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好きやなぁ、ほのぼのしてて。小説書くのがうまくなるのかどうかはわからんけど。けっこう、こういうありきたりな青春小説が好きやったりする。
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『これを書きたい、こういうことを言いたい』っていうのが普通だけど、『よく分からないけど、大切だと思うことを、執筆を通じて考えたい』っていうのもいい。執筆の真剣さが、いいインスピレーションを呼ぶんだ」
「ボツも、厳しいダメ出しも、いい小説に向かって進んでる。成功に向かってるってことだ。大造君、小説の失敗ってなんだ?」
「成功に向かって進まない、ってことだから……あきらめること」
「そうだ。あきらめることだ。あきらめたら、その時点で失敗なんだ。みんな、勝手にあきらめ自滅しちゃう。逆に言うと、どんなにつまずいても、あきらめなければ失敗じゃない。僕の好きな女流作家の言葉に、『夢があなたを捨てたのではない。あなたが夢を捨てたのだ」ってのがある。
「敵は自分ってことですね」
「あきらめなければ自分は味方だ。敵なんてどこにもいないんだ」
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『2015年 9月 3日 第1刷 発行』版、読了。
高校の文芸部員たちが、一念発起してリレー小説に取り組んでいくお話です。
形式は一人称の小説で読みやすい文章でした。また登場人物たちを通じて小説の書きかた的な指南もあります。
とはいえ、この一冊で小説が書けると思えるかどうかは読者個人の捉え方によるんじゃないかなあ……なんて、思ったりもします。
ポイントとなるキーワードはなかなかおもしろかったです。小説を書こうと思ってなくても作中に出てくる『コンカツ』(注:婚活ではありません)という考え方は応用できる気がしました。
この一冊でインスパイアされるもよし、単純に読書の一貫として読む……も、アリな一冊でした☆
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ところどころに小説の書き方ポイントが出てきて楽しかった。
小説はアイポ(アイポイント)を固定する
あたりまえじゃない事を考える
困難は分割できる
夢があなたを捨てたわけじゃない。あなたが夢を捨てたのだ。
諦めなければ成功する
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高校文芸部の4人は小説誌の新人賞に応募することに。男子1人が編集者役、女子3人がリレー形式で書くこととなった。
まあ普通。
小説の技法や編集者と作家の関係が垣間見られる。
(図書館)
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本好きの小学年の次女にクリスマスプレゼントのおまけとして渡した本。渡す前に自分でも読んでみた。
「小説の書き方」という題名ではあるが内容は実用書的な表現ではなく、横須賀にあるとされる県立高校文芸部の4人の生徒が小説誌の新人賞に応募するという内容の物語になっている。物語の中で生徒たちは小説の書き方を学んでゆく。
物語形式なので飽きずに興味を持って読めるのではないかと期待し購入。高校が舞台なので小学生には難しいかなとも思ったが、渡してから半日後にはすべて読んでしまった。 知っている人にとっては極基本的な書くための技術なのかもしれないが、物語の中の高校生と一緒に学べるので技法がすんなりと頭に入ってくる。
4人の高校生が登場するが、3人の女子はリレー形式で原稿を書き、1人の男子は編集者として全体をまとめてゆく。
小説に限らず、情報社会である昨今は共同で何を作り上げてゆくということは日常的なこと。複数の人間が絡む創作物の制作過程をイメージできることはとても現代的であると感じた。
登場人物たちはこの小説の制作過程を文化祭の発表にしようとするのだが、こういったプロセスそのものに意味を持たせるという発想もまた現代的だ。
書く側として頭の中にあるストーリーを表現するにあたり、読む側として作者の視点であらためていろいろな作品を感じるにあたり、横須賀の潮風のようなさわやかなインスピレーションが得られる作品だ。