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頭の良い二人が入門者向けに分かりやすく教えてくれる。中田考のヤバさも最後に少しだけ見せてるしイスラーム入門にとても良いバランス。いいコンビなので続編出して深い話もして欲しい。
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■ジハードはイスラームを驚かす異教徒に対する戦いであり,ムスリムの義務とされる。
■ワッハーブ派の創始者であるムハンマド・イブン・アブドルワッハーブは,イブン・タイミーヤから大きな影響を受けた
■一般にイスラーム原理主義とみなされるサラフィー・ジハード主義は,イブン・タイミーヤから始まったといっても間違いはない。
■サラフィー主義とはクルアーンとハディースに基づいた初期イスラームの時代への回帰を目指す立場。
■スンナ派はハナフィー派,マーリキー派,シャーフィイー派,ハンバリー派の四つの法学派に分かれるが,サラフィー主義はこうした法学派が生まれる以前のイスラーム世界を理想視する。
■田中智学が唱えた「八紘一宇」は法華経に対する信仰を中心として世界を統一するという遠大な理想
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キリスト教文化圏の価値観でしか世界を見ていない我々は、今一度頭をリセットして世界そして宗教を見直す必要がある。
一見危なそうに見えた中田氏だったが、至極全うな学者であり、宗教者であった。
島田氏もそのキャパシティの大きさにより、うまく論点をひきだしすことに成功している。
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前提として、私はわりとユダヤ教とキリスト教についての神学的理解があるのですが、イスラム教についての知識は全く持っていませんでした。その状態で、入門としてはかなりわかりやすく、そして良質な知識を得ることができたと思います。
具体的な内容は本書を読んでみて欲しいのですが、イスラムが神と個人の関係を前提にした宗教ということがよくわかりました。そのため、イスラムにはキリスト教のような教会組織はありません。国における概念なども、馴染みのある西洋的な常識が当てはまりません。このことがわかったことは大きな収穫でした。
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宗教学者・島田氏と中田氏の対談集。
イスラームとはそもそもどんなものか、現代世界の中でイスラーム世界はどう広がり、この先どうなっていくのか、など。
日本に暮らしているとイスラームとの接点がきわめて少なく(世界ではイスラームの勢力は広がりつつあるのに)、イスラーム教がどんなものなのか、イスラーム的な世界や国のとらえ方・考え方がどんなものなのかがほとんどわからない。
著者のひとり、中田氏は自らが途中からイスラームに改宗したムスリムである。
わたしたちが疑問に思ったり、間違った理解をしがちなポイントがよくわかっており、易しい言葉で解説している。
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イスラムについてほとんど知らなかったので貴重な内容だ。ただ現在の近代国家とイスラム社会はどう折り合いをつけるのだろうか?サウジアラビアやエジプトがイスラム教の国家だと思っていたけど、それは大きな誤解だと分かった。また、スンナ派とシーア派の共存も難しそうだし、イスラムと国民国家は両立しないし、このさきどうなるのだろうか?
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ムスリムである中田さんと司会・島田さん(比較宗教学者)の対話。
題名はあまり当てはまらないと私は感じた。理解力不足かな?でも妥当だとしたらキャッチーでちょっぴりずるい。
・イスラム→モスク等を寄進
神のものにしてその運営費をかせげる分を子孫に
*日本の中世で社寺に寄進するような
・商人の宗教である 悪いことをしてもいいことで帳消し
・スンナ派 シーア派
・カリフ制:国にとらわれない個人の宗教