紙の本
実践が難しい
2016/03/28 00:03
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投稿者:あきぼー - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は良く理解できる。語彙力は大切だと思うし、語彙力のある人は教養も高い。それは納得できるが、語彙力をどのように高めるかは、一朝一夕にはできない。この本はその指南書ではない。あくまでも語彙力は大切と言うことが分かる本である。
紙の本
教材リスト
2016/11/08 00:20
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投稿者:kuma-nao - この投稿者のレビュー一覧を見る
語彙力を高めるための書籍、メディアやそれらの利用方法を記載している。この本により語彙力が高まるわけではない。語彙力を高めるための教材リストと読めた。著者の自慢話が鼻につく。
紙の本
実感できる
2016/03/06 00:40
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投稿者:猫山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるなかで自分の語彙力を実感することができた。ただ、大概が自分の出来ない点に気づくことになるので、繰り返し読み返すと良いかもしれない。
紙の本
語彙力の重要さの説明
2018/05/20 19:00
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投稿者:たぬきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通りだが、語彙力の重要さを説く作品。この作品を読んでも語彙力がすぐに向上するわけではない。ただ語彙力を向上させる意欲が芽生えさせてくれる。
紙の本
語彙力を増やしたい
2016/09/24 02:29
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投稿者:キラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
語彙力を増やして、会話を楽しみたいです。
小学生から、こんな授業を受けていたら良かったです。
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是非とも会社の後輩たちに読んでもらいたい。
「語彙とは教養そのものである」というテーマで書かれた本。そして語彙力は知的好奇心に比例するとあります。もっと知りたいという気持ち(=好奇心)がエネルギーとなり、結果として教養を身につける事に結びつく。そして、その逆も言えるわけで、相手の興味を惹きつけるには、表現力のある文章が必要となる。魅力的な文章を書くためには、当然ながら豊富な語彙力が必要となる。
斉藤孝氏は、文章中、全て承知の上で、敢えて必要以上の四文字熟語とか、バタ臭い喩えを使った文章を使っているのだが、テクニックとして用いられる知識の羅列には抵抗がある。やはり、教養や知性は滲み出てくるべきものである。
語彙力とは人間力である。
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齋藤さんの本は、文系の存在意義を簡潔に世の中に伝えてくれていて、同じ文系で仕事をしている身としては大変勇気づけられます。
ここ数年で言葉に関する事情が様々に変わってきました。若者言葉とネットの言葉が密接にかかわっていたり、本の文章は平易なものが増え、読書をするという層ですら、簡単な言葉の本、軽快に読める本を好んで読んでいる人が増えたように思います。
ニーズの合う本が売れるとすれば、立ち止まってよく考えなければならない文章などは、だんだんと廃れていくのは当然のことでしょう。
ですが、「簡単な言葉」だけで済ませることで、複雑な思考の手がかりとなる言葉をないがしろにしているという結果になっているとすれば、簡潔な言葉しかわからないという層と、そうではない教養のある層では大きく思考のレベルで隔たりが生まれることになると思います。
「頭がいいから幸せ」とは思いませんが、難解なものを取り去って、言葉が簡単でもわかるからいいという簡単なものではないというふうに思います。
ですので、齋藤さんが様々な「国語」を鍛える本を出していることにはとても勇気づけられるのですが・・・。本書では齋藤さんはあくまでも「できる人に見られる」ための語彙の増やし方という感じで、「語彙=教養」と言ってしまっていいのかと疑問でした。
英単語がわかっても、センテンスで理解できなくては意味がないのと同じで、言葉は「文」だというふうに思います。文での機能については齋藤さんは「文脈力」という本を出していらっしゃったように記憶していますが、本書ではあまり文については触れておらず、「慣用句」や「単語」レベルにとどまっています。
語彙の増やし方も様々に提示されていて、いくつかは真似してみようと思うものもあったのですが、どうにも表面的で、例文を見ても難解で頭のよさそうな慣用句などを、とってつけたように使っているような印象が残ってしまいました。
言葉だけがいたずらに増えたところで、感性の部分ができていない、先人の言葉を疑うぐらいに哲学がでていない人のところには言葉はついてこないと思います。
「やまとうたは人の心を種として万代の言の葉とぞなれりける」という紀貫之の序文が示すのは「和歌」のことではありますが、やはり言葉は人の心が伴ってこそ、と思いますし、やみくもに言葉だけが増えるのは、耕されていない畑に種をまくようなもの。いい芽を育てるのはその土壌となるものが必要だと思います。
