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こんなに強いものの考え方をするのに、こんなに素敵なもの・人に囲まれ、そして人生を楽しむ方法、逃げる方法を知っていたあなたなのに、どうしてこんなにも早く、私たちの世界から旅立っていってしまったんだろう。強がっていても、芯の部分で拭えない悲しみや憤りをにじませた文章、彼女の気質が伺える。「諦めるな、は誰かに言う言葉ではない、自分で言い聞かせる言葉なのだ」と言いきる、彼女の姿勢がすきだった。
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何度も言うけど、鷺沢萌さん、好きです。
エッセイ集なんですが、最後に収録されている酒井順子さんとの対談がおもしろすぎます。
素敵すぎるコンビ。
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ただ、この人がすきだ。
今、ここにいないことが、もうこの人の文章を読めないことが
ただただ残念だ。
私もあなたに贈りたい、ありがとうと。
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3年くらい前に読んだ本だけれど、まだ登録してなかった。
あちこちから集めてきた文章のようで、内容はさまざま。でも旅の話がいちばん多いかな。巻末には負け犬対談も(笑)。文章は軽快で読みやすく、それでいて「ああ、そうなんだ。」と静かに納得したり同感できたりする。
いちばん気持ちに響いたのは「ケロヨン人形」のくだり。ちょうどいろいろなことを「あきらめ」なくてはならず、つらい時期だったので、「あきらめないことが持てはやされるけれど、実はあきらめるほうがよっぽどつらいし難しい」旨を語っているこの章には、新しい気づきをもらった。
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エッセイ集。
図書館で見つけてなんとなく手に取った本。
「ケロヨン人形」がとても印象に残っています。
「あきらめる」ことは「あきらめない」ことよりずっと辛いことなのではないか、と。
エッセイを読むと、何故だか筆者が近しい人のように思えてしまう…
鷺沢さんの小説も読んでみようと思います。
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ほんとうにほんとうに、繊細でやさしい人。
単行本で出たものに未収録エッセイを追加して解題したもの・・・とのことですが、この「ありがとう」のタイトルは、鷺沢さんがつけたものではないような気がする。