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ストレスについて新たな見方を与えてくれる本。
人はストレスから完全に逃れることはできないのであるなら,そうであればストレスを活用する方向で考える方がよほど建設的です。
この本はストレスをどうしたら味方につけることができるのかを記載した画期的な本だと思います。
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ストレスが体に悪いと思い込むことが悪いということ。ストレスを受け入れ強くなる。
体験談おおめ。
C0030
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本書では、研究成果に基づきストレスに対するいくつかの認識を改めることを勧めている。ストレスの定義を「行為」と「反応」分けることから始まり、理解の方法とつきあい方が地の文と「エクササイズ」と呼んでいる部分でわかりやすく説明されている。ここまでのプロセスの実施後、他者と共有することも求められている。
「ストレスは健康に悪い」と思うとリスクが高くなることを示した上で、それを減らしたり、避けたりするのではなく、考え方を改めて受け入れることが最善の対処方法という。具体的には、各自の人生観による信念を踏まえた「マインドセット」(思い込み)を強化することで、レジリエンスが高まり、感情や考え方が変化する、とのこと。覚えておきたい知見を以下に引用した。すぐに効果得られなくとも意識していきたい。ただこれまでに「逆境の恩寵」という言葉でイメージを持っていたことに重複もあった。
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文章が理知的。
ただ一方的に事実を羅列しただけでは得られない説得力がある。
ストレスの捉え方に関して、現代人は一読しておく価値がある。
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要点は、
1.ストレスには良い面もある
2.逆境は人をつくる
という2点だと思います。
この2点について、最新の脳科学・心理学に基づく各種の実証実験によって明らかにしようとするものです。
アプローチは学術的ですが論文ではないので難解な部分もありません。
テーマはさほど目新しいものではないかもしれませんが、よみやすですし納得感もあります。
<目次>
Part1 ストレスを見直す
第1章 すべては思い込み ――「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなる
第2章 ストレス反応を最大の味方にする ――レジリエンスを強化する
第3章 ストレスの欠如は人を不幸にする ――忙しい人ほど満足度が高い
Part2 ストレスを力を変える
第4章 向き合う ――不安な困難に対処するのに役立つ
第5章 つながる ――いたわりがレジリエンスを生む
第6章 成長する ――逆境があなたを強くする
第7章 おわりに ――新しい考え方は、ひっそりと根を下ろす
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とても面白い内容。書籍でよく、『物事はとらえよう』、という言葉を見聞きするが、それをサイエンティフィックに示してくれた内容。
頭ではわかっていることだけれど、いざストレス、逆境に立ち向かうとき、いろいろと言い訳を作ってしまってなかなか実践できないことが多いけれど、それを乗り越える一助になり得る内容かと思います。
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「ストレス=悪」ではないということがいろんな意味でよくわかる本でした。
数年前から「ストレスってたまるとよくない」とは思うけど、「まったくストレスがない状態がいいのか?」と考えるとそれも違うよぅな気がしていました。
「ストレス=害」という思い込みを捨て、「ストレスは役に立つ」と考えてみる。本書にはそれによる効果の体験談がガッツリ載っています。正直、くどいぐらいにw
それによると実際、そう考えている人のほうが人生に対する満足度が高いそうな。なぜなら、そう考える人は
・ストレスを感じた出来事に対して向き合おうとする
・ストレスの原因に対処する方法を考えようとする
・困難な状況において以前を尽くそうとする
から、とありました。
そういえば、ストレスを感じる出来事たとえば仕事で深刻なミスをしたとかそういった時って、お酒ややけ食い、カラオケで気を紛らわせようとしてもダメで、「どうやったらそのミスを防げたのか、今後どうすればミスを防げるのか」を真剣に考えたほうが、ストレスが軽くなったような気がしていました。そうか、こういうことだったのかもしれません。
また、「人に何かを与える・してあげる」ことも癒しになるとの話もありました。ピア・カウンセリングが効果があるのもそのためなのですね。
人のためと言えば、本文では「自分のための目標」と「自分よりも大きな目標」の違いについて書かれてあり、前者は不安や怒り、孤独感にさいなまされやすいのでストレス度が高く、後者は人に貢献しようと考えて動こうとするので人生への満足度が高いとのこと。
ちょうど「キングダム」や「鬼滅の刃」でも同様の話がありました(書ききれないので割愛)。
ストレスは避けるよりも、うまく付き合うほうが人生うまくいくし、楽しいと思えるものