投稿元:
レビューを見る
A・Jがマヤに紹介する本は全部読んだことがなくて、「善人はなかなかいない」と「ジム・スマイリーの跳び蛙」と「アイロン頭」が気になった。確かにこれは、書店主フィクリーのものがたり。「映像化したらこんな感じかな」とか想像しながら読んでいた。読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
島に一つだけの書店アイルランド・ブックスの偏屈な書店主が孤児のマヤと出会い、妻を亡くした心を溶かしていく。本への愛と言葉の温かさが描かれている。
投稿元:
レビューを見る
子供の出番が少ない。
むしろ大人たちのあれやこれや。
ヤングアダルト系なのか。
人が死にすぎ。
残酷、身勝手。
優しさ、愛情。
できすぎな感じもあるが、イベント盛り沢山で一気に読ませる。
投稿元:
レビューを見る
絶望的な状態がながながと続くのかと思いきや序盤で好転してほっとしたと思ったら、次々と事件?が起こり、軽いミステリ的な部分もあり、成長物語でもあり、楽しめた。
紙の本や書物に対する愛情を感じられる作品だ。
投稿元:
レビューを見る
少し変人のA・J・フィクリーが経営するアイランドブックスというアリス島唯一の書店。唐突に事件が起こり、喪失と出会いを繰り返す。
もう少し英米文学の素養があれば、もっと楽しめたかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
本屋大賞に選ばれた理由だろうか。
今後電子書籍に対して実店舗の本屋が生き残るには、このような血の通った暖かい経験ができるかどうかも重要なファクターの一つになると思う。
ただ無機質に新旧ジャンルごと本が並べてある大型店舗やモールにあるようなそれでは厳しいだろう。
「本というやつは、しかるべきときがくるまで、読み手が見つからないことがあるんだね」
投稿元:
レビューを見る
翻訳ものは敬遠することが多いが、本屋大賞翻訳小説部門一位ということで読んでみた。ただそれでも文体、言い回しがが頭に入ってきにくかった。
舞台はリゾート地の島。島に一件だけある偏屈な本屋さんが主人公。妻を交通事故で無くし深い悲しみの中にいた主人公が、書店に捨てられていた子供を育てはじめたこととをきっかけに、生活、考え方、周りの人たちとの交流が目まぐるしく変わっていく様子が描かれている。
子供の愛くるしさと主人公の深い愛情にほっこりする。そしてその傍らに常に本があるのも、本好き、本屋好きにはとても良かった。
投稿元:
レビューを見る
読み始めた時にはこういう終わりだとは思わなかった。
重くなるかと思いきや重くはならない。嫌いじゃない。言い方悪いかな?晴れた日の午後に静かに読むのにとても合ってた。
投稿元:
レビューを見る
単純に名作です。孤島の偏屈な書店主フィクリーが捨て子のマヤと出会い始まる愛と生涯の物語。序盤は独特の言い回しに苦慮したが、マヤ登場からグッと惹き込まれた。全編短編エピソードで構成され、ハートフル且つシニカルな展開は読者を飽きさせない。作中に登場する小説に縁はないが十分楽しめた。何より登場人物が素敵で読了が近づくに連れ惜別の思いに駆られた。ランビアーズ署長最高!"ぼくたちはひとりだから読む。そしてぼくたちはひとりじゃない"は著者から読書家への愛の言葉。"本屋が無い町なんて町じゃない"には諸手を挙げて同意だ。
投稿元:
レビューを見る
ガブリエル・ゼヴァンさんの作品を小尾芙佐さんが翻訳した小説です。
中学の頃は海外SFや、皆さんもよくご存じの、モンゴメリやヒルトンやヘッセ等々、外国の風習や習慣や情景が読むだけでそこに居るような気持ちになれるのが好きでよく読んでましたが、最近はとんとご無沙汰でしたので、ちょっと新鮮な気持ちになりました。
島に一軒だけある小さな書店の、本をこよなく愛するが偏屈な主の物語です。
店主A・J(ファクトリー)は妻を亡くして以来、ずっと一人で店を営んでいたのだが、ある夜、所蔵してた稀覯本を盗まれて打ちひしがれてしまう。 傷心の中ある日、書店に小さな子供が捨てられているのを発見。 自分の傷心を癒やすかのようにその子を育てる決心をする。
なんでもない田舎の小さな島の書店主の生き様の物語ですが、そこに登場する町の人や親族や友人、そして我が子として成長していく娘マヤ、本を通じてA・Jのかけがえのない人となったアメリア。 頑固で偏屈なA・Jだが彼・彼女らを大切に思うのと同じく、彼・彼女らも店主A・Jを慕って集まってくる。 その中で明かされていく、盗まれた稀覯本の事や娘マヤの出性の秘密など、とても惹き込まれまれ最後には悲しくも優しくも感じる事ができる作品でした。
ここまでの話しだと昔の話しって感じがしますが、インターネットや電子書籍が出てくるので現代の話しですよw
投稿元:
レビューを見る
本好き、読書好きの人間の心に刺さる言葉が散りばめられた佳作だと思う。
読んだことのない作品の名前もたくさん挙がっていて、読んでみたいなあと思った。
昔 近所にあった書店では、プロの書店員さんが実際に読んで面白かった本を月替わりで紹介するコーナーがあり、それが結構マニアックだったりして、普段自分が読まないような作家さんを発掘できたり、新たな発見があったりして楽しかったな、と思い出した。
最近の日本の、特にチェーンの書店では、平積みしてある本がどこに行っても同じだったり、あまり知識の多くないアルバイト店員が多くて新聞の書評に載っていた本でも知らなかったりするのがするのが残念。
投稿元:
レビューを見る
書店を舞台にした小説を見つけると、つい手にしてしまう。本書もそのひとつ。
島にひとつしかない書店の店主フィクリーに、数々の悲劇が降りかかる。でも、悲壮感を感じないのが、本書の魅力。いい小説に出会った。
投稿元:
レビューを見る
予想していたのと違う話でしたが、面白かったです。展開が速すぎて驚くことも多かったですけど。忘れてた伏線が最後に種明かしされて納得しました。困ったのは、サイズが通常の文庫サイズと違うらしく、既製の文庫カバーが入りませんでした。何のために?
投稿元:
レビューを見る
読み終えるのにだいぶ時間がかかってしまったけど、
お話自体は良かった。
優しい気持ちになれる本だった。
フィクリーおすすめの作品たちは
未読のものがほとんどだったが、
なかなかユニークなラインナップで
興味をひかれた。
主人公のこういう終わり方はあまり好きじゃなかった。
カバーイラストは五つ星!
投稿元:
レビューを見る
小説というものは、「人生のしかるべきときに出会わなければならないということを示唆している。」 本好きの本屋好きの為の一冊でした。
小さな書店主フィクリーと、ぽつんと置かれてたマヤ。
孤独なフィクリーが小さなマヤの為に本を愛する事を教え、また島に1軒の本屋に通う人々に本の素晴らしさを問う。
人と人を本で繋げる。
こんな風に本について語れる仲間と生活があるって憧れてしまう。
海外小説の粋な台詞回し!日本人にはないんだよなぁ。
本屋が繋ぐ小さな島の人々の繋がり、最後は悲しいけど・・・良かったです。