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元ロシア語通訳者である(現在は文筆業に専念)米原万理さんが、彼女の頭の良さを駆使して、通訳者がどのように通訳という営みを行っているかを丁寧に記述したのが本書。読めば読むほど、通訳者とはスゴイ人たちだ、ということがひしひしと感じられて、恐ろしいくらいです。[2004.10.4]
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米原万里さんの本はとっても面白い。
これは通訳に関する本。
言語を勉強しようとする人には是非是非読んでもらいたいと思う。
そして言語を学んでいる私には、「ですよねー」とか、「なるほどー」という話が満載です。
通訳の現状?つうか、面白い体験がいっぱい。
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ロシア語同時通訳者である著者が、通訳にまつわるおもしろ話をつめこんだ一冊。笑いどころ満載で、学ぶところも多い。中でも「おまえの母ちゃん出べそ」のくだりは大爆笑した。
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タイトルがとても興味深いですね!私もその手の本だと思って読み始めたら全然違いました。著者はロシア語と日本語の通訳をしていらっしゃる方です。ときどき、テレビにもコメンテーターとして出演している人ですが、頭の回転が早く、理知的な人だという印象そのままの文章で、通訳ということについて、その難しさ、基本的スタンス、翻訳との違いなどをエピソードを交えて書いています。
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ロシア語通訳者のエッセイ。著者が体験したり見聞きしたりした、通訳業にまつわるおもしろエピソードと同時に、言語とは何か、ということに対して深い考察がある。ホントに面白くてするする読めます。【2005.10.16読了】
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テレビにもよく登場する、ロシア語の同時通訳者のエッセイ。慣用句や駄洒落にめげず、フル回転で訳していく通訳者たちには脱帽。
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処女エッセイだそうです。通訳について結構真面目に書いているんだけど、裏からにじみ出てくる機転の良さが文章にいいテンポを与えてる。頭がいいんだなと思う。解説にある、エリツィンにキスさせてくれと言われたエピソードとか、この人はかなりすごい通訳みたいだけど、ひたすら謙虚面白い話をしようという感じでとてもいい。惜しい書き手を亡くしたものですね。
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ロシア語通訳者である筆者が通訳の仕事を通じて、言語、異言語間コミュニケーションについて考察しているエッセイ。角膜から鱗が大量に落ちる面白さ。
「完璧な通訳者なんて処女の売春婦ぐらい二律背反の愚の骨頂」完璧に出来ないから、という理由で簡単に諦めるな。できる範囲でやれというメッセージに胸が熱くなった。
言語を学ぶことはその背景にある文化を学ぶことである。今日本で過熱している幼児英語教育にも警鐘をならしている。
とにかく面白いので他の著書も読みたい。
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私はこの本を読んで米原万理さんにハマり、彼女の本を全作読み通しました(えへん)。通訳・翻訳に限らず、異国の人たちと接する機会のある人々みんなにオススメしたい本。読んで損はないですよ!
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普段は黒子で目立たない通訳の仕事についてのエッセイ。多くの賞を受賞しているらしい。ある偉い作家は題がケシカランと言ったそうだが、善し悪しはともかく米原氏らしい題だと思う。
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「ロシアのように、バルトやコーカサスなどがかつて併合した国々の言語は決して学ぼうとしないくせに、その国の人たちのロシア語が訛っていると言っては馬鹿にする人の多い国。」
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露語通訳者の米原万里さんのユーモアあふれるエッセイ。
電車の中で読むとちょっと危険。
通訳者って大変なのね…。
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最初の方に通訳と翻訳の違いについて詳しく説明してあるが、やはり私は翻訳者ではなく、通訳向きだと思った。人と交わるのが好きだし、すぐに忘れてしまう=証拠隠滅だと思っている節がある。願わくば、もう少し頭の回転が速いと嬉しいのだが、それでも通訳になるより、通訳を使う側になりたい。(2007.4.22)
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通訳者としての経験をつづったエッセイ。通訳業の裏舞台、通訳と翻訳の違いなど、興味深い話題が盛りだくさん。文章も軽快で読ませます。
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通訳の仕事のあれこれ・・・主に、仕事に付随してくる悲哀や苦労。だけど、それが第3者の読者にしたらめっちゃ面白い!
笑い話(通訳者にしたら笑い話に済まないのだけど)満載です。
私は通訳業にも、ロシア語にも全く興味はないけれど、興味のなかった世界をこんなに面白くかいま見れるとは、侮れない一冊です。
これから通訳業を目指す方や、外国語を学ぼうと思ってる方は必見かも。
もちろん、そうじゃない方でも・・・言葉そのものへの興味もかき立てられます。
私は同時通訳って一体どうなってるの!?って思ってたのだけど、その秘密もちょっぴりわかったかな。