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私はこの本を読んで米原万理さんにハマり、彼女の本を全作読み通しました(えへん)。通訳・翻訳に限らず、異国の人たちと接する機会のある人々みんなにオススメしたい本。読んで損はないですよ!
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普段は黒子で目立たない通訳の仕事についてのエッセイ。多くの賞を受賞しているらしい。ある偉い作家は題がケシカランと言ったそうだが、善し悪しはともかく米原氏らしい題だと思う。
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「ロシアのように、バルトやコーカサスなどがかつて併合した国々の言語は決して学ぼうとしないくせに、その国の人たちのロシア語が訛っていると言っては馬鹿にする人の多い国。」
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露語通訳者の米原万里さんのユーモアあふれるエッセイ。
電車の中で読むとちょっと危険。
通訳者って大変なのね…。
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最初の方に通訳と翻訳の違いについて詳しく説明してあるが、やはり私は翻訳者ではなく、通訳向きだと思った。人と交わるのが好きだし、すぐに忘れてしまう=証拠隠滅だと思っている節がある。願わくば、もう少し頭の回転が速いと嬉しいのだが、それでも通訳になるより、通訳を使う側になりたい。(2007.4.22)
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通訳者としての経験をつづったエッセイ。通訳業の裏舞台、通訳と翻訳の違いなど、興味深い話題が盛りだくさん。文章も軽快で読ませます。
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通訳の仕事のあれこれ・・・主に、仕事に付随してくる悲哀や苦労。だけど、それが第3者の読者にしたらめっちゃ面白い!
笑い話(通訳者にしたら笑い話に済まないのだけど)満載です。
私は通訳業にも、ロシア語にも全く興味はないけれど、興味のなかった世界をこんなに面白くかいま見れるとは、侮れない一冊です。
これから通訳業を目指す方や、外国語を学ぼうと思ってる方は必見かも。
もちろん、そうじゃない方でも・・・言葉そのものへの興味もかき立てられます。
私は同時通訳って一体どうなってるの!?って思ってたのだけど、その秘密もちょっぴりわかったかな。
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タイトルがドキッとさせるんだけれど、
女の話じゃなく、あくまで『通訳』についての話です!
元発言に対し、訳後の発言が
「不実なんだけれど文章が綺麗で耳さわりが良いのか、
貞淑なんだけど聞き苦しい」
っていうことです。
「誠実な美女」がベストなんだけど、なかなかそうもいかないから
パーティなどでは「不実な美女」がいいし、
商談や外交では「貞淑な醜女」がいい、ということ。
尊敬する米原さんの初エッセイ。
素晴らしい!の一言に尽きます。
「米原万里の愛の法則」はこれに比べたら内容薄いですね。
外国語を通訳するとはどういうことなのか、
実体験に基づいて、語ってくれます。
ものすごい説得力があります。
仕事柄、外国語が身近にあるので、ほんまに勉強になります。
8〜10歳くらいまでは、外国語を教え込んだりせず、
母国語で考える力を養わないとどちらの言語でも
深い思考はできなくなる、という指摘は興味深いです。
「う!」っと思ったのが「積極語彙」と「消極語彙」の話。
話を聞いたり、文章読んでる分には「消極語彙」しか使わなくていいけど、
話す時には「積極語彙」でやんなきゃならない。
しかし、「積極語彙」は「消極語彙」より貧しいのは自明の理。
通訳さんって、ほんと大変。
通訳さんが訳す文章を理解できなければ、
通訳されても分からない、もしくは、通訳できない。
めちゃめちゃ勉強しないといけないですね。
自分の知識が足らないがために、発言者の意図をちゃんと
伝えられなかったとしたら!
知識と知性と機転が必要とされます。
そして、時間は待ってくれない!
自分はもうちょっと日本の古典を読んだり、
ことわざを勉強したり、しないといけないなと反省しました。
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ロシア語通訳者の作者が書いた通訳の仕事の苦悩や喜び、人生の折々に出会った人などが書かれてある。爆笑してしまう本である。
どんな職業でも、苦悩と喜びが折り重なってるものなんだなぁ・・・。
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通訳と翻訳の違いがよくわかる。そしておもしろくおかしい。通訳の必要な緊急ニュースなどない方がいいが、同時通訳者の苦労や裏話を知った今、聞いてみたいものだ。(08.4)
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ロシア語同時通訳者のお話。
言語を同時通訳する構造や、その難しさ、翻訳との違いなどをユーモラスに記述されていた。
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久しぶりに知性が高く、同時に感受性も強い人の本を読んだ。
(どちらかに偏っている本が多い)
個人的には最終章の
「コミュニケーションという名の神に仕えて」
というタイトルに、がばっと心つかまれて殺されそうになった。
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第一線のロシア語通訳の人の本。
こういう本を読むと、通訳になりたいなぁって思う。
が、フォローに長けすぎた通訳を使うと、
国際問題は、大臣官僚ではなく、通訳によって動かされているのではないかと…。
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通訳の苦労と喜びが、軽快な文章で描かれてます。「うわわ大変そう;」と思いつつも、笑ったり考えさせられたりする一冊。
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ロシア語通訳のプロである、米原万里さんよる通訳にまつわるお話。
なので、英語ではなく、ロシア語ベースで話が進められていきます。
タイトルだけを見た時「どこが通訳の本?」と思うだろうし、僕も思った。が、読んでいてこれが非常に上手いメタファーであることに気付かされる。
翻訳・通訳関連の本を読んでいていつも思うのは、
結局その性質上、「言語習得」だったり「日本の英語教育」関連の問題に語るに落ちるのは否めないということ。
そして、本著も例外ではない。
ロシアの帰国子女である米原さん自身が体験した、ロシアと日本の言語教育の違いが興味深かったな。
あ、あと、大学の先輩である秋山豊寛さんと松岡祐子さんも登場していましたね。