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ひたむきな人生って最後には成功するように思えます。
揺るがない自己信念の大切を思います。
経験は確信に変わるんだと思います。
いい顔にもなれるように思います。
深く観ること、全体を考えることが大事だと思います。
会話(交流)がおきているんだと思います。
自然への敬意が生まれます。
著者をあきらめさせない何かも働いているんだと思います。
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これまで肥料、農薬なしには栽培不可能と言われていたリンゴを自然の力のみで栽培を可能にした著者の十数年間の取り組みの過程と今後の日本の農業に対する考えが書かれています。
今まで常識とされてきた肥料、農薬漬けの農業に疑問をもち、自然界のバランスを利用することに気がつかれた、と書くと簡単にみえますが、そこに辿りつくまでの道のりは本当に険しかったものと思います。
今後、日本の農業に携わっていく上では、ものすごく貴重なお話だと思います。
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どんな哲学書よりも、生き方を教えてくれる教科書。信じ続けること、向き合うこと、耳を傾けること、
感謝すること、そして、愛し方、そのまなざし。体によいこと、心によいことを教えてくれる良書。おじさん、ありがとう。
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至極当たり前で
力強くガツンとやられます。
「私たちは、稲が生育しやすい環境をお世話するだけです。」
「人間のこの体に米一粒、リンゴ1個実らすこともできない。」
この言葉を聴いてつくづく思います。
人間が地球に優しくするのではなく、
地球が人間に優しくしてくれているのだと・・・
驕るという言葉の意味も少しはわかってきたのかもしれません。
その反対は感謝するということなのかなと・・・
自然の中で人間がどうあるのか?
そんなあり方を教えてくれていると感じた一説です。
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自然栽培の稲は(肥料を与えて育てる稲との違いのこと)、
稲そのものが自然に逆らわず、
寒いときにはじっとこらえ、
少しでも太陽が出たときには、
思い切って太陽の光を吸収します。
天気が悪いと止まり、
回復すると、下から押されるように力強く受粉していきます。
だから、冷害に強いのです。
自然栽培の稲は周囲の環境を感じて生長していきます。
稲本来がもつ感知力などの本能が発揮されています。
自然栽培は作物が原種に戻ろうという力が働くようです。
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もっともっと幼き頃に出逢っていたいと思う一冊。
絵本のように語れる一冊。
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■農業
?農地法は、趣味や家庭菜園の目的で農地を所有することを禁じている。所有には、県または市町村農業委員会の許可が必要だ。
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自然のなかでいかに人が生かされているか、実体験を通じてその真理を感じたということが伝わる。また、この熱意はどこから出てくるのか!ほんとうに素晴らしい。
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この歯の抜けたおじさんの本が書店に平積みになってるのはしってたけど、特に興味を引くでもなかった。
まぁ、新書なら安いしということで読んでみたんですが、感動してしまいました(ToT)
抜け落ちた歯の理由も、自然農を貫く中での勲章だったと知って、頭下がりました。
このオヤジ、農産界のガリレオかキリストみたいですわ〜
日本の未来の為に、家庭菜園希望者には、農地法を改正してでも解放しろと言ってるところなんかにも共感。
何より、食って、大事にしないとな・・・
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長い年月をかけ、りんごの完全無農薬栽培に成功した木村さんのお話。その過程では、虫の発生などで周囲の農家から冷たい目を向けられたことも‥。ゼミで弘前のリンゴ農家にお世話になったときに、木村さんの評判を伺ってみたけれど、やっぱり賛否両論あるようだ。費用・時間な面でも将来的に無農薬栽培がメジャーになるのは難しいか。
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農業に対する疑問から、徹底的な観察と実験を繰り返し
どんなにどん底になっても自分の信念を貫いた木村さんの姿は
「すごい」の一言。
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1冊目の焼き直し感が否めない。
内容の質的には厚みがあるが、
わら一本の革命、のほうがおすすめかな。
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中身は同じだが,本人が語ると真実みが増す〜家族の農薬による健康被害が出てから14年,無収穫・無収入の時代に野菜や米の自然栽培を研究し,奇跡のリンゴが生まれた。日本中に,世界に,無施肥・無農薬で植物の本来持っている力を助ける農業のあり方を伝え,食を変えていこうとする大きな夢を持っている〜法人化し,学校(仮称・伝習館)設立の計画もある。食の安全の問題・都市の農村の格差・環境問題・若者の就労問題・熟年層の第二の人生づくりに多くの答えを持っている木村さんに,ノーベル平和賞をあげましょう! 年間200日は家を空けるそうだが,観察・実験・実践を重視する彼ならでは活動と言えるだろう。JASが掲げる有機栽培はインチキだね
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(2009.08.30読了)
肥料、農薬なしでリンゴを栽培することに成功した木村さんの自伝的な本です。木村さんの栽培するリンゴは、切り口が酸化せず、糖度が高く、生命力あふれるものということです。一度食べてみたいものだと思いますが、どこで販売しているのかわかりません。
なかなかユーモアのある人です。(ユーモアじゃなくて、まじめなだけかもしれません。)
●みんなの願い(5頁)
神様が地球のみんなのお願いを聞いてくれるとします。「家族みんなが、金持ちで幸せに暮らせますように」などと人間は願います。
神様が木や鳥やすべての地球上の生き物の願いを聞きます。すると何のお願いが一番多いでしょうか。「人間が地球からいなくなったほうがいい」
「第一章、木村、やっと花が咲いだよ」「第二章、農薬はつらい」「第三章、死を覚悟して見つけたこと」のあたりは、「奇跡のリンゴ」(石川拓治著、幻冬舎)とほぼ同じ内容ですが、読み応えのあるのは「奇跡のリンゴ」の方でしょう。
「第四章、米の自然栽培は難しくない」「第五章、全国、世界へと広がる輪」「第六章、すべて観察からはじまる」は、りんごの栽培を木村さんと同じようにやりたいという人々、りんご以外の作物も農薬なしでやるにはどうしたらいいかという人々、そういう人たちへの援助活動と、考え方について述べています。
具体的で、詳しい内容は、きっと別の本で述べているのでしょうが、基本的なところは、この本でも述べています。
「窒素、リン酸、カリの三大要素がないと作物は育たない、と教科書には書かれています。果たしてそうでしょうか。」(164頁)
(多分そうなのでしょうが、肥料として与えなくても工夫をすれば、自然の中で供給されるということを言いたいようです。)
「普通の畑は20〜30センチのところに硬盤層があります。その冷えたところを破壊しなければいけません。壊すのは人の力では無理です。植物の根を利用します。」(169頁)
(硬盤層のところは、温度が低くそのままでは、作物の根はそこから先にはいかないそうです。硬盤層の下に豊富な栄養、養分があることが分かってきたので、自然農法での栽培には、硬盤層を壊す必要があるとのことです。)
(2009年9月1日・記)
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無農薬では作ることができないとされていたりんごの栽培に成功した木村さんが、りんごが出来るまでの苦労や農業の方向性について語った本。木村さんの独自の考え方や視点を知ることができます。(2009.6.27)
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無農薬栽培にてリンゴ栽培を成功させた人。
絶対無理だと言われていた無農薬での栽培。
リンゴが一番の生産地とする青森県にて、無農薬にこだわり、
失敗を続け、周りには嫌われ、家族に迷惑をかける木村さん。
それでも、無農薬を目指し続け、
独学で色々チャレンジする姿は圧巻です。
堀江モンも言ってたけど、失敗を100回我慢できる人が成功する。
リンゴの木に話しかけてしまうほど、没頭して
命がけで無農薬栽培を成功させた木村さんに、本当にココロ打たれました。
何となく手にとって読んだのに、得るものがとても大きい本でした。お時間がある時にどうぞ。
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著者が無肥料・無農薬でのリンゴ栽培を成功させるまでの自伝から、事例をまじえた自然栽培のエッセンス・自然を観察することでわかったことなどが記してある。文体は簡潔・断定的で、接続詞がほとんど見られない。すべてが経験にもとづいて書かれているのもあって、ひじょうに説得力がある。とくに「自然」を観察して得た知識の披露においては、筆の進み具合が違うのだろうと感じた。
印象深かったのは、何度も出てきた「農家が変わらなければならない」というフレーズ。僕のように農業に馴染みのない人間にとって、農家というのは「自然とともに生き、自然をもっともよく理解している人たち」・「肉体的にキツいわりに収入が低い」・「でも社会的な貢献度は高い」・「だから農家の人たちは偉い」などと、ある意味で理想化し、ときには擁護しがちなのではないだろうか。しかし木村氏はむしろ、農家から変わっていくべきだと主張する。木村氏のいうところによると、いまの農家は「自然」を知り、考えようとしない。だから、その農法が自然の理にも経済の理にも適っていないことに気づかず、ただ農協からいわれるがままに肥料をやり、農薬を撒いている、とのこと。これは木村氏自身が、農家としての目で周りの農家を見てきたからこそ、いえることだ。
土や虫やリンゴの木を見るとき著者がつかうミクロな観察眼が、地球規模のマクロな世界と、さも当然のようにむすびついているところや、植物のもつフラクタル構造にまで自然と目がむいていることには驚かされた。それにしても「自然栽培」って、矛盾をふくむ言葉だよなあ。