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東大卒のエリート銀行員・田代壮介は転籍先で定年を迎える。仕事しかなかった彼の生き方に妻や娘や同窓生は何を思う。人生のソフトランディングとは?時間の使い道を自分で決める生き方とは? 組織の論理で動かざるを得ないサラリーマンには難しい問いかも。「若いころに秀才であろうとなかろうと、美人であろうとなかろうと、一流企業に勤務しようとしまいと、人間の着地点て大差ないのね・・・(著者あとがきより)」
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重松氏のファミレスを読んだ後だったので、なんか憂鬱。段々歳が近付いて自分もって感じなので
もっと明るく行こうよ!夫婦っていいよ〜
我が家は幸せなのかなぁ
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定年を迎えた元エリート銀行マン(役員目前で出世競争に敗れ、退職前は子会社に出向)が、リタイヤ後をどう生きるか、もがき続ける。
散り際の美しさにこだわり続けた主人公なのに、実際は惨めでカッコ悪くて全く潔くないんだけど、団塊の世代の中央でバリバリ働いてた人たちってこんな感じなのかな。「散る桜残る桜も散る桜」。
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自分自身が60歳になり、主人公と同じで「まだできる」、「もう引き際かな」、「体力、精神力が持たない」などと考える日々。1億円もの貯金がある訳ではなく、主人公のような冒険もできず、でもできることはあるはずと過ごしている。妻・千草のような態度をされたら離婚だよねぇ。
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もーーーーー
おもしろすぎでしょ。
いい時読んだわ。
ソフトランディングできない
職場と墓場の間。
これ課題だわ。
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エリートサラリーマンが定年を迎え、プライドの高さゆえ孤立してしまうというありきたりの話しかと思いきや、中盤から流れが変わり一気に引き込まれてしまいました。
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以前から気になっていた本、やっと読めました。面白かったです。職場と墓場の間の人生、「終わった人」の行き着くところは、学歴職歴は違えど案外横一線だったりすると念を押された気がします。道子さんの鋭い指摘な台詞に、うんうんと頷いたりで、思い当たる言葉の数々に妙に納得させられながら読めました。
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内館牧子さんの小説は面白い。定年退職した後の男性のストーリーだが、生き方、人間関係の問題、共感出来る事が多かった。人生は、先々先手を打って考えても、そのとおりにはいかない。「今やりたいことをやれ。」退職しても、終わった人になるかどうかは、自分次第。自分のやりたいこと、自分を必要としてくれる場所、仲間を作っていけば、いくつになっても、明日があるひとになれる。今を楽しく過ごせる仲間を、その時々で新しく作っていきたいと思った。
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2016/06/17-18
一気読み。
いやぁ、怖い。自分の将来を見るよう。人事は他人が決めること。能力だけでは上にはなれない。派閥の影響などもある。
仕事だけで生きている人にとって、定年は確かに生前葬だと感じる。特に自分の周りの人間が毎月のように定年になりパーティをやるとそう感じる。自分が定年になるまでには20年はあるが、恐らくあっという間。自分と家族の間で楽しめる趣味や、仕事以外でのキャッシュポイントはやはり必要だと強く思った。
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2017.10 共感できるところは少しだけはあるが、偏見と思い込みが強すぎる小説で、人物の一貫性も揺らぎがちなご都合主義な本でした。題材でベストセラーになったのかな?
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退職後ソフトランディングできない男が、働く場所を求め、あがき結果的に多額の負債を負ってしまう 救いは故郷の友人たちの生きざまを知り、地元に帰ることを選択すること
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定年後に生き方にもがき続ける元エリート銀行マンの喜怒哀楽を綴った作品。サラリーマンとして時に不安を感じる定年後の人生を考えさせられる。多分、自分は給料安くても仕事にしがみ付くだろう。
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定年後の生活というのは想像したこともなく、このようになるのか、と気付きを得た。
団塊ジュニアの自分が60になる2030年代では、少子高齢化の日本では60歳での定年退職など過去の話となり、70歳になっても働かされるのでしょう。
作品中にある「卒婚」は夫婦関係の新しい形を示したのかもしれないけど、流行るとは思えないですね。
60歳を超えて、この状態なら別れるべきではないかな。
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主人公の田代壮介が大手銀行からコースアウトした出向先で定年退職するところから物語は始まる。
エリートであればあるほど、プライドが邪魔をし、モーレツ社員であればあるほど、定年退職は卒業ではなく敗北と感じるんだろう。燃え尽き症候群、濡れ落ち葉族などど昔から揶揄されるが、いわゆる第二の人生のスタートがうまく切れない。彼もまたその一人。
悩みながら決心しながら、若き女性との大いなる勘違い(?)もありながら、たどたどしく第二の人生が進んでいく。
地元への里帰り本能とそれを拒否する妻の構図も数多くの人にあてはまるんだろうな。
著者が横綱審議委員で朝青龍とやり逢ってたあのイメージとは程遠い、ユーモアもあり、読みやすい文章。
定年退職する前に読むべし。
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まさに終わりかけている身としては身につまされる話。しかも、東大卒ではなくメガバンク勤務でもないけど、会社で遅れ始めて次は外に出されることもあり得る立場。帯に書いてあるような”読後が清々し”くはないし、”定年後に読み返した”くもないし、”妻に読ませる”気もしないが、所々に自分が犯しそうな過ちのエピソードが挿入されており注意喚起にはなる。多くの人はこんなにプライドにしがみ付かずに適当に折り合いをつけるし、パートだOB会の役員だとか言って定年後も元の会社の近くに身を置き、元の職場の人達とつるんでるんじゃないの?