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古書店を舞台にした日常の謎もの。
書店・古書店・図書館が舞台になっているだけで思わず手に取ってしまうのはなぜだろう。
本作は短編集。作中人物が書いたという設定のミステリ案内と交互に読ませる。
気軽に楽しむことができた。
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ミステリ専門古書店に設けられた喫茶コーナー。そこに集うミステリマニアの主人公たち。古今東西の名作ミステリを織り交ぜて広げられるミステリ談義が魅力的です。
名作ミステリを紹介するハンドブック色が強いので物語の水準は標準的だと感じていたのですが、こんな謎が隠されていたなんて。
さずがは、乾くるみです。
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恐らくミステリ好き、本好きな方が読んだら100人が
100人、「あー、こんな店行きたい」もしくは「こんな店
やりたい」と思うであろう落ち着きそうな隠れ家的な
古書店が舞台。
こういう店があればブクオフに売ったりする事ないんだけどなーw。
国内作品がメインですが作中に多くのミステリが登場。こうやって
紹介されると不思議と読んでみたくなるのが、自分にとっては
非常にキケン。これ以上積読本を増やしたらエラい事になるw。
でも読みたい。そう思わせるミステリに対する愛情が凄い。
そして実は「イニシエーション・ラブ」も未読。
14の短編からなる作品ですが実は連作になっており、
これ見よがしに張られた伏線が最後にニヤリと、そして
やれやれとハマるラブストーリー。驚きは少ないけど、
14ヶ月もかけてこのやり取りをする純愛っぷりがいいすねw。
そして最後の最後のマスターによるミステリ案内のラスト2行。
良かったねー!!
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ミステリーの案内書にもなっています。
途中で、売り買いしている本にも意味があったりして…と思ったのですが、さっぱり判らず、最後までいってなるほどなあと感心。
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「本とも」という雑誌に連載されていたのをまとめた物
ちょっとした話の後に ミステリの作品紹介があるという形式
普通の小説のつもりで手に取ると 少し感じが違うかも
小説部分のトリックに関しては よく探したな~という感じ
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一話が20ページ強の超短編集。もちろん、最後まで読むと全体としてのつながりも出てくるのだが、取り立てて驚くような結末でもなく、この作者のミステリーにしては、やや期待はずれ。むしろ、作中のミステリー談義や書評の部分こそが、この小説のキモなのかも。
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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。乾くるみがかつてなく優しい筆致で描くピュアハート・ミステリ。
《ブックデータベース より》
《2010年5月20日 読了》
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ミステリーそのものもさることながら、個人的には各章の終わりで紹介されている他の作品に興味を持ちました。これまで読んだものも、読みたいものもたくさん。
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古書店での店長と常連さんとのエピソードと、それに関連したミステリ案内がセットになった短編集。
淡々とした日常の謎も、最後のじんわりくる仕掛けもよいけれど、やっぱり作中に好きな作品が出てくるとテンションが上がる。
とにかく、こんな店が近所にあったら絶対に行きたいし、うらやましい。
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乾くるみさんの久しぶりに新作が出てる!
ってことで思わず買って読みました。
いろんな本の紹介もあるので今後読んでみる本の参考にしようかなと。
1つ1つの謎解きも楽しめましたが、
最後、心温まる自分の好きな感じで締めてくれているので、よかったです。
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ミステリ専門の古書店のオーナーと常連客が日常の謎を解く短編集。
これまでのミステリの情報も得ながら物語を楽しめて嬉しい一冊。
恋愛小説の側面もあり。
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最後の章を読むまでは、なんとなくマンネリな気がしていて、乾くるみさんの作品らしくないなと思っていました。
最後は流石だなという結末。
作中で色んな本が紹介されていて、読んだことがないものばかりだったので、次に読む本の参考にしようかなと思いました。
蒼林堂古書店、僕も通いたい。
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乾くるみの最新刊かな
あんまりトゲのない優しい感じの話かな
ミステリー好きな主人公たちの日常的な非日常を描いた作品
ミステリーと小説の割合がすこしバランスが悪いように自分は感じちゃうけど
いろいろと込められた伏線はさすがかなというところ
気に入ったというかすごく印象に残ったのが
『人生って、たいてい同じことの繰り返しで、行動がパターン化してきますよね・・・中略・・・生活環境の大きな変化にしても、また新たな繰り返しの、だから新たな日常の入り口になってるだけで、非日常へと繋がっているわけではない』
という一説かな。つくづく実感する社会人2年生です・・・
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登場人物たちと同じく、読んでる方もマンネリ気味…と思っていたら、最終話とラスト一文でちょっと持ち直した。
どんでん返しでもグロでもないけど、流石にただでは終わらない。
作中作?のミステリ案内の部分でも読みたい本結構あって、これだけでも価値あるかも。
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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店はミステリ専門店。雅賀の高校時代以来の友人大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶら常連客が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかなひとときを楽しんでいた。
日常の謎に、恋愛を絡めたほのぼのミステリ。各章の最後に主人公によるミステリ書評がついているのも楽しい。