投稿元:
レビューを見る
…「この父無し子のZ野郎、無くもがなのローマ字野郎め!公爵、もしお許しが頂けますなら、この篩の目を通らないがらくた悪党、粉々に踏み潰して漆喰にして、便所の壁でも塗りたいところでございます。胡麻塩の髯に免じてと言ったな、頭を下げるより能無しの鶺鴒野郎め?」…
どひゃーケント様w
投稿元:
レビューを見る
画像なしになってますが、新潮社の「リア王」の表紙絵は面白いです。上下対称に描かれたリアと道化。この道化は、道化の化粧をしたリアですよね? 水鏡に映るリアが道化の化粧をしている……。道化の謎とあわせて考えると面白い。
投稿元:
レビューを見る
王の彷徨う、荒野の、その幻想的な光景と冷たさが、いつまでも胸の中に、寂寞として吹き荒れて止まない。 シェイクスピアを、日本語で、本、活字として読むのであれば、訳者は、福田恒存に限る、と感じます。彼の書く作品解題も、読み応えがある時、多し。
投稿元:
レビューを見る
老王リアは退位にあたり、三人の娘に領土を分配する決意を固め、三人のうちでもっとも孝心のあついものに最大の恩恵を与えることにした。二人の姉は巧みな甘言で父王を喜ばせるが、末娘コーディーリアの真実率直な言葉にリアは激怒し、コーディーリアを勘当の身として二人の姉にすべての権力、財産を譲ってしまう。老王リアの悲劇はこのとき始まった。四大悲劇のうちの一つ(amazonより抜粋)
投稿元:
レビューを見る
純真な末娘より、二人の姉娘の甘言を信じ、すべての権力と財産を引渡したリア王は、やがて裏切られ嵐の荒野へと放逐される……。
投稿元:
レビューを見る
シェイクスピア中最高に好きな劇。
あるバーのマスターがこれを舞台で見たとのこと。見たいんだけどやってない…
荒れ狂う野原の中を半狂乱の体で駆け巡るリア。想像するだけでたまんねぇ。
投稿元:
レビューを見る
福田氏翻訳の台詞の数々が秀逸です。読みながら思わず口ずさみそうになります。
親子間の疑心と策謀、ストーリーに光がさしこむ場面もあるものの基本的に状況が良くなるということはありません。そして失ったその時になってリア王やエドガーは自身の身の丈を知るに至る。最後には策謀の首謀者も己の欲と疑念によって身を滅ぼし、最後にはほとんどの登場人物が死んでしまいます。
悲劇のステレオタイプとも言えますが、それ故に主題の明確さやそれぞれの台詞の情感が際立っていると思います。
投稿元:
レビューを見る
シェイクスピアの中では私は此が一番好きです。
物語のテンポが良く、結末までしっかり書かれていて、是非舞台を見てみたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
四大悲劇第三弾!!!
なんかいまいち集中して読めなかった。
おかげでいまいち話とかよくわからなかったので、いつか新訳で読み直そー。
でもシェイクスピアの言葉はなんかやっぱすごいなって思います。日常で使う機会は絶対無いけど、深いなと。
なんかあんまりレビューを書く気も起きないので適当に(笑)
まぁでもシェイクスピアのリズムとかにも慣れてきたかな。ただやっぱり台本スタイルは読みにくい。人物とかわからなくなっちゃったりするし。
うん、読み直すのめんどいな。
投稿元:
レビューを見る
感情の高ぶりや落ち込みが文章で見事に表現されているところが素敵。女の人の腹の内は怖いということがわかった。登場人物の把握に少々手間取ったが、それは自分の集中力の欠如に起因する。ページ数が少ないので全体的に読みやすい。あとは、オセロー読んで四大悲劇は終わりかな。
投稿元:
レビューを見る
その若さゆえに、真実を。
初シェイクスピア。読みやっす。翻訳がとても気に入った。
この人のシリーズで読破してゆこう。
話は知っていたしアレだけど、予想以上の狂気の「沙汰」。
華麗きわまる口語たちに溜息。
リア王から成る悲劇性もアレなんだけど、庶子であって、そこから嫡子も父をも踏み倒して
伯爵の地位を得ようとする野心のエドマンドにちょっぴり感傷をおぼえた。
女性にモテモテっていうのも・・・(納得)。
キチガイトムを演じ続けた後の、エドマンドとの対決におけるエドガーの格好良さ、
というかそのギャップには萌える。
上のゴタゴタはともかくとして、水面下で繰り広げられる若者達のソレゾレに想いを馳せる。
投稿元:
レビューを見る
認知症の権力持ちのじいさんとじいさんの扱いに長けた姉二人の攻防が見もの。
正直はうるわしいことかもしれないが、バカが加わると追放までされる。
物語は物語としてたのしいけれど、読み終えると世の中の道理を一層痛感する。
投稿元:
レビューを見る
悲劇4部作で一番最初に読んだためか、
はたまた割とわかりやすい話だったためか一番好きだった。
(小学生だけど絵本じゃないよ。ちゃんと戯曲で読んだよ。)
コーディリアかわいそ〜とか思ってたけど今思うとこのこも要領悪いな…とw
投稿元:
レビューを見る
シェイクスピア作品を読むのはこれで3つ目。
これまでのものと同様、話が入り組み悲しい結末へと
突き進んでいく感じです。
ただ、ロミオやハムレットよりは
読みにくいし、時間もかかりました。
私的には、物語をイメージし辛かったです。
今回のテーマは親子?の信頼関係。
親子と付けなくてもいいかもしれません。
が、自分自身、親子関係が良好とは言えないので、
親を騙して捨ててしまう娘の行く末を読んでいて
身につまされるというか、なんというか。
けど、まぁ、親を思っていたコーディーリアも
悲しい結末となってしまうのですけど…。
悲しいというか、救いがないというか、
ロミオやハムレットよりは、読後、後口が悪いです^^;
上二つも救いがないですけど、
なんだろう、すっきりしないものが残りました。。
投稿元:
レビューを見る
悲劇らしくも日本的な戯曲、シェイクスピアリア王。己の超思考により足元を救われたリア王、その家臣団は『うぐ!ぎゃあ!』とすぐには死なず、フォロワーにまわるところが特徴的。リア王の乱心とは別に、独白ではなく環境が悲劇を形作る。計略を圧倒する女の嫉妬。刀傷沙汰、復讐は脇にやられ、リア王自身には目的がない。前半部の見所は名も無き道化、後半は主軸がないなかでまとめあがる日本的な決着。よく出来てる、というよりうまくいった、というほうがしっくりとくる。