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まさかのシリーズものでした!
前作を知らないのに、読んでしまったw
タイトルに興味が湧いて読み始めましたが、面白かったです! あれよあれよという間に読み終わってしまうのですが、遊馬くん…医大生には思えぬ幼さですよ。いや、そんなモノか?
医療の知識がない世界での、医大生的な気付きとか心情の変化が楽しい一冊。なんか勝手に上から目線(むしろ親目線?)で読んで応援しちゃうww
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時空と時代の違う中世風の王国に飛ばされた西條遊馬は、王室の鷹匠の弟子として使えることになるが、誰もが知らないいろいろな知恵を持っていると思われて、ロデリック新王、フランシス宰相(ロデリックの異母弟)、ヴィクトリア姫王子(ロデリックの異母弟)たちに頼られることになる。新王の宴会の料理のアイデアを出したり、不審な殺人の謎を得意の医学の知識で探ったりする。その中で、遊馬は自分なりに様々なことを学んでいく。王国の人々ともつながりを深めていく。こうなると、もとの世界に戻るのが辛くなっていってしまうかもしれないなあ。
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現代から中世欧州へ転送されたアスマ
新王即位に貢献したため鷹匠の弟子として
王の知恵袋として過ごす
王の暗殺を防いだりもする(´・ω・`)
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「高みに上る日」
困った時は頼りにされる。
専門的な知識はなかったとしても、想い出に残る品ですら初めて知ることが多くて面白いのかもな。
教科書や資料だけでは知り得ない事を尋ねるのはいいが、限度はあるかもな。
「輝かしき日」
城内まで送り届けた矢先。
余興のように見せかけることすらも、他国に向けて新たな国王や護る者の力を示す一つなのかもな。
皆が寝静まり暗闇の中聞こえた音は、誰しもが不安になりそうなものだろう。
「信じる気持ち」
慌てて死体を隠した理由。
どんな相手であろうと他国から来た者が殺されたとなると、早急にどうするか考えねばいけないな。
イニシャルだけだと同じ者はいるかもしれないが、不審な動きはあるからな。
「負うもの、守るもの」
真実を解き明かすために。
現代では考えられないことだろうが、国を護るためには必要な過程であると分かっても辛いだろう。
既に嘘が紛れているが、会話の中に本当のことは紛れているかもしれないな。
「まことの片腕」
全てを背負い死ぬ者から。
しっかりと相手を見極めてから計画を実行していたら、綺麗なままの遺体は戻る事はなかっただろ。
誰かに相談したくとも身内の不祥事で、国絡みとなると簡単には無理だろう。
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またしても面白い、スッキリ終わるのが大好き。さらっと読めちゃうが、読み応えもある。このシリーズ大好き!3もすぐ読みたい。
p.172 生まれた時からずっとそうだったので、それが当たり前だと思っていました。だけど、この世界に来たをかけて、クリスさんのいう空恐ろしいの意味がわかってきたかも。ここでは、自分が何かすれば、やっただけの成果がついてくる。だけど、何もしなければ、何も起こらないでしょう?でも、僕のいた世界は違うんです。ほとんど何もしなくても、すごいことが怒っちゃうんですよ。他にも、ボタンを1つをしただけで、部屋を冷やしたり温めたりできる。いちいち火を熾したり薪をくべたりしなくても、スイッチ1つで気をつけて2丈ができる。クリック1つ…えーっと、つまり指を動かしただけで、熱々のご飯が届く。店では、すぐ食べられる状態で、魚や肉や野菜を打ってる。…そんな感じです。
ますます魔法じゃないか!
それは、本当は魔法じゃなくて、他人の苦労の賜物だったり、技術の進歩のおかげだったりするんですけど、そうした過程や裏側の事は目には見えないし、知りたいと思っても、あまりにもたくさんの人やものが関わりすぎていて、全部を把握しきれないんですよ。僕のいた世界は、ちょっと複雑になりすぎたのかもしれません。
p.244 そのままゆっくりと歩きながら、クリストファーは話を続ける。
「多分誰だって、自分1人でできる事はそんなにないんじゃないか?先生、自分の腕が届く範囲の事位だ。…こんな風にな。だが、誰かと出会って、そいつと手をつなげば、今度は2人でいっぱいに腕を伸ばした範囲の事が出来るようになる。もう1人増えれば、もっと広くなる。今みたいに1人がつけば、上にも範囲が広がる。これは、ロドリック様やフランシス様のように、気の利いた言葉言えんし、嘘もつけん。正直言って、お前をここにまねき寄せた、ジャヴィードの魔法を、好きにはなれんのだ。あれを使うのは、正しいことだとは思えない。俺たちの勝手で、お前を無理矢理ここに呼び寄せたことで、お前の人生は、悪い方にねじれてしまったかもしれないと思っている。だが、それでも、俺はお前と出会えて良かったと思う。必要だのなんだのと言う堅苦しい言葉よりも、今夜もお前と飯を食えて嬉しいと思う。…それでは足りんか?」
自分1人の力など、ちっぽけだ。だからこそ、誰かと出会い、共に新しい扉を開けることを、人は望み続ける。いろいろな人に出会い、たくさんの経験をして、自分のできることを、どんなにささやかでも、一つ一つ見つけていく。そして少しずつ、前に進んでいけば良いのだ。そう思うと、乾いた土に水が染み込むように、カチカチになっていた心が、ゆっくり解けていくのがわかる。
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ああ、また。自分なんて、とか、自分は一人じゃないとかお決まり文言が出てきた。まだ元の世界に戻らない。どこまで続く。