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この作品の光源氏、中2病ですね。
まぁ私は『源氏の男はみんなサイテー』大塚ひかりの愛読者なので、源氏物語に出てくる男たちは光源氏も含めてダメ男だと思ってます。それを、あの時代の天皇家と高級貴族の狭い社会で豪華絢爛に描いてエンターテインメントにしてしまうところが紫式部のすごいところです。
こういう描き方もアリとは思いますが、中2病の一言で片付けられるぐらい、浅い……ので、たぶん2巻目は買わないです。
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黒い、黒すぎる……。
源氏はもとより、登場人物の大半が黒すぎる。
ちょっとあほな子かと思ってた朱雀も黒い。
葵上も黒い。
そして、弘徽殿の女御の顔が恐い(笑)。
が、これはこれでリアルではある。
メンヘラ源氏物語とでも言おうか。
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僕の中で桜田雛先生の作品は2冊目になります。
この前読んだ王子達は依存するとは少し毛色が異なりますが、
美男子の美しさと、ダメと分かっていても快楽の沼に溺れてしまう女を描くのはやはり上手いなと感じます。
そして源氏物語自体が結構ドロドロしているのに黒源氏物語なんてどんなドロドロ加減になるのだろうと興奮が冷めやりません。
タイトルの手抜き感は感じるもののそんなことを通り越して、続きが気になる作品です。
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表紙の絵と「黒源氏物語」というタイトルにワクワクして手に取ったのだけれど、意外に源氏物語のストーリーはそのまま。源氏が何か不思議な力を持っているとかのファンタジー要素が加わるでもなく、要するに、性格の悪いガキ。源氏物語というのは、絶世の色男が色々な女性を変遷しつつ、それでもそれぞれの女性をちゃんと尊重して愛でる姿に「なんだか憎めないなぁ」と思わされてしまうところに魅力があるのだけど(それがないと、ただの嫌な男でしかない)、このマンガはその魅力をすっぽり捨てており、主人公の源氏に全く好感が持てない。一応続きも読むつもりだけど、今の所あまり期待ができないかなぁ。
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面白い源氏物語の見方をしている作品。いきなり1頁目から濡れ場で始まって吹いてしまったが、源氏物語らしいし、この場面のセリフは光源氏という人物を読み解くのに重要かと。◆光のセリフで老害と書いて父上と読ませて(言わせて)いたり、光自身もどぎつい事言ったりしたり、なかなかに刺激的。◆とにかく光源氏が美しい。元服前はまるで美少女のように、青年期はそれこそ美少年というように描かれている。いつまでも眺めていたくなる。◆藤壺と惚れた腫れたやってるところで「欲情します」とはなんと直球(笑)◆好きなタイプの話している場面。昔の女の話した後の頭の中将、表情が物凄く切なくて1番印象に残った。◆番外編の朱雀の話、凄い(笑)
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確かに黒い。これ源氏物語好きの人からはクレームくるんじゃないのかな。
絵がとても綺麗で、光くんの美しさを愛でるためだけでも読んだ方がいい。
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私の中の「源氏物語」はやはり「あさきゆめみし」のイメージ。なので、この作品を読んではっきり言って衝撃でした。
めっちゃ根性悪いやん、この源氏。
まぁ、さりげにおやじに疎まれているんだろうなーと感じ取れる雰囲気の中で育ったら、それなりに性格はゆがむだろうから、めっちゃいい人ぽいキャラ設定自体が無理があるので、この作品の源氏のほうがリアルなのかもしれませんね。
この巻は空蝉の話まで。