大久保さん。TVでは見せないけれど、本当に心の底で繋がっている二人。「あんたには女として、負けてる所、一っっつもありませんからっ!」なんてしょっちゅう言い合えるのも友情有ってこそ。
投稿元:
レビューを見る
オアシス光浦と大久保でやり取りされた手紙で構成された本。
性格の悪さで売っている2人だけど、読んでみてそんなに性格が悪いとは思わなかった・・・。ただ、積年の周囲との関わりに問題があり、それゆえにひねくれたのかな~。
投稿元:
レビューを見る
オアシズの二人による、往復書簡形式のエッセイのような本。
お互いに問いかけて答えているのに、交換日記ではなく、手紙というのが、微妙な距離感で、いい。
子供の頃から一緒だからこそ、素直になれなかったり張り合ったり、でも、相手の存在がどっかで心の支えになっているような…
そんな雰囲気がベースにありながらも、自虐的に毒を吐き合うふたり。
世代が近いし、アサリせんべいの味もわかるし、彼女たちの子供の頃の身近な都会が分かるし、なによりも、境遇が近いので、くすっと笑いながらも、軽くため息が出る、そんな一冊でした。
気楽に読むと良い。(笑)
投稿元:
レビューを見る
最高! 自分がオアシズ好きやからかも知れませんが最高でした。 光浦&大久保さんの往復書簡。テレビの影響やと思うけど、自分は光浦は呼び捨てで大久保さんには「さん」を付けてしまう。 声を荒げる訳でもなく、お互いに(大久保さんだけ?)皮肉を交えた遣り取りに笑ってしまう。爆笑ではなくプッと噴出すオモロさ。
投稿元:
レビューを見る
死体ばっかり出てくる本を読んだり、友達に彼氏奪われたり…って、私どんだけ光浦さんとキャラかぶってるん( ^ω^ )怖い←
というわけで、文芸部顧問・M堂さんオススメの、オアシズ大久保さんと光浦さんの往復書簡です。
いや〜、イケてない女子には「わかるわかる〜!」と共感しまくりなテーマが満載で、外で読んでる時はニヤニヤしてる顔隠すのに苦労しましたわ(笑)。
イケてる女子の皆様には卑屈に思われるかもな〜と思うくらい、ぶっちゃけております。毒を吐いております。
光浦さんの恨めしげなメッセージをアッサリといなす大久保さんの、強かなんだが何も考えてないんだか分からないところが面白い(笑)。
片や、私頑張ってますアピールに勤しむ大久保さんに、イラっとしてる光浦さんも面白い(笑)。
お互いへの不満をぶつけ合ったり、将来への不安を吐露する姿に、女という生き物の暗部を痛感しながらも、女と芸人の狭間で葛藤する2人を応援したくなる作品です( ^ω^ )
あと、意外に大久保さんの文章が面白かったなあ。笑いのツボを的確に突かれたわ(笑)。彼女のお笑いのスタイルそのままな文ですね。
でも、光浦さんの生真面目で自嘲たっぷりな文章も嫌いじゃないし、何かすごい親近感湧きましたわ( ^ω^ )しかし、光浦さんはオカマ友達と仲良すぎだろ(笑)
投稿元:
レビューを見る
大久保佳代子と光浦靖子が手紙のやり取りをするという内容の本。
お互い、悩みとか近況報告などをしあう中にクスッと笑えることがある
投稿元:
レビューを見る
芸人オアシズの光浦靖子と大久保佳代子のやりとりをエッセイとして本にしたもの。
面白いし一気に読んでしまうけれど人に勧めたりするほどではない。
ちょっとした時間を埋めるのになんとなく読むような本。
投稿元:
レビューを見る
大久保さんがブレイクする前の本のようです。
二人共常識人のオアシズらしく、文章もちゃんとしていて
それでいてクスッとできて、のんびり
まったりした往復書簡風のエッセイです。
女同士だといろいろあると思うのですが
すっかり熟年夫婦のような空気感になっているような
それでいてやはり女同士のトゲが潜んでいるような
絶妙なバランスが見て取れて、ある意味尊敬します。
読後にはほぼ何も残らないのですが
大久保さんが大ブレイクしていろいろと立ち位置が
変わったであろう今の状況でのエッセイも
読んでみたいですね。
投稿元:
レビューを見る
Kindle版を購入。
買ったばかりの時に月替わりセールを覗いてみると、なぜかお笑い芸人のオアシズの二人(光浦靖子・大久保佳代子)が著者となっている本を発見した。
物珍しさと、このユニークなタイトルも手伝って、初めてKindleで買ったのがこの本。
二人は愛知県の田舎で生まれ、小学校からの付き合い。大学生の頃にコンビを組むけれどオアシズとして二人では売れず、光浦さんは芸能界一本で生き(というかそれ以外ができないそう)、大久保さんは派遣のOLと芸人の二足のわらじを履いていた。
いわゆる往復書簡の体裁をとっていて、【テーマ1】大久保→光浦、【テーマ2】大久保→光浦…と交互に担当が回ってくる。
読んでいて思ったのが、二人とも一切この幼馴染の関係を美しいものだと偽ったり、見栄を張ったりしていないということ!
普通、少しでも他人に自分を良く見せようと思って、自虐エピソードもある一定のラインを越えないものだけ披露してみたり、あまり好ましくない感情を吐露するにしても、読者の同情をひけるようなものにする、なんてことを考えるものだと思う。
なのに、二人とも全くその気配がない。
大久保さんの文章に、あまり喋らないイメージだったあの大久保さんてもしかして面白い人…?という予感を感じて始まり、光浦さんはいきなり大久保さんへのイラッとしたエピソードを交えて返事を返す。
それに対して大久保さんはあまり反応せずに次の話に移り、光浦さんはあのテレビでの喋り方が聞こえてきそうな文章で話に乗り、またイラッとエピソードを出してみたり。でも実は大久保さんも結構光浦さんに毒を吐いている。
「二人の友情は一生だよ!」
なんて言葉も甘ったれた思いもそこにはなくて、とにかく小さい頃からの友人であるけれど同時に相方でもあるという複雑な関係がある。だから、言いたいことをある程度言えて、しかし嫌いなところもあって、やっぱり一緒にいると面白いやという感覚もある。
タイトルをつけたのは誰なのか。意味が色々想像できてとても素敵。
私はこのあとに他の人の往復書簡や対談を読んだけれど、一番「また読みたい!」という気持ちが湧いてきて実際に読み返しているのはこの本だ。
難しいことは一つも書いておらず、ただ友達と話をしている体なのだけれど、二人の文章力が高すぎて全然退屈しない。イラッとするエピソードも笑えて、時々ジーンとして、読後に「続きを読みたい」と思うのだ。
私の一番好きな部分は、『第四章 女の友情』の大久保さんの「(略)光浦さんへの思いは、デイリーで変化してしまいますが、とりあえず、まだ、あなたのメガネに映っていたい。」という言葉。そして、ちょっとジンワリしたところに、すぐ「でも一週間に一回ペースで充分です。」という一言!
更に、最終章では光浦さんが二人の間に起こった衝撃的?な過去の話も暴露している。
さらっと読めて、そして笑える。私はなかなか寝付けない夜にこれを読んで、あまりに面白くて最後まで読んでしまったことが数回ある。
きっとこれからも年に一回は読んでしまうの��ろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
#読了 2022.4.13
2015年出版。解説の清水ミチコさんの言葉もすごくいい。ほんと夫婦のような2人。お互いのことを手放しで大好きと思ってるわけでもなく、なんでも話すわけでもない。仲が悪い時期もある。でも2人でいると支え合える関係。口では「あいつはほんとに」とか言うけど、どっかで「あいつは私のこと分かってる」って甘えてるような。結局必要としてしまうような。それを決して美化せずに、むしろ「美化するなよ!そーゆーとこ嫌いなんだよ!」とか言うタイプのお2人。飾らない関係性がストンと入ってくる。
オアシズとして数年は活動してない時期もあったみたいで、芸歴を見ても不思議なコンビ。本書の著者を「オアシズ」としてないところもいい。
たくさん考え、たくさん感じ、誰しも完璧じゃなくて一生懸命。2人とも好きだなぁ。
◆内容紹介◆
女同士の友情は、たっぷりの皮肉と見えない愛でできている。幼なじみで、相方で、かつては恋敵だった女芸人ふたり。その関係は複雑で辛辣だ。ホルモンバランスの崩れを嘆きながら、婚前旅行への憧れを告白。男が欲しいと叫ぶ一方、ゲイ友達との仮想家族構想を語る。嫌いなはずなのに、話さずにはいられない。笑えて切ないセキララ往復エッセイ。