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パセリ伝説―水の国の少女 memory〈6〉 (講談社青い鳥文庫)
倉橋 燿子
講談社(2008-04)
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「パセリー! パセリー!」
背後でマリモの声がした。パセリはふりむかない。強く歯をくいしばった。
「マリモもねー、ほんとうは言いたいことがあったのー。マリモ、パセリのことが大好きだって……。でも、今は言わない。だって、マリモ、待ってるからー。ぜったいに、ぜったいに、帰ってくるんだよー。」
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これはとてつもなく切ない…信じていたのに裏切られるという。
パセリが正直すぎたのも原因だけどね…
でも世の中にはこういう人はいっぱいいるのよ。
そしてすごく考えさせられるのは、
ミラクル・オー=大きな力 の使い方ね。
これをノンフィクション=今に置き換えると
なんかすごく違和感を覚えますよね。
きっと著者はその違和感を大事にしてほしいんだと
思っているんだろうね。
そして、本当に強い人はその力を
本当に使いたい人に使うということ。
それがつながったとき、ミラクル・オーはきちんとした力を
発揮してくれるわけで。
先が気になるな。