- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
紙の本
歴史に深くきざまれるべき名著!
2009/08/17 01:04
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NON - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦記念日を前に知人に勧められて読んでみたが、まさに日本の近代史に深く刻まれるべき、知られざる感動の実話が、美しく端正な筆致でみごとに描かれ、まるで映画を観ているかのような臨場感に引き込まれて一気に読んでしまった。
「戦争の悲惨さを語り伝える」というだけには留まらない、もっと大きな世界的視野に立った、人間の本質を問いただすような素晴らしい内容。読みながら驚きと発見の連続だった。
終盤のクライマックス、空襲の中を逃げ惑う幼女(著者)と主人公・三宅速博士の壮絶な最期の描写は、戦争の悲劇を語るに充分で、涙なしにはとても読めない……
重いテーマではあるが、文字の大きさやルビにも配慮されていて読みやすい。余韻に浸りながら、すぐにもう一度読み返したくなった。
戦争の記憶が薄れつつある現代日本のあらゆる世代、そして海外の人々にもぜひ知らしめたい貴重な一冊だと思う。
紙の本
今の日本のあり方を考えさせられる秀逸なノンフィクション作品
2009/09/13 01:43
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つゆり - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作者の比企寿美子さん、ご自身の戦争体験を元に、祖父である三宅速先生と アインシュタイン博士の偶然の必然とも言うべき、出会いを織り交ぜながら 決して、飾ることなく、ありのままのご自身の体験を綴られた良著です。 計算された文書構成と、流れるようなストーリがうまく読み手を引き込み 私自身も一気に読んでしまった秀逸な、ノンフィクション作品です。
この作品で語られるアインシュタイン博士が何故「原子爆弾推進」に署名
したか、そして原子爆弾を落とされた日本への想い、三宅家の苦労・苦悩
そして、今の日本人が忘れかかっている「良き家族のあり方」等、現代の
「戦争を知らない」人達にとって、学ぶべき点と、平和という概念がいかに 今の日本にとって、「良い状態」であるかを考えさせてくれる良著である と思います。読まれていない方は是非一度お手にとって、拝読すべき本だと 感じました。
紙の本
戦争をしらない子供たちへ
2009/07/20 00:12
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平和を祈る - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争を知らない世代の方が多くなった今・・・
戦争を知る意義は大きい。
戦争を知りたい。
その悲しさ、惨さ、心を裂くような思い。
それを知りたい戦争を知らない世代が多いのではないか?
平和、友情、家族 そして 心・・・・。
これらを教えてくれる書があるだろうか?
私は、本書は日本の歴史に織り込まれたアインシュタインと三宅速博士の友情のみならず、我々 戦争を知らない子供たちが知らなければならない 教科書的な書物であると思った。
心絞られる、涙溢るる 教科書が本書である。
必読というか、心から お勧めしたい。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |