紙の本
神話をわかりやすく解説
2017/12/14 10:49
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投稿者:本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は古事記や日本書紀といった日本の神話に書かれている内容を歴史を解説するように図や文で説明。また、古事記、日本書紀の成立後の大化の改新なども解説している。わかりやすい歴史の本のシリーズ。
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今まで興味も全く無かったが、偶然家に本があったので読んでみた。
まさかの没入!!!
奈良ずくしやんけ~!!! 奈良に長年住んでる身としては奈良の歴史を知るのがなによりも胸熱!!
・古事記 → イザナギ~推古天皇の時代のお話
・日本書記 → イザナギ~持統天皇の時代のお話
・出雲大社 → 大国主(オホクニヌシ=オホアナムヂ、スサノヲの6代目の子)
→大国主が治めてた国をアマテラスが横取り。国を渡す取引条件として出雲大社を立ててもらった
・伊勢神宮 →天照大神(アマテラス)を祀る
・樫原神宮 →神武天皇を祀る(詳細下記)
・三輪山 → 神の山(オホモノヌシ)。三輪山全体がご神体とされるため拝殿のみで社殿を持たない
・神武天皇(初代天皇、イハレビコ)は兄弟と共に九州から東征し、奈良に到着。樫原で即位。
その途上、熊野で苦戦。そこをアマテラスがヤタガラスを遣わしピンチを救った。
→生駒のとある脇道で神武天皇の史跡を見つけて以前感動したが樫原に本拠地があったとは!!
・ヤマトタケル(オウス) →景行天皇はオウスが暴力者のため遠ざけるため大和から九州にある者を征伐に行かせる。帰ってきたら今度は東征へ。大和へ帰ることは無かった。。。しかし子供は天皇にはなれた(仲哀天皇)
・神功(じんぐう)皇后(オキナガタラシヒメ) → 政務天皇の后。政務天皇死後、神のお告げに従って新羅遠征へ。見事新羅、高麗、百済全てを制圧!
→最近見つけた平城京へのチャリ裏道(ルートラボありがとう!)がなんと平城天皇と神宮皇后の陵の中!!!
運命を感じる!!
(神功皇后が邪馬台国の卑弥呼という噂もあるらしい)
・仁徳天皇(オホサザキ)→聖帝と言われる。仁徳天皇が高い山から国を見渡すとどの家にも煙が上っていない。工事のろうどうによって本業の農業を行えず、人々が炊事もできないほど貧しいと理解。3年間年貢と工事労働を取りやめると3年後どの家からも朝食を作る煙が立ち上るようになったとか。
その他、大阪湾沿岸の大規模治水工事なども。
→それが、世界一大きな古墳に繋がったのかなぁ。今年世界遺産に認定!おめでとう!!(私の出身大学の側にあるので思い入れ有)
・雄略天皇(オホハツセ) → 兄2人を殺すなど即位前は殺戮に明け暮れ。即位後は正常。二面性。
・乙巳(いっし)の変 → あれ、これを大化の改新と思ってた。中臣鎌足と中大兄皇子(天智天皇)で蘇我蝦夷、入鹿を倒す。
舞台は先日も行った飛鳥寺。身近ですねぇ。
・天智天皇は弟、大海人皇子(天武天皇)を皇太子に指名しておきながら、子の大友皇子(弘文天皇)を太政大臣に据える。大友皇子が事実上の皇太子の扱いのため身の危険を感じて大海人皇子は吉野へ脱出。上手い!
天智天皇死去後、大友皇子(弘文天皇)が不穏な動きを見せたため大海人皇子(天武天皇)は吉野から立ち、全面戦争へ(壬申の乱)。古代最大の乱と言われる壬申の乱は大海人皇子の圧勝に終わり、天武天皇誕生。
天武死後は、天武の后の持統天皇の時代へ。
持統天皇は天武天皇が行えなかった改革を推進し、政治目標を次々と達成。
→持統天皇の物語である「天上の虹」(マンガ)を今度こそ読もう!
いろんな本も紹介されており、読みたい本増えてしまった。。。
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図解とのことなのですが
雑然と色々な情報が入っていて流れがつかみにくい
それと古事記と日本書紀の記載の違いについて色々コメントがあるのですが、そもそも古事記と日本書紀が同じような内容を書いているという事実自体の記載がなく入門者には分からず混乱させてしまうのでは(知っている人に聞いて初めて知った)