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工場のシステムと経営管理システムを直結して生産現場の見える化を実現し、それにより得られるさまざまな現場の情報を活用しようという先進的な工場マネジメントを提言している。日本のものづくり現場の将来像のひとつと思う。
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工場の基幹システムと制御系システムの情報をつなぐことで、リアルタイムに経営に必要な情報を吸い上げる、というのが基本コンセプト。
要締はPLCなどの制御系について、標準I/Fをすること。KPIと関連付けて、吸い上げた情報を経営に活かすこと等。
Whyスマートファクトリー、というところが主眼であり一番知りたい方法部分の記述が希薄。 工場勤務している立場からは全般に一般論が多く、この本からだけでは得る所が少ないと思う。
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工場が今後どのように変化していくのかを標準化というキーワードを通じて紹介している本でした。
FA機器はこれまで個別に動作してきたが、インターフェイスの標準化が進みつつあり、MES(Manufacturing Execution System)、PLCなどが連携し、これまで眠っていた活動データを集約できるようになる。これができると生産計画、実績がより高度化し全社最適に貢献できるという内容でした。もちろん、これを達成するには、技術面もさることながら、組織構造や分析スキルの障害なども考慮が必要でしょうが考え方は面白いと思います。
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「インダストリー4.0」のブームに乗っかった、2010年に出版された少し古めの本。
ちょうど、IoT/M2Mネタが身近になってきたこともあり現実味が増しているため、面白く読み進めることができた。
内容は思った程は陳腐化しておらず、興味深い内容だったと思う(いくらかは新しいテクノロジーで代替されていた)
まだまだ使える整理付けがあったので、積極的に利用していこう。
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IoTの言葉が出始めたころの本。工数削減しても浮いた時間で何してる?アイドルタイムが増えてるだけじゃない?って指摘がなるほどーでした。浮いた時間で他のことして効率化ってところに持ってくには 全体感からマネジしないといけないのね。
そして経営管理の情報系システムと制御システムをつなげて リアルタイムに見える化しようという話なんだけど 両方つなぐってのがきっと重いわ個別対応で事例出しにくいわでホワホワ感が…。2010年も今も。
日本は具体例を出せない文化だから こういう新しいコンセプトで イメージがわかなくて勉強が遅れ 欧州に比べて遅れを取るなという気がする。
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著者から読者(主にものづくり企業の幹部)に対しての2つの問いかけが印象に残った。
質問①「CO2削減の一環として、電力使用量を30%下げなければなりません。では、工場長として、まず、どこから取り組みますか?また、その根拠はありますか?」
質問②「ひとつの製品について、最初の部品が納入されてから出荷されるまでのリードタイムをご存知ですか?」
上記の内②は仮に即答できなかったとしても調べればわかるが、①は各社の個別事情があって一律の明確な答えというのがなく、またその答えを持っていたとしてもそれが本当に正しいのかは非常に判断が難しい。
本書によると、スマート・ファクトリーとは、
・工場内のさまざまな機器のネットワーク化
・さまざまな視点による管理ポイントの設置と関連性を持った形でのデータの取得
などを実現することにより、
・工場の多岐にわたる活動情報の見える化
・情報間の因果関係の明確化
ができるようになる。ここまでしてはじめて上記の①への施策の検討ができる。要は、どの部分にどのような在り方で無駄があるのかを詳細に見える化しないと有効な打つ手を考えられず、またその施策でどれだけの効果が見込めるかを推測することもできない。暗中模索で無駄なトライ&エラーを繰り返すのではなく、どんな魚がどこにどれだけいるか明瞭に分かっていてそこにピンポイントで針を落とすような最小の労力で最大の速度で成果を得るためのシステムの話。システム全体の構想がメインで具体的な事例は少なめ。
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私が勤める事業所の工場でも自分達で知恵を出してスマートファクトリーを構築すべく準備をすすめている。
工場のスループットの最大化がゴールなのだが、どこから手をつけたら良いのかわからないのは、すべてはタイムリーな”見える化”ができていないことが原因かと。
本書は、こんな課題を持つ中小規模のオーナー、製造部長、工場長らにおすすめ。