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主人公が「気合い」なバブル部長。フレッシュ感はありませんが、ベテランならではのサービス業への姿勢があります。閉店危機にあるデパート再生のため事業部長の伝治がデパート再生といつのまにやら地域のお祭り復活に向け動きます。地域のお祭りをつづけるのには人のちからが必要です。そしてなにより地元が活性化してこそです。新しい時代に、人々のニーズに応じてデパートとしての顔を保ちつつ、お客様に寄り添うというあり方は素敵だと思います。なにより作品で描かれる料理がおいしそうです。おいしい料理をきっかけに若い社員との交流も深め、互いに相互理解が深まっていく。あきらめていた若手も、それぞれアイデアを出して奮闘していきますが、できることからはじめようというおしつけがましくないのがよかったです。さて、デパートは閉店を免れるのか。。。。読みやすく、食べ物のシーンが印象的な作品でした。
「幸腹」な百貨店。ですね。
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主人公は、バブル期に就職した50代のバツイチ男性。デパート勤務で、仕事は出来るけど、頭が固い。特に、今時の若者のことは理解できない。家族を養うために頑張って働いていたら、ワンオペになった妻に愛想を尽かされた。売上が落ちて閉鎖の危機にあるデパートの立て直しが目下の業務。
若い主人公が頭の固い上司に悩まされる物語はよくあるけど、逆は珍しいと思いました。そのせいか、序盤はあまり面白くなく、なかなか読み進められず…
中盤から職場の若手職員や地域の町おこしに励む若者との交流が始まり、ストーリーに動きが出て、主人公の考え方も少しずつ柔軟になってきて、後半は楽しく読めました。
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「フロア朝礼」
少ない滞在時間で。
自分の仕事すら満足に出来ていない状態で、お客様を相手に満足のいく接客は難しいのでは。
「駅のポスター」
悪いお手本になる。
枚数が多いから印象深いだけのように感じるが、アドバイスした本人があれじゃ仕方ないな。
「小料理屋での集い」
熱くなってしまい。
社内ではないからこそ出せる素の状態を見て、印象が変わっただけでも大きな一歩だろうな。
「社員食堂にて」
心境の変化の理由。
今までとは違う視点で見るようになったからこそ、家庭の事にも目が向いたのではないか。
「百貨店のある町」
祭り当日は大忙し。
結果はまだまだ分からないが、今できる限りの足掻きをするには十分な取り組みだったろう。
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50代の百貨店の事業部長が主人公。自分が店長を務めた堀内百貨店が閉店危機に。なんとかデパートを再生しようと、美味しい小料理屋で若い店員たちと一席設けることに…。
50代のバブル世代と20代30代の世代間ギャップ。「ふるみなとまつり」という地域のお祭りを通じて少しずつお互いに歩み寄っていく、というか理解が進んでいく様子がよかった。読み始めたら一気に読めて面白かった。
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読みやすいけど、ちょこちょこっとしか
読み進められなくて、
そのうち登場人物の名前も曖昧になって
眠気がきたので読むのをやめました。