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内容とは無関係な感想。挿絵やあとがき漫画もあるけれど、ほぼ全てのページが活字でぎっしり!! これは読み応えあるぞ(^o^)とほくそ笑んだのに、さっくさく読み終わってしまった。無駄な句読点や改行が無い上に、頭にすっと入りこむ文章。私の体質(?)に合ってただけなのかもしらんけど、そんじょそこらの作家様より名文。
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ヤマザキマリさんのエッセイ。
色々なお国の事情も垣間見ることができ、興味深く、面白く読みました。挿絵も面白い。
そういう見方もあるのかと驚くこともあれば、思わず笑ってしまうこともあったり、いろいろ。ヤマザキさんの各国での体験談も強烈。
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ヤマザキマリさんのエッセイ。コミックエッセイばかり読んでいたけど、文章も上手だなぁと思う。
小さなころから海外と縁が深く、若くしてヨーロッパに出て、世界各国を移動しながら生活するヤマザキさん。そのヤマザキさんが海外から日本を見たエッセイが面白くないわけがない。
それぞれの国に特徴があり、良い所も悪い所もあって当然。日本もまた然り。
日本の悪い所ばかり書く本も嫌だけど、日本を褒めてばかりの本も何となく気持ち悪いなぁと思っていたので、この本の「良い所も悪い所も表裏一体」という感じがとてもしっくりきた。
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面白かった!何度も笑った。人生を謳歌するパワーって大事だな、私も忘れずに鍛えたい。
2016.2.27
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17歳で絵の勉強のためにイタリア留学して以来、生涯のほとんどを海外で過ごしてきた、ヤマザキマリさんのエッセイ。
読みやすく面白い文章でありながら、すこぶる真面目で、ものすごく内容が濃い。
もう一度言うけれど、タイトルだけでも笑えるし分かりやすいのだが、真面目だ。
真面目に語る、日本と世界の文化のお話し。
読み始めるや、外国人が書いた「不思議の国ニッポン」みたいな感じだな、気持ちが外国人になっちゃっているんだろうな、と思ったが、読み進めればそうではないことが分かる。
日本人でなければ書けない、気付かない事がたくさん書かれているのだ。
例えば、何故、ニッポンのトイレがかくも素晴らしい発達を遂げたのか、それはあの通称「ぼっちゃん便所」の恐怖を生活から排除したい一心だったと。
なるほど!
しかし、作者自身が
「心底には自分はやはり日本人でありながらもこの国の客観的な傍観者であるという意識が根付いている。」
と書いているように、ヤマザキマリさんはもう、普通の日本人ではないな〜と思う。
傍観というよりは、気持ち的に遠くに来てしまった「ふるさとを遠きにありて想う」書なのではないかと感じる。
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『プリニウス』を読んでいますが、『テルマエロマエ』の作者としての方が有名でしょうか。イタリア、スペイン、シリア、アメリカなど海外での生活が長いその作者からみたニッポンの良さ?を綴ったエッセイ。もちろん一般的な日本の良さを称えるものではなく、変わり者を自称する作者の感性とこれまでの経験ならではの目の付け所が面白い。
ここに登場する外国人が標準なのか、彼女だからこそネタにできた人なのか、は分かりませんが、これからもっと文化の違う人と接する機会が増えてくると、自分がもはや、なに人でもよいというようになってくるでしょうから、日本人の描く日本人というこの本が意外と必要になってくるのかもしれない。しかし彼女の感性が標準的な日本人のものなのかどうかは分かりませんが。
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「テルマエ・ロマエ」の作者によるエッセイ。
イタリア人と結婚していることは知っていたし、「テルマエ・ロマエ」だし、てっきりイタリアにお住まいなのかと思ったら、シリアやポルトガルに住んでいたこともあり、いまはアメリカにお住まいらしい。
油絵の勉強のために17歳でイタリアに留学してから旅行も含めると、本当に世界中あちこちに出かけている。
で、日本人が思っているようなダンディかつ女たらしのイタリア男性ってほとんどいない、だの、日本のビールが一番おいしい、だの、シリアの女性用下着の不可解さだのが軽妙な文章で冷静に分析されている。
これが面白くないわけがない。
本心をなかなかあらわさない、外国人からすると得体の知れない日本人だが、ヤマザキマリは、欧米人の、とにかく自分のいいたいことをまくし立てるだけではなく、日本人のように人の話を聞く姿勢がコミュニケーションには大事と言う。
日本からも外国からもひとしく距離を置いて立っていられるのは格好いいよなあ。
ところで、しゃがむのってアジアの文化なの?