ただ、あまり文脈については触れず、ひたすら語彙の増やし方に焦点を当てたのは、本書をシンプルにするためかもしれません。
数年ぶりに齋藤さんの本を読んで二冊目となりますが、大学生のときに読んだ印象とずいぶん変わっていて、若いころよりは厳しい目で齋藤さんの本を読んでしまいました。
しかし、高校生から大学生くらいの、まだ本に慣れていない方には、齋藤さんの本は読みやすく、それでいて励まされるものだと思います。
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最近、会話で使う語彙が減ったなと痛感することがあり手に取った本。語彙が豊かになれば、見える世界が変わる。
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たしかに言葉によって現状を認識し、言葉によって考え、言葉によって伝えるから、語彙が増えれば増えるほど、その一つ一つが精緻になっていくのは道理。
漱石や五重塔を読んでみようと思った。
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齋藤先生の本は、池上彰氏と同じように分かりやすくて、一般の人も実践しやすい方法を提示している。また、一貫して音読の重要性を説いている。
多くの学生の発表を見てきた経験から、その学生の語彙力やこれまでに読んできた本を推測できてしまうというのは、自分をその学生に置き換えてみると恥ずかしい。
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語彙を増やす方法から自分のものにするまで、特に大人になってからあまり意識していなかったことがまとめてあり、なるほどと思いました。
確かに、表現が豊かな方、綺麗な言葉遣いにはどこか心惹かれるものがあります。
外国語ならともかく、母語である日本語をわざわざ音読しようとは思いもしなかったので目から鱗でした。
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語彙力が教養なのはとても理解できたのだけれど、例文にあるような言い回しは自分の仕事関係では使わないかなぁ・・というのが実感。
ともかく「やばい」とか「すごい」とか言わずに、いろいろな言葉で表現できると深みが出るのは確かだと思う。
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最近、つくづく自分の語彙力不足を感じていたので、本屋の新刊コーナーで目にとまり、即購入。
「語彙力アップには名著が近道」と書かれていて、最初は、”うーん、私には無理かも…”と読み進めていたが、そこはさすが期待を裏切らない斎藤氏の著書。第3章「テレビやネットでも言葉は磨ける」を読み、俄然やる気が出てきた!
特に、斎藤氏がアマゾンレビューを”インプットの宝庫”と称賛し、必ず読まれているとは…。「レビューは、大きな情報をわかりやすくまとめ、主観と客観のバランスをとりながら伝える集合知です。」と。
私も、このレビューを書く作業を通して、「使える語彙」を増やしていきたいと思う。
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本文中に出てくる語彙すら読めなかったり理解できなかったりする自分は
相当語彙力がないことを実感させられました。
今からでもできることばかりの実践的でチャレンジ精神や
やる気がむくむくと湧いてくる内容なので年末年始に読めてよかったです。
シェイクスピアや夏目漱石は敬遠気味だったのですが
かじってみようかなと思います。
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自分は語彙力のある方だと思っていたが、著者の基準によれば「B」ランクでしかない。著者の基準は相当高いように感じられる(そう信じたい・・・)。とは言え「そこそこ」の読書好きを自認する僕にしてみればショックな結果だ。
この本の魅力は、「魅力的な作品」を紹介してくれるところにある。
最近知人からこんな話を聞いた。彼女はどこかの出版社だか図書館だかに行った際に変わったゲームを行ったらしい。参加者は各々本棚から適当に読んだことのない新書を取り出し、目次や解説にざっと目を通す。そしてその本の魅力を他の参加者に紹介するのだ。紹介される方は相手がその本を読んだことなど無いと分かっている。あくまで適当にしゃべっているだけだ。しかしそれでも目の前にいる人から勧められるとついつい引き寄せられて手に取ってみたくなるそうだ。
著者はこれまで膨大な量の本を読み、映画を鑑賞し、さらにテレビ番組にまで目を通してきたという。その上で彼が惹かれた作品を、これでもかというくらい猛プッシュしてくる。こんな事をされたらどうにもたまらない気分になる。自分の読書が如何に貧弱であるかを見せつけられるというのがまず理由の一つ。そしてもう一つはこの本で紹介される数多の本に武者振り付きたくなるからだ。まだ名前を聞いたことしかない作品に早く出会い、作者の言葉や考え、感覚に触れずに居られない気持ちになる。
著者は本だけでなくテレビ番組もチェックしていることに触れたがその鑑賞方法だけは疑問に思う。なんと2倍速で頭に叩き込むというのだ。単なる知識のインプットであれば新聞、雑誌、ネットメディアの方が効率がいいように思うし、映画やドキュメンタリー番組などの「作品」であれば余りに味気無い。だからといってこの本の魅力が薄れることはない。知的好奇心を煽られる美しい語彙に溢れた一冊である。