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空々みたいな人がいない事はわかっているが
自分の周りにもいなくて
自分もそんなんじゃなくて
ほんっと良かったって思う
まぁ、空々のような性格を想像したことは
一度もなっかったけどな(笑)
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長かったのに長さを感じませんでした。
空々くんのお話をもっと見ていたいと思ったのは私だけではないのではないでしょうか。
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<あらすじ>
ある日人類は、地球が発した悲鳴を聞き、その3分の1(23億人)が死んだ。
第1話「ヒーロー誕生!地球の悲鳴が聞こえるか」
無感動無感情な主人公・空々は、親兄弟関係者全員を殺した地球撲滅軍に、人類を滅ぼそうとする地球と戦うヒーローになってくれと頼まれる。
第2話「戦え!ぼくらの英雄グロテスク」
親兄弟を殺されても何も感じない空々は地球撲滅軍に入り、地球が人間社会に送り込んだ怪物『地球陣』を倒すため、軍から支給された、身体が透明になり地球陣が見えるスーツ『グロテスク』を装着する。
第3話「届け必殺!グロテスキック」
地球陣は人間に擬態しているのでグロテスクでしかその姿を見ることが出来ないし、普通の人が地球陣の姿を見ると、あまりの神々さに感動して目がつぶれてしまうので、感動しない空々しか地球陣を見ることが出来ない。そしてグロテスクを装着し透明になった空々は地球陣の後頭部を踏みつけ殺すことに成功する。
第4話「頼れる仲間だ!狼の血を引く少女」
空々の両親兄弟を殺した後、空々の世話役となり共に生活している女剣士・剣藤がペット・在存を連れてきた。剣藤は犬だというが、空々には9歳の少女だった。在存は軍が地球陣の擬態を研究して作られた『犬に見える人間』だったのだ。
第5話「炎の戦士!熱き血潮の燃える魂!」
自由を願う在存のため、空々は在存と共に家を出るが、空々の関係者全員を殺した炎を操る『放火魔』に発見され、在存は殺されてしまうが、空々は『放火魔』を返り討ちにして再起不能にする。
第6話「幼稚園が危ない!二人の女剣士」
名実ともにヒーローになった空々は小学校時代の女先輩・花屋と再会する。彼女は軍メンバーで副室長だった。そして空々と剣藤と花屋の3人は幼稚園児に擬態した地球陣を虐殺する。
第7話「さらば友よ!空を翔けるヒーロー(前編)」
唯一の親友が空々の花屋は、空々と一緒に暮らして仲良くなった剣藤に嫉妬して、副室長権限で剣藤を殺す。
第8話「さらば友よ!空を翔けるヒーロー(後編)」
空々と花屋がタイマンで戦う!?
果たして勝者は?空々が選んだ道とは?
<感想>
サクサク読めてとっても面白かった。地球撲滅軍に所属するメンバーが、戯言シリーズみたいな感じのニックネームだった。
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西尾維新節、炸裂。
いーちゃんと空くんは似てる。そっくりだ。
とラストまで思ってたけど全然違った。
悲惨すぎる。
そんな終わりアリなのか。
映像化とか無理無理ぽいけど、劇場版で観たいな。
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西尾維新「悲鳴伝」を読了。今月25冊目。
西尾維新の中では最長作品。2段組で500ページ超。原稿用紙でいうと1000枚だとか。とはいっても1日かからずに読み切ったので、難解な作品という事もなく、割とシンプルな話だったと思う。
作者が語っているように冒険譚であり、英雄譚だったと思う。ちょっとひねくれているけど。ただ、ひねって、ひねって、構造的には元に戻るというか、主人公の中では、何もねじれてないけどど、周りがねじれているというか。
話が終わっていないと感じる人もいるかもしれないけど、主人公の中では1つの完結を見ているので、これはこれで良いんだと思う。でもいくらでも続編は書けそうな気もするけど。
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純粋に面白かった。単純にもっと読んでいたい、有体に言うとこれからの主人公の動向が気になるといった感じでしょうか。
英雄譚と銘打たれていて、人類を守るために地球と戦うなんて煽られていたけれど、そんな大層な話ではなくて、帯に書かれている「少年よ、逃げろ。」というのが、この1冊を端的に表現できているなと、そう感じた。
個人的に著者の作品はキャラクターありきだと考えているのだけど(こういう話が書きたいではなく、こういう人物を書きたいみたいな)、今回登場するキャラクター達は、特異でありながら異常だと切り捨てられるってわけでもなく、妙にリアリティーがあって、共感するのは難しいかもしれないけれども、その気持ちも分からなくはないといった感じで、等身大の少年が、結局何を思っていたのか、どう変わっていったのか、読者任せみたいな感じになってはいるけど、一人の少年のお話は、人類とか地球とかとは関係のないところで、幕を閉じたのであった。