欧米の人、南米の人、アフリカの人たちはしゃがまないの?
人間として体のつくりは同じはずなのに。
すごく不思議。
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TV番組を見てヤマザキマリ氏に興味を持ったので、プリニウスと共に購入。長編小説を読む合間にちょこっとずつ読みました。ダンナ様からのプレゼントで仏像のペンダントヘッド貰った話、深夜読んでて変な笑い出ました。アグレッシブな人は面白い。
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幻冬舎のセールで買っておいたもの。
テルマエより前に、イタリア家族のコミックエッセイで知った作家さんだったので、このエッセイは割と面白かった。比較文化論というか、著者の熟知しているイタリアだけでなく、他の国との比較もあって、興味深かった。ブラジルでの話や、中国辺境の旅の話は楽しい。
秀逸だな、と思ったのは、第二章のフィギュア。
はにわ、ローマ彫刻、現代日本のフィギュア…
うん、そっか。その時代の男性の好みなんだw
そういう見方もあるんだ、と目からウロコ!
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基本的に漫画と同じことが書かれていると思う。
批判もあるが、日本の歴史や文化に対して愛情がある。
先進欧米諸国に住んだ日本人(大抵配偶者はその国の人で、その点この著者もその例に漏れないのだが)は、日本のここが遅れてる、センスがない、みっともないという話か、日本が優れていて、洗練されていて、マナーがよいという優越論か二極化されがちなのだが、この人は、日本人の良くないところも認めつつ、日本に住んでいては気づきにくいようないいところを掘り出すのがうまいんだよなあ。
文章については、意外と上手い気もするが「何気に」の多用はいただけないと思った。
一番気になったのは、猫を愛し、飼うのはいいが、ここに書かれているだけでもイタリア、日本、ポルトガル、ブラジル、NYと引っ越していて、猫はどうしているのか。今飼っているのは…と出てくるが、前の猫はどうしているのか?猫も20年近く生きるのが普通になっているが。
引っ越すたびに、他人にもらってもらうのか。連れていかれるのも猫にとってストレスかもしれないが、飼い主が変わるのもストレスだ。「猫好き」が猫を不幸にしていないことを祈るばかり。
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海外在住の漫画家ヤマザキマリさんの、海外に縁が深く、しかし日本人であるからこそ書ける、日本に関するエッセイ。外国人と日本人の気質の違いなんかも実体験をもとにしたもので面白かった。日本国内でも県民性なんかを感じることがあるが、世界規模でみると、そもそも寄って立つ考え方自体が違って面白いんだろうなと思う。
しかし、一番面白かったのはシリアの女性の下着事情。確かに美人が多いし、コートの下がものすごくセクシーだとは、反則である。
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世界各地を転々としてきた筆者だからこそわかる日本の良さや変なところを書いたエッセイでとても面白かった。
私が一番驚いたのは欧米人にしゃがむ習慣がないということだった。
このように様々な文化の違いを知れて自分の視野が広がったと思う。
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最近ヤマザキマリさんに嵌まっている・・・というか、巻き込まれているw
長く海外で暮らすと、日本のヘンテコリンなところが見えてくるんだという。(日本人の常識から見た外国人のヘンテコリンさも際立つわけだけど)
すする音(ソバだけじゃなくて鼻水とかも)、往来でしゃがむ行為、アルカイックスマイル(肉親への素っ気ない態度、感情の欠如)等々が理解しがたいとか。
また、イタリア人すらビビるブラジル人のバイタリティーには、読んでるだけで私もビビりました。
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イタリアにダンディなおっさんはほとんどいない、日本も昔はJRに痰を吐くための痰壷が置いてあった、イタリアが人生に疲れると向かいたくなる真実のラテン系な国ブラジル。この辺が面白かった。
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おもしろい!日本を卑下するわけでも、イタリアとか海外を賞賛しすぎるわけでもなく、ただただ愉快な視点から日本と海外とを比較してクスクス笑いながらも感心させられます。
他の著書も是非読みたい!