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8月11日読了。「いぬかみっ!」の有沢氏の作品。常人には存在を認識することのできない「黄昏の子供たち」というアイデアはなかなか面白い。自分がこの世から消えてしまうくらいなら、いっそこの世に生まれない方がよかった・・・という主人公たちの恐怖・寂しさみたいなものは読み終わってしばらく考えるとじわじわ伝わってきたが、正直読んでいる最中にはそれほど身に迫って感じられなかったか。読者の想像力にゆだねる・訴える、これはこれで一つの手法なのかもしれない。続編もあるのかな?
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誰にも見えない、誰も見ることが出来ない、そんな少女と唯一その少女の姿を見ることが出来た少年。
そんな二人のとても優しくて切なくて温かい、そんなお話。
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雰囲気がものすごく好きでした。
静寂の中での切なさ、優しさが感じられる素敵な作品ですね。
二人には幸せになってほしい・・・。
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借本。
著者の本はこれが初めて。
雰囲気がいいし、イラストもイイ。
続編出るのかな?出たら読みたいけど…ん〜(悩)
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文:有沢 まみず
イラスト:笛
レンズを介してか見ることができず,スピーカーを通してしか会話もできず,触れることは叶わない種として生まれた少女「イエスタデー」
その少女を唯一知覚し触れ合うことができる少年「安住春道」
二人は出逢い,それぞれの孤独を知ることで生まれる絆の物語.
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<内容>
雪の降りそうな冬の日、雑踏の中で一人の女の子とすれ違った。
そして、数日後、その少女が電子機器を通じてしか誰からも知覚できず、知覚することができないという”黄昏の子供たち”であることを知る……
<感想>
第一印象はインフィニティに似てるな。
文頭?の世界に何かを託されたら〜のところとかRococoWorksのボルシチ思い出しちゃいますね〜笛氏だしww
いや、シナリオと関係ないけど。
で、まぁ感動するか〜とかになるとぶっちゃけ微妙。
一巻完結じゃなくて続いてやっとのイメージですね。二巻が出るのか?って感じですが、4巻構成ぐらいで最後は感動しそうな雰囲気ではありますが、そこまでずっと続けられるのか?ってとこです。
真琴シナリオかおいみたいな?ww
まぁ、これ読むならインフィニティ読んだ方がいいですね。はい。
あれは名作。。
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必ずしもハッピーエンドになるものとは限らないけど、それでも期待したくなる。1冊でまとめたのもよかったけど、もっと続きを見たかった気もする。
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いわゆる「セカイ系」のSFボーイミーツガールもの。冬を舞台に、美しい情景描写と併せて静かに進んでいく感じが好き。タイトルと表紙絵が内容をよく表していると思いますので、表紙が気になったら買いです。
主人公の持つトラウマの表現が上手かった。同じ過去体験について前半で1回、中盤で1回、計2回表現されるのですが、1回目は無感情にさらっと流す感じで、2回目は真に迫る感じで。2回目はかなり怖かった。
ラブストーリーとしては1冊で綺麗にまとまっているものの、SF面では消化不良。気になるSF設定ですし、あとがきでは続編書くこということが表明されてますので、いずれ続編が出て欲しいです。
ブログ書きました: 「人類は衰退しました」の序章としての「銀色ふわり」
http://www.celestial-spells.com/logs/2012/10/fuwari.php
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あとがきより、続編を出す気があるらしいことに驚き。綺麗に一冊でまとまったお話だと思うのだけれど。
テーマはボーイミーツガール。所謂セカイ系。少年しか見えない少女と、たった一人だけ少女を見ることができる少年の物語。物語の構造はシンプルであり、ただ少年と少女が出会って仲良くなるだけ。消えゆく少女という秘密も明かされるが、起承転結を考えると突飛なことはしていない。それでも、読ませる。
著者の他作品を読みたくなった。「インフィニティ・ゼロ」の人だよと言われれば納得。
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雪降る街のボーイミーツガール.
雑踏の中で,銀髪の綺麗な少女と目が合った.
なぜか彼女は僕のことを驚いた顔で見つめていて….
僕と,僕以外の誰にも生身では認識できない少女との切ないお話.
脳とか認識とか,そういう話はスルーしつつ読む読む.
面白かったよ.
久々に有沢まみずさんの本読んだけども
こういう,登場人物の少ない話がイイね.なんとなく.
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この本を読んで、初めて「セカイ系」というジャンルの分類を知った。細かい設定にこだわりすぎている感じもしたけど、雰囲気は良く個人的には好きな作品でした。しかし、生きているものが認識できない、生きているものから認識されない、という世界はどんな世界なのだろう?とても想像がつかない。。
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こういうディストピアめいた小説はラノベだと特によくあるけれど、話の設定上登場人物がどうしても少なくなる分感情や風景の描写が練りこまれている作品が多くて好き。この本も後半のシーンにはとても心を動かされた。続きが読みたいけど出ていないみたいなのよね……。
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高校生の春道はある冬の日に少女と出会う。その子は機械を通してしか他人とコミュニケーションを取れない“黄昏の子供たち”と呼ばれる子供の一人だった。しかし、春道だけは肉眼で見ることができるし直接少女と触れ合うことが出来たので、その少女の担当官から交流を依頼されることとなる。
どう読んでも「いぬかみっ!」と同じ作者とは思えないほど純真な作風である。でも、あまりに純真すぎて特筆すべきことに全く思い付かなかったりしてちょっと困り気味。
科学についての突っ込みを封印したら語ることがなくなってしまって後悔。本当はいっぱい突っ込みたいんだけどね。そしたら世界観ぶっ壊してしまう気がして……。
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切ないのは
僕に銀花の気持ちが少しわかってしまうからだろう
僕も必死にしがみつく
大好きな人に抱きついて離れないことがある
そして頭を撫でられて安心する
昔の僕なら大泣きしただろう
抱きつく相手のいない不安定な僕なら
そんな相手がいる銀花が羨ましいとすら感じるだろう
泣かないのは暖かさを知ったから
それが当たり前だから
僕は今に感謝しないといけない
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自分以外の生物と認識面で断絶された女の子と、主人公の絆をめぐる、ややSFチックな設定もありの物語。起伏のあるストーリーではなく、しんみりとして落ち着いたものになっている。展開自体は1巻の定番といえば定番な、お互い心を開いていく内容。主人公の過去が壮絶で、家を捨てた母が学校で教員をしているなど、軽く済ませられないところもあったが、本巻ではそこへの言及は限定的。世界観もストーリーも文句なしで、あとがきを見る限り作者も続きを示唆しているだけに、内容としてもこれからというところで続巻が絶えているのが惜しまれる。