今回死んだキャラクターは、一人を除いてみんな死んで悲しいかな。みんな良いキャラだった。
英雄というのは人類の英雄ってわけではなかったんだね、おそらく。そこが良かったと思うのであった。
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西尾維新の原点回帰と言っても過言ではない
戯言初期を思い起こすようなエグい設定に、個人的には物語シリーズより楽しめた
特に、章始まりの0の部分が復活してたのは嬉しい
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装丁が好き。続きが読みたいなぁと思ったけど、どんな続きになるのか、どんな続きが読みたいのかまったく想像つかなかったので、ちょうどいい長さで、きれいに完結したってことなんだろうな。
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戯言中期、りすか、の劣化版。そんな感じ。
目次の特撮ヒーローノリが「嘘はついていないけど大嘘」
なのだけが笑える。
とにかく人が死ぬ。とりあえず死ぬ。
人類が3分の1死ぬw
敵も死ぬ。ペットも死ぬ。味方も死ぬ。親友も死ぬ。ヒロインも死ぬ。
「死ぬ」って文字列がゲシュタルト崩壊したwww
ヒーローもヒロインもそれほど魅力的ではないので★三つ。
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最近軽いのばかりだったので待望の長編。
突如日常から切り離され、地球と戦うことになったって、そんなことは彼のセカイには何の影響もない。人類の存亡だって、彼女との関係を表現する一つの出来事でしかない。大事なのは愛だ。たとえ理解できないとしても。
異常者が異常者のまま幸せになる物語が西尾維新のテーマだとするのなら、彼はそれを確かに全うしたはずだ、愛せなくても愛されてはいたんだから。
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"分からなささ"、そして"共感のなさ"故に、空々はヒーローなのだという潔さが面白い。
面白いのに、それを地の文で説明し過ぎる。
それぞれのキャラがネガティブに自己認識できていなかったり、他人に依存し過ぎていたり、と際だっているのに、際だったことを説明し過ぎる。
だから読んでいて、心躍らない。
戯言シリーズより説明が酷い。
思い切って、連作短編の方が切り取り方に変化が出来て面白かったのでは? と思う。
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地球撲滅軍を名乗る組織に家族や身近な人々を皆殺しにされた少年が、その軍に参加しヒーローとして人類のために地球と戦う話。
良くも悪くも西尾維新だね。
いつものネーミングセンスや西尾節、敵も味方も一般人もばっさばっさ死んでいく展開は健在です。
主人公の空も、いーちゃんや串中弔士を思い出させるような少年。
こういうキャラ好きなんだろうな…w
西尾維新らしい作品であるからには色々と変なキャラが登場するんだけど、
その中の一人が「狼ちゃん」。
見た目は小柄な女の子なんだけど、空以外の人間は犬として扱っている。
はたして彼女は人間なのか?犬なのか?
空が覚えた疑問は当然読者も覚える疑問で、
正体が判明するまでの一連のシーンは没頭して読んでしまいます。
こうした展開や読ませ方は流石だね。
「ヒーローが人類を救うために戦う作品」であるはずなんだけど、そこは西尾維新、ひねくれた主人公によるひねくれた作品となってます。
アンチ王道な作品が読みたい人は、ぜひ。
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ヒーローもの、だけどやっぱり捻ってる。作風が「りすか」と似てるかな。あれも魔法少女ものを捻ってるし。
前半は「地球と戦う」っていう意外性のある展開。悲鳴伝の意味も明らかになる。しかし後半は一転組織内部との戦いになっていく。ポイントは主人公空々空の内面をどう読むか、かな。それによってラストの感じ方も変わると思う。個人的には彼の心に変化が起こったのだと信じたい。あとは地球との戦いが放り出されてしまったのが残念、いつか続編を出してほしい。
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少年よ,逃げろ.
どこにでもいない十三歳の少年のひどく壮大で,とてつもなく高突無形で,しかし意外とよく聞「かない」物語でした.
久しぶりに時間を忘れて読み耽ってしまいました.
どうしてこんな物語を思いつくのでしょうね.
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破滅的・絶望的な始まりや主人公空々空(そらからくう)の精神性はいかにも西尾維新著って感じで、『少女不十分』よりも西尾維新作品の集大成って感じがする作品。
主人公の精神性は戯言シリーズの戯言遣いみたいな感じですが、この作品の設定ではそれがうまく具体的な能力でアドバンテージになるような設定にされてて面白いと思いました。