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帝国ホテル 厨房物語 私の履歴書 みんなのレビュー

    一般書

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    みんなのレビュー24件

    みんなの評価4.3

    評価内訳

    • 星 5 (6件)
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    23 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    厨房へと導かれた、努力の人

    2008/06/13 22:36

    5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る

    長年フランス料理の世界で第一線で活躍しながらも、テレビ番組を通じて家庭向けの洋食を広めることにも貢献した著者。この本は、日本経済新聞の紙上に各界有名人が1ヶ月で集中連載する「私の履歴書」に基づくものであり、大幅な加筆の上で出版されたものだそうだ。

    関東大震災の当時2歳であったため実際の記憶はないようだが、被災しなければ著者の父もまた洋食の店を持っていたとのこと。

    店の再建よりも、親戚のつてで借地に家を建てアパート業をはじめた一家は数年のあいだ裕福な暮らしをし、著者は界隈では大家のところの悪ガキとして知られた存在だった。その状況もまた恐慌で一変し、著者は小学校卒業を待たずに(卒業式には出たが出席が足りないなどの事情で証書をもらえず)、珈琲ショップで菓子づくりの下働きをはじめた。

    その後、その店の調理場を経て、紹介状なしでは応募すらできなかった帝国ホテルの厨房を目指すが、道のりは長いものと思われた。チャンスを待つ人が多いのに退職者は少なく、欠員募集自体がほとんどなかったためだ。だが帝国ホテルに呼ばれるまでのあいだをつなぐつもりだった修業先の店が、同ホテルに買収されるという好機が訪れる。

    そして従軍や負傷、自分が間に合わなかったために代わって船に乗った仲間の死、シベリア抑留を経て著者は日本にもどる。いつかは帝国ホテルの厨房にもどりたいと思いながら職探しをしていると、おどろくほど順調に、約二ヶ月で再就職をすることができた。

    苦労話も出るには出てくるが、晩年になってから人生をふり返るとき、人はそういったことを大げさには書かないものなのだろう。うっかりすると何もかも順風満帆であったかのような、軽い読み物を読んでいるような錯覚をおぼえる。

    ソースの味を学びたくても、鍋を洗う人間(下っ端)には、水と塩(もしくは洗剤)などを入れた状態で鍋を突き出す先輩がほとんどだった。ようやく努力が認められたころ、底に少しソースの残った鍋が無言で渡された。そして出征を前に、何人かの先輩たちがレシピを伝授してくれた。伝授された料理人のうち何割もが帰らぬ人となったが、著者は生還し、厨房にもどってくることができた。

    多くの運命が複雑に絡みあった時代の編み目にからめとられることなく、著者は料理の生涯を生きぬいた。戦争がなければ、同じように料理人生を送れるはずだった人たちもいたことだろう。けして自分だけが秀でていたなどとは書かず、正直に過去をつづっていくところに、人柄を感じる。

    スウェーデンの料理「スモーガスボード」を帝国ホテルで「バイキング料理」としてスタートさせたこと(ネーミングは社内公募)や、東京オリンピックの選手村で料理の指揮をとるなどの活躍は、よく知られている。

    晩年は一料理人として小さな店を持つ計画もあったそうだが、ホテルに顧問としてとどまり、店の計画は人にゆずったのだそうだ。最後まで料理一筋の人だった。

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    電子書籍

    フレンチの父

    2017/05/26 12:20

    1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    日本のフランス料理界のパイオニア、村上さんの自叙伝です。コックから帝国ホテルの常務までの生き様が非常に興味深いです。ベースは日経の私の履歴書ですが、掲載されていた時も、毎日日経を買って楽しみに読んでました。普通のサラリーマンにも参考になることがたくさん書いてあります。

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    2007/03/25 21:14

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    2007/02/23 21:21

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    2008/02/22 22:07

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    2009/05/21 02:24

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    2007/03/04 18:36

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    2019/05/27 11:15

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    2012/08/21 16:33

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    2013/02/24 15:43

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    2013/02/19 23:52

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    2013/08/25 23:43

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    2014/07/05 12:30

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    2014/09/25 20:18

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    2016/03/06 13:38

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