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予想以上にロックな展開に。
もうちょいジックリと音楽やギター演奏のなんたるかを描いていくのかと思ってましたが、あっという間にドロップアウト。見事にロックンロールな人生になっちゃってます。
逆に言えば、物語の開始時点・1巻の状況がスローリーであり、鬱屈していたわけで。
それをとにかく変える、変わっていくスピード感が確かに反骨であり青春って感じです。
そして今巻も「音を見せる」効果が上手い。
現状では風景ではなく、効果として見せていますが、これがかっこよく、印象に残ります。
特に色・形だけでなく、温度・熱量として描いているのも中々変り種。音の軌跡がとても美しいです。
それにしても…正直、いずみは主人公というよりヒロインの立ち位置。話を引っ張る(引っ張らされている)のはノリコのように見えます。
しかしながら、そのノリコにしたって色々思うところがあるようで…。
重要キャラの登場もあり、今後いずみとノリコの関係がどうなるのか気になるところです。
後輩ズはもうちょい描写してくれてもよさそうなもんですが、そうすると間延びするかなぁ…難しい所。
それにしても弁天様は暇っつーかなんつーか…w