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【収録作品】はじまりの物語 眠れない春近が、犬を連れた人妻と朝を迎えること/第一話 大学のサークルに入会した春近と、そこで知り合った巴崎さんの愛情物語/第二話 幼稚園の怖くて大魔王な園長先生の話/第三話 春近の先輩の彼女が吸血鬼になった話/第四話 春近とひまりが、つかのま接近する話/そして、続いてゆく物語 春近が帰省し、有海さんが一晩だけ帰ってくる話
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「文学少女」シリーズの方の新作の恋愛ファンタジー。読んでいてまず頭に浮かんだのは「めぞん一刻」。白い犬(有海さん)=「惣一郎さん」ひまりさん=「響子さん」、春近=「五代」そんなイメージ。久し振りに読み応えのある恋愛ものに出会えた気がします。有海さんの秘密も気になる。続きもあるので機会があれば読んでいきたいと思います。
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恋愛ものでしたか…。
表紙通りに、とても優しい物語。
女性の読者のほうが好きそうな印象。
有海さんをモフモフしたい。
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表紙とタイトルで気になっていましたが、うやむや、なっていたら偶然図書館にありました。
とても優しくて素敵な物語ですね~。ひまりさんに有海さん、春近君…名前から私好みです。
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いや、もちろんめぞん一刻を思い出しましたよ(笑)
けど、あちらの総一郎さんは本物のワンちゃんだったけど、こっちは?だからなあ〜。
正直、春近くんに目があるとは思えない。
これはやっぱりかなわない恋物語なのだろうか?
でも、野村さんの物語で主人公がそれってあまりないからなあ、
どうなんだろうね?
それにしても有海さんが犬になった(?)経緯が気になる。
やっぱり民俗学の研究で古代の遺跡やら探検してそういう呪いにあったんだろうか?
入ったら変身する温泉とか(笑)
それとも晴追町の守り神のワンちゃんの乗移り?
でもなぜ、七夕?
この謎、次巻で解けるのかなあ。
内容的にはいつも通り、いくつもの切ない恋物語が語られて、うまく行くことも、いかないこともあるのだけど、やっぱり個人的にはハッピーエンドなお話が好き。
なので、先輩と夜理子さんの話がいい。
あと、ひまりさんの方言がめっちゃかわいいんですけど!
女の子の方言って、うん、良いねえ。
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第二希望の大学に通うため、月途中で引越しした主人公。
寝つけず散歩に出れば、真夜中にもかかわらず
犬を散歩している女性と遭遇した。
連続短編…でいいのでしょうか?
主人公は人妻ばかりを好きになる人物で
今回好きになった人妻の夫は白い犬と同じ名前。
知り合った大学生(女子)は、かなりの年上好き。
なかなかに、皆様かみ合わない方向を向いてます。
が、それゆえに、被らないという素晴らしさ?w
途中で出てくる園長先生は、だからこそ、なのか
愛情方向に突起するものがないな、と。
小さく悩んでいる事でも、相手にとっては大事な事。
もしかしたら、侮辱しているかも知れないという事を
ちゃんと考えないといけません。
…しかし、旦那様は本当に…本当に???w
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既婚の女性と知り合ったからって、なかなかその人を表現するときに「人妻」って言葉は使わないような気がします。
彼の場合、その言葉を使う時点で、その存在に特別な思いを抱いているということなのかもしれません。
特定の属性の人が好きというのは、その属性に対して魅力を感じているのか、好きになった人がたまたまその属性だったのか。
前者の場合は、結局「じゃあ誰でもいいんじゃん?」ってなっちゃうし。
特定の属性の人に魅力を感じるのだけど、その中でも特にその人柄に魅了された時に好きになる。
ってことなのかな。
そんな彼の気持ちをひまりさんが分かってるってことは、有海さんもわかってるってことで。
何があったか分からないですが、その心境や如何にですね。
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とってもゆるい感じのご近所ミステリ
ただ、ご主人の名前をつけた白いふわふわの犬を連れた人妻と男子大学生って、、、、
どこかで聞いたような。
ただし、あくまでも「人妻」であって「未亡人」であありません
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──どんな姿をしていても、有海さんが、わたしの旦那さまです。
人生このかた20年人妻ばかりを好きになってきた青年春近が冬の日の深夜、公園で出会ったのはもふもふの白い毛並みのサモエド犬、有海さんを連れた、ひまりさんだった。
有海さんは彼女の夫なのだという。
晴追町でささやかな謎と優しい人々に触れ合い、大いなる謎を隠した人妻に振り回される春近の明日はどっちだ?的なほのぼの日常、ミステリかな?
文学少女以来に久しぶりに読みました、野村美月。
と言って6年も前の本ですが。表紙が志村貴子だったので目に止まりまして。
思春期を皆殺しにするようなあの頃とは違って優しく淡い物語でした。ずっと読んでいたいような、心を柔らかくしてくれるお話でした。
ずっと読んでいた作家さんからしばらく離れたりすると、その間に書かれたお話に触れてこなかった人生が、触れ続けていたらの仮定の人生と分岐した気がしてちょっと切なくなってしまいます。本を読むということは選択の連続です。
次も読もう。