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紙の本
かわいいお願い
2015/12/08 16:56
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投稿者:あいあいあいこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
苦学生のメリーは、レストランの常連から感謝祭の4日間、恋人のふりをしてほしいとたのまれます。感謝祭はレストランがお休み。少しでも仕事をしたいメリーは、気前のよい報酬を聞き、引き受けます。依頼主のピーターは、メリーが働くレストランの常連客で、見るからに颯爽としたエリート。妻をなくしてから、縁結びをしたがる母親にうんざりし、撃退するためのよう。物腰がやわらかく飾らないピーターに、メリーは親しみを覚えるようになります。苦学生のメリーとは別世界の住人…心を開かないようにしなければ、と決意しものの、メリーはピーターの家族に温かく迎えられます。
その中にはピーターの息子も含まれていました。
よそよそしい感じをみせていたのに、少しづつメリーにうちとけはじめます。それは、メリーにとって嬉しいことでもあり、つらいものでもありました。
ピーターの息子はメリーの言葉をそのまま信じますが、ピーターはメリーのことばを”おとなの理解”でとらえてしまいます。
ピュアなこどものほうが、真実をうけいれるんですね。ことばの裏をよんだりしない、こどもならではの、ピュアがこのおはなしの大切なエッセンスであり、核のようです。
メリーの過去は端折られているような感じで、家族との関係やメリーの一番の心の重し・不条理な”重し”の理由がよくわかりません。
わかりにくいところもありますが、”ママがほしいの”というお願いがかなうといいな、と思いながら読みました。
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