投稿元:
レビューを見る
石原慎太郎が一人称で田中角栄を描く。何とも不思議な感じだが、読み進めていくうちに石原慎太郎が描く角栄ワールドに引き込まれていった感があった。これを事実と捉えるかは別として、読み物としては楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
著者が生前政敵であった田中角栄の伝記を「俺」という一人称で書いた.角さんの独善先行がアメリカに嫌われたため葬られたというのが全体の流れだが,角さんを綺麗に描きすぎている.もっとカネのばらまきのからくりなど突っ込んで欲しかった.
投稿元:
レビューを見る
噂に違わず田中角栄の霊言だった。異能の政治家の独白。しかしもっと清濁併せ呑む感じの方が、角さんのパブリックイメージに近い。ロッキードが冤罪なのかはよく知らないが、仮にそうでも、ダーティーヒーロー的なエピソードをもっと読みたかった。流石に書けないのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
他の本とページ体裁が大きく異なる(一行の字数が少ない)のは、電子書籍を意識しているのか、別の意図があるのか。
章立てもなく、本文とあとがきのみ。
一気に読んでしまうしかなかった。
で、結局ロッキード事件の真相はどうだったのだとうか?
投稿元:
レビューを見る
石原さんによる田中角栄論。石原さんが田中角栄になりかわり1人称で語る自伝スタイル。このスタイルおもしろい。
投稿元:
レビューを見る
石原慎太郎が、田中角栄に成り代わり1人称で綴った自叙伝。こういう書き方もあるんだなーと。どこまでが事実でどこからがフィクションかわからないが、田中角栄への興味は沸きました。田中角栄について改めて別の本を読んでみよう。
投稿元:
レビューを見る
石原慎太郎が田中角栄にイタコして独白するという形式をとられて書いた一冊。
同じ時期に政界にいたので、大まかな描写はあってるのだろうけど詳細は?
投稿元:
レビューを見る
老人小説、と言う人もいるみたいだけど、この作品はおもしろい。石原慎太郎が一人称で、宿敵とも言われた田名角栄の生涯を作品にしている。ロッキード事件の裏側など世間に知られていない角栄の生涯が、とても人間臭くていい。
投稿元:
レビューを見る
自伝的に一人称で綴られた田中角栄元総理の話。
時代が時代であればこそ輝いた政治家であったものと思うが、それでもなお、今の時代に生きていたらどのような政治家であったかが気になるところ。
投稿元:
レビューを見る
20160409 駆け足で一生を語られた感じ。粗筋にも思えて、どのタイミングで止めて深堀してもすごい内容になってしまうのだからやむをえないのだと思った。
投稿元:
レビューを見る
小説なのだからフィクションと思って読めばどうということはないのだが、Amazonではノンフィクションに分類されているし、内容もあまりにもリアルというか、実在の人物であったり、そもそも著者自身も登場していたりするので、ややこしい。なるほどそういうことがあったのかと、どうしても思ってしまう。
しかも、田中角栄氏の一人称として書かれているため、なるほど彼はそんなことを考えていたのかとなりがちだが、こればかりはいくら近しい人であったとしても、本人から聞かないかぎり本当のところは分からないだろうし、仮に聞いていたとしても、それが本人の本心とは必ずしも言えないわけで、割り引いて読む必要があるだろう。
結局のところ、政界を引退した著者が、田中角栄という事物の存在を借りて自分の政治への思いや、人生への思いを語っているのだなという結論にいたり、やはり小説として読むのが正解である。ただし、純粋な小説となると、あまりにも表現が直接的すぎて、もう少し深みが欲しいということになるかも。どちらにしても、四十代から上くらいの男性であれば、一読の価値はあるのではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
なぜ今、石原慎太郎が??という疑問は湧きます。昭和という沸騰した時代の日本を政治家として生きた田中角栄の気持ち、心情が語られます。
石原慎太郎自身も政治家として長いキャリアを持っています。
信条として相いれないものはあるが、今になって角栄の気持ちがわかる、それはオレにしか書けない、という感じでしょうか。
そのためか…ずっとモノローグで書かれています。昭和という時代の匂い、勢いを思い出します。
また、男子が仕事に掛ける情熱、腹の決め方、といったものも感じ取れます。
投稿元:
レビューを見る
「田中角栄ってこういう人だったんだ!」というのが、日本史をあまり理解していない私の最初の感想。そして、石原慎太郎の強さが活きている一人称での語り。苦手なジャンルのはずだけどスイスイ読めました。
投稿元:
レビューを見る
さらさらとした感じ
石原慎太郎が田中角栄をこんな風に書いていること自体が
あーもう何十年も経ったんだな・・ってことを実感させてくれる。
投稿元:
レビューを見る
親父が買ったので読んでみたけど、あまりおもしろくなかった。
石原慎太郎のこづかい稼ぎなんじゃないのくらいな感じ。
田中角栄に関してはロッキード事件や日本列島改造論や日中の国交回復程度しか知らなかったけど、この本は石原慎太郎が田中角栄を主語として書いている内容で、田中角栄について語るというよりは田中角栄の物語的な内容だった。
結局ロッキード事件てアメリカに嵌められた的な感じだったんだけど、どうなんだろう。田中角栄の周り普通に死んでる人いるし。この本読む限りではわからない。にしてもこの人のリーダーシップはやっぱりすさまじいものがあるなとは思う。ブラックな面がかなりあると思うけど、こういう政治家も必要と言えば必要。選挙に金使いすぎだけど。この人大学出てないって言っても頭いいし行動力あるから全然関係ないと思う。当時の東大出の官僚や政治家はどう思っていたのだろう。田中真紀子に嫌われてたのは意外だった笑