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救命センターでの激務をこなすには情熱と冷静な目の両方が求められる。医師であっても万能感を持つことなく悩みながら難しい判断を重ねる姿に感銘を受けた。
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予習無しで多様な重症患者が運び込まれ、
その場で即判断を下していく迫力を感じた。
自分の判断は正しかったか
ーそれは治療そのものだけではなく、治療をやめる判断も含むー
それを問い続けなくてはならず、
人の生き死にを左右する究極の判断には
常にわかりやすい正解があるわけでもなく、
人によっては考えることをやめてしまう。
自分がその立場になったら、
重い問いを抱えていられず
同じく考えることをやめてしまう可能性大だ。
すっきりした答えは無く、
患者にとって、遺される家族にとって
自分の判断が正しかったかどうかを自問し続ける。
この本から感じた迫力は、
その問いを引き受ける医師の迫力でもある。
我が子の亡骸に声を限りに呼びかけ続ける母親に
その子の死亡宣告を決然と行う場面には涙が出た。
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救急救命センターの医師達は的確な判断力と見極める力も必要だ
どんなに患者のためを思って対応しても患者の家族がどう思うかはわからないので難しい
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命を救うことと、最期を看取ること。この二つが対極的でありながらも隣り合わせであることがよく解る。生き様をも決めかねない往生のしかたを唐突に迫られるというのは、なんともつらいものだ。