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今まで、派遣などでしか働いてない主人公が、社長直々に面接を受けてみないか?ところ誘われて社員になった、ハンバーガーチェーン店。実はそこがブラックカンパニーだった。労働時間は長くノルマも高い。或る日、店長が過労死する。その後、主人公が店長に抜擢され、店の売り上げを上げ表彰されるようになる。同僚が会社を良くしようと親族に協力し、過労死問題の訴訟に取り組むと会社は圧力をかけてくる。最終的には、うまい具合に決着するところが面白い。
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江上剛氏 元第一勧銀の入行し、活躍された後 作者になったのだが、銀行主体の話が、多い中、この小説は、今の時代に反映されている外食産業に、目を向けた小説。
それもブラック企業で、働く人達の企業での内容が、描かれている。
過労死と言う言葉も、人が亡くならないと、勤務時間の酷さや、機械のロボットのように、感情を表さないで、外面の笑顔だけで、客商売をしようとする上層部。
クレームの事故処理も、今のネットやライン等で、伝達されてから、公に、処理されている。
今、売れている本で、「進め、東大ブラック企業探偵団」という小説が、人気とか、、、、
利益追究だけで、従業員を、人として扱わない企業。
見極めるには、、、、
自分の好きな道を歩むことが出来れば良いけど、、、
入学、結婚、就職、人生にとって、大体1回しか選ぶことが出来ないと、思いながら、自分に合った就職をしてほしいものだと、思う。
この本のように、過労死の店長の跡を引き継いだ、主人公の水野君のように、体力も持ち続けられ、自己負担も諸ともせず、上層部に盾もつかず(最後には、元店長の死の保証を会社に認めさせるが、、、)過労死迄しなかったのは、小説だから出来た話であろう。
倉田君の活躍が、良い味出していたと、思う。
興味深く、読めたほんの1冊であった。
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途中まで、読んでいて苦しくなるような閉塞感に追い込まれていきますが、ラストは痛快な気持ちになれます。
正しくあること、善くあることが、なによりも強く現実を変えていけると信じたくなったら手にとってみるとよいでしょう。
現代版の「水戸黄門」というか、スッキリとした勧善懲悪なストーリーのように感じます。
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Mドナルドに負けそうな弱小ハンバーガーチェーンの話を展開させながら、実はMドナルドの不祥事をモチーフにした作品。ただ、堺屋太一氏の『エキスペリエンス』と同じ臭いがすることが難点かな。
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ドタバタ喜劇の一幕をみているようでとても面白かった。
ブラック企業というと悲惨な内容に終始するけれど
どこかそれを面白おかしくユーモラスに描いていて
登場人物がわかりやすいし、善悪の役割分担もしっかり。なんだか捕り物劇のようで胸がすーっとする思いだった。
なんとも痛快!
ヤンキーバーガーというネーミング自体もう面白い。
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■内容 ※アマゾンから引用
何もかも上手くいかない俺たち――でも、ここで諦めたら負け犬だ!
水野剛太、25歳。
バイト先のコンビニも閉店の憂き目に――。
ある日、偶然入ったヤンキーバーガーで社長にスカウトされ、有頂天に。
が、それが悪夢の始まりでもあった。
超長時間労働で、パワハラは当然……。
剛太、これからどうする?
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2016.11.28
江上さんがこんな小説を書くのかと感心しました。従業員が笑顔の会社でないとお客様は来ないわ。
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江上作品ではめづらしく若干コミカルな感じです。登場人物も個性的で少なく面白かったです。
次は病巣を読む予定です。
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仕事が決まらないニートながらも母親思いの主人公
ある日 ハンバーガー店の社長から
君みたいな人材がわが社に必要だ
君だったら 即正社員で採用だ
社長が乗ってる高級車に魅せられて
乗り気になった主人公 だがその会社は かなりのブラック??
おもしろかったです
ほんとのブラック企業に勤めていたら
この主人公みたいに なんだかんだいいながらも
こなしていけないだろうけどね
この物語の根底には 愛がありました
会社はブラックだけど この ハンバーガーを愛してる
だから がんばれる
そのがんばりが ブラック企業を変えていった
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エンタメ作品として、非常にシンプルな構成。何も考えず、脱力して読める軽い作品。然るべき気分とタイミングで読めば、きっとハマる。私は結構好きだった。ブラック企業というものの誇張を含め、これってどこにでも通ずる危険性だと思うし、そもそも「お客様のために!」と円満に終わったあのエンディングの概念でさえ、今では結構ヤバくない?と感じた。今は多分、働いている人も幸せにならないといけない時代なんだと思う。お客様は神様でもいいけど、従業員だって神様なんだってことを学びました。
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すごく面白くて、一気読み!
江上さん、ブラック企業をここまでわかりやすく描写するとは、流石でした!
残業代が出ない雇われ店長、バイト切り、時間外込みの月給、イベント時のケーキ、アイスのノルマ買い。。。
最後は、流石に現実的ではない展開だったけど、コミカルで、痛快な結末!楽しかった。
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職を持たない若者が、ハンバーガーショップの社員になり、店長になっていく過程でブラック企業の恐ろしさを描いた小説。
人手不足から即採用、即店長!のようないかにもブラック企業のイメージに当てはまるストーリー展開に引き込まれる。
あまりにも描写や登場人物の心情がリアルなので、著者は経験者?と思ってしまった。
飲食業界のブラックな惨状を舞台にしているが、ここに書かれていることは誇張し過ぎてもいないし氷山の一角なのだろうと推測できる。