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完結編ということで楽しみにしていたけど前2作に比べると物足りない。
終末感があまりかんじられなかった。
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三部作完結編。発売を待ち望んだ本は久しぶり。
あっという間に読み終えた。
惑星マイアが地球に衝突するまであと7日。ヘンリーは妹ニコを探しに、仲間たちのもとを旅立っていた。
終末の狂乱と狂騒を描いた2作目の時に比べると、ぐっと人びとが落ち着いている。落ち着いている街が舞台だったからかもしれないが、あと7日で地球消滅となったら、実際はこんなものなのかもしれないとも思ったり。
諦め、達観、祈りといった静けさの中、ヘンリーは妹と再会できるのか。惑星マイアは本当に堕ちてくるのか。その時を誰とどのようにして待つのか。
相棒として物語に色を添えていたフーディーニも皆勤賞で出演。
謎が解けてその時を待つヘンリーの旅の終わりに、万感の思いがこみあげる。
面白かった。単純にそんな感想。
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確実に大量絶滅を引き起こす小惑星衝突まで半年となったところからスタートしたこの3部作。
この作品ではついに衝突まであと1週間。一気読みでした。
人はいつか死んでしまうけど、来週には確実に死ぬとわかったらどのように生きるのでしょうか?
やっぱり「死ぬまでにやりたいことリスト」を作って自由にやるのでしょうか?
元刑事のパレスのように最後まで職務を果たそうとするのでしょうか?(もはや仕事でもないけど)
それとも侍のように今死ねる覚悟で今を生きるのがいいのでしょうか?
ハードボイルドなプロフェッショナリズムを究極に押し進めた死生観を問うてくる名作だと思います。
不覚にもラストで涙がぽろりと・・・
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前2作はこの3作目のためのタメであったか。
これだけ読んでももちろん面白いけど、前2作が効いている。
混沌と平穏。
読みながら、惑星がぶつかる1週間前ならいろいろな気象変化があるんじゃないかなぁと無粋なことを考えたのは秘密だ。
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フーディーニ(犬)よかったね。主人に会えて。
「地上最後の刑事」3部作の最終巻。
前2作を読んだ読者への贈り物。
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素朴な疑問。小惑星衝突の後、地球そのものは残るの?かつて恐竜が絶滅したように、地上生物がある程度滅びるだけ?情報の遮断は救いとなることもあり得る。私なんか世界がこんなパニック状態になったら、真っ先に命落としそうだな。ヘンリーの自らの核を失わない平静さには畏怖を覚えた。
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三部作の最終話。ミステリーやハードボイルドとしては物足りないが、人類滅亡目前という設定での話としては面白かった。最後もしんみりした。
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冒頭はちょっと退屈な感じもしたのですが、中盤から一気読み。訳も良いのか非常に読みやすかったです。
3部作の3作目からいきなり読むというルール違反な読み方をしたので、ちょっと申し訳ない気分。地球の終わりにまつわる話なので、何よりも終末の描写を見てみたかったのです。
終末を目前にした世界のささくれだった感じ、嘆きを通り越して諦めに至った疲れた空気感が描写されていて、確かに週末の世界ってこんな感じなのかもと思わせてくれます。
そして、その中でも刑事であろうと行動する主人公パレス。妹を探すという目的はあれど、どちらかと言うと終末の世界の中であっても刑事であることを保つためにやっているのかも。プロ意識なのか、使命感なのか、ただそうしたいのか。自分が終末に直面したとしたら、自分を保つために何かするのかもしれないと考えさせられました。
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ついに三部作が終わってしまった。こんなふうになるなんて予想してなかった。でも隕石はやって来る。
最後の終わり方のこういう余韻の残り方は嫌いじゃない。なんて言うか三部作通して全体的に不思議な魅力がある作品だった。疾走感があるわけではなく、主人公がかっこいいと言うわけでもないのに。
この、ヘンリーのブレない生き方が心に響くのか。静かに週末を迎える人たちの中の、真相を知っている人の描き方も心に残った。
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世界は終わる。だが、謎を残してパレス刑事の世界は終わらせられない。最後の瞬間まで、愚直に真実を追うパレス刑事に涙。
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もうミステリでもSFでもなくて、心の旅というか。
あまり説明なくいきなり重要なことが起こったり、まとまりに欠ける。
注意深くよまないと、あれ、この人ダレ?とか、あれ、そーなったんだっけ?とか置いてきぼりにされがち。
そっか、こう終わるのか。
しみじみ。
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喧嘩別れしちゃった妹に会おうと追いかける兄ちゃん刑事。妹に会えんのか?隕石阻止できちゃったりするのか?なにを書いてもネタバレになっちゃいそう。ラスト一行。兄ちゃんの心根の優しさに涙腺崩壊。読めて良かった。読んで良かった。
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たった一人の家族、妹を探してどこまでも。小惑星との衝突までの7日間。いいラストシーンでした。
一緒に行動するようになった泥棒は信じられるのか、嘘ついているのは誰なのか、本当に小惑星は来るのか。
じわりじわり妹に真相に近づいていく、ゆっくりだがタイムリミットは刻々と迫る。
このバランスが良い。
先の読めない展開で最後まで一気読み。
この著者のほかの作品を読みたくなる。
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主人公・パレスの旅が終わった。お疲れ様でした✨ 主人公・パレス、いろんな意味で『強い』な。タフ‼️
今作で最終作。10月3日に読み終えたことに奇跡を感じる☺️
ホラー小説かと間違えるくらいに不気味に怖かった。でも、最後は悲しくもロマンチックだった。
三部作。良く読みました
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シリーズ三部作完結巻。小惑星の地球衝突まで残り一週間、主人公・パレスは唯一の肉親である妹の捜索に乗り出す―。SF要素を舞台設定のみに留め、大風呂敷を広げず、とことんハードボイルドミステリーに徹するバランス感覚がやはり絶妙。極限状態においても「地上最後の刑事」を貫こうとするパレスの愚直なキャラクターが三作品通してブレないのも良い。救いのない物語だが、終章の静謐なラストシーンは深い余韻を残し、コルテスの『あんたは何を見ても妹を思い出す』という台詞を改めて回収する技巧性も魅せる。最後に相応しい実に見事な幕引き。