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キーリは後半に行くにつれて、実はあんまり(個人的には)面白さが半減して行ったなぁ、と思います
特に、終わり方があんまり好きではありません…
惰性で最後まで購入しましたが、本を整理した時に古本屋に持って行ってしまいました
売ってから惜しくなる本も多いんですけど、これは全く…
壁井ユカコさんは、キーリで有名になって行ったんですけどねぇ
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この本がきっかけで廃墟が好きになりました。自分としては幸せに終わってほしいと思っていましたが、これも一つの幸せなのかな、と。
読み終わった今でもハーヴェイとキーリの辿ってきた道筋が浮かんできます。
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すべての人に結末を…シリーズ最終作第9巻
読了日:2007.10.03
分 類:ライトノベル
ページ:281P
価 格:550円
発行日:2006年4月発行
出版社:電撃文庫
評 定:★★★
●作品データ●
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主人公 : キーリ/ハーヴェイ他
語り口 : 3人称
ジャンル: ライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 暗め、幻想、退廃的
結 末 : 淋しい感じ、でも明るめか?
イラスト:田上 俊介
デザイン:Yoshihiko Kamabe
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---【100字紹介】------------------
…もう少し、もう少しだけこっち側にいてもいいかな。
もう少しだけ、キーリと一緒にいてもいいかな…。
首都の騒動は、様々な人々の悲しみと安堵、
終わりと始まりをはらみつつ収束した。
シリーズ第9巻にして、最終作
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「キーリ」の最終巻です。そうか、ついに終わりか。何と言うか…、らしい、と言えばそうですし、最初の巻を読んだときに予想できたか?と言えばいやまさかそんな、こんな終わり方になるとは予想だにしなかった、とも言えます。
最終巻なので、それぞれのキャラに結末が用意されています。つまりは「終わり」、人によってはこれからの希望というか、予感というか、そう「始まり」も。
ユリウスやシグリ、神官さんなどの「ふつーの人たち」には勿論、ベアトリクスやユド、そしてキーリとハーヴェイ、兵長にも。
兵長は、順当に。勿論、悲しいことは悲しいですが。ユドに関しても、うん、これはありだよね、という予想の範疇かも。ベアトリクスは…いや、前巻の書きっぷりを見て、もしかしたら、という覚悟はありましたけどー、何と言うかですね、予想の下限をいかれてしまった…、という感じです。他の結末も見てみたかったな、とも。
キーリとハーヴェイは、最終的にそういう結末を選んだんですね、という感じ。きっと他のどんな落とし方をしても、誰かが「えー」と言いそうですから、本当の最後を読者に委ねるような終わり方は、うまいかも。そう来たかー、でももっと読みたい!という気持ちもありますが、書ききられてしまったらそれはそれできっと不満だった気がするので。
ところで途中で幻想小説になっていてびっくりしていましたよ。雰囲気変えてきたなーって。絶対著者の趣味の世界が入っている、というような。そのあとの収束部分に関しては、ちょっと素人っぽい感じが。書きたいところは分かりますけど、微妙。個人を中心にしたストーリーテリングに関してはレベル高いなーと思いますが、どうも組織とか、世間一般とか、人の集合体に関しては、やや甘いというか、個人プレイっぽくなりがちなイメージが…。著者さんの今後の課題かもしれないなー、と個人的には思います。ああ、でもこの方、このシリーズがデビュー作ですよね。出てきていきなりこれですものね。将来、めちゃめちゃ楽しみですね。
というわけで、シリーズ終了。何だかとても淋しいです。し���らくは余韻に浸りたいですね、これ。
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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…ハーヴェイ
「…-リと…会えてよかった。…今の時代に生きててよかった。」(ハーヴェイ)
いい言葉だー(T-T)。ま、実際は生きてないんですけどね。
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図書館で。
きちんと終わらせた。
個人的には、すごくヒドイと思う。生殺し、な、感じ。
何が希望なんだろう。
どうすれば希望を持っていられるんだろう。
兵長。
あなたが大好きでした。
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泣いた。切ない。でも、キーリとハーヴェイが幸せならこれはこれでハッピーエンドなんだろうなあ。優しい気持ちにしてくれた惑星の物語に感謝してます。
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★の数はキーリシリーズではなくて、シリーズの中のこの本のお気に入り度。エピローグっぽさがこれでもかと出てて退屈に思っちゃったのと、結末が(特にハーヴェイが)痛々しかったところ。それとも必要だったのかな、この痛々しさ。私的に求めてたのはもうちょい軽いというか、キーリが夢見てたみたいな生活を送らせてあげたかったというか。痛々しいだけに伝わってくることもありました。現実に不死人は、いないけれど。
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面白いけど、読んだあと、空しさが募った、
なんか、落ち込んでるときには読めないかなあ・・。
でも、やっぱり、好きなんだよね。
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途中何度も離れたり死にかけたりして、多くの犠牲や痛みがあっても、それでも一緒にいたいというキーリの願いがすごく伝わってきました。
不死人なんてしがらみもなにもなく、ただふたり一緒に平和に過ごしたい。それだけのことが中々叶わないところが切なくもあり、キーリという話の結末だとおもいます
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切ない。空しい。これが一番の感想だ。
話は大好きなんだけど、寂しいのは好きじゃない。
でも、ここまで一気に読んでしまった。
これは多分、ハッピーエンドとは言えないだろうが、これ以外の終わりはないのだろう。
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ライトノベルだと思って舐めていた自分が恥ずかしいです。。
読み出したらその世界にすっかり夢中になってしまいました。
「人生くたびれた男が生きる意味を取り戻す」姿が心に響きました。
どのキャラクターも魅力たっぷりで大好きです。
見たことの無い荒野の惑星を大好きになってしまいました。
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読み終わったあと、すごく頑張れる気がする本だと思います。どの話も好きだけれど、読み続けてのラストだから彼らの旅の終着がとても幸せだと思えてしまう。だからこの話が一番好きです。
涙がとまりませんでした。
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ファンタジーのライトノベル。
普段こういうものは読まないけど、友達に貸してもらった。
現実離れした設定だけど、読めば読むほどだんだん色んな辻褄が合っていくのが奥深い!
9巻あったけど、最後の方は続きが気になって2〜3日で読み進めてた。
キーリとハーヴェイのやりとりが可愛くて面白い。
個人的にはベアトリクスが好きだったな。
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終わりに向かってなのだけど、静かな光に包まれた1冊だった。主人公(主にハーヴェイ)に厳しい本作だったけど、予想より穏やかなラスト、総決算。もっと鬱エンドもあり得ると思っていた。キーリは聖母に変身。しかし、こうなるしかないと分かってはいても、特にベアトリクスは大好きだったから、悲しい。兵長も。
ハーヴェイは、最後の最後まで誰かの為にボロボロになって、許して、感謝して…。昔はキーリと一緒に彼に恋するのみだったけど、今読むとこの人ほんと凄いなという畏敬。あと壁井先生のタイプなんだなあ…としみじみ思う。
優しくて切ない、諦めも含んだ、しかし十分に希望のある結末だった。2人の「その先」が幸せであるように。
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シリーズ最終巻。
ヨアヒムが力尽き、さらにベアトリクスも命を落とします。ハーヴェイは、ラボに利用され人を襲うだけの存在となったユドを止めるため、傷だらけの身体を引きずって最後の戦いに挑みます。
キーリは、これまでかかわってきたさまざまな人びとの思いに触れ、最後はベアトリクスに見送られて、少年のハーヴェイとともに「砂の海」の終着駅へと旅立ちます。
ユドの活動を静止させたハーヴェイは、キーリ、兵長とともに、大陸の北部、山脈のなかにある、遺跡にたどり着きます。そこでは、80年前の戦争から逃れてきた人びとが、下界との関係を断ってひっそりと暮らしていました。キーリはそこで、寿命を終えた兵長のラジオと別れを告げ、「核」が静止しつつあるハーヴェイとともに下界へと帰っていきます。
ほぼ予想通りの結末でしたが、ベアトリクスまで命を落とすとは思っていませんでした。ハッピー・エンドではありませんでしたが、救いのない物語ではなかったので、個人的には納得のできる締めくくりでした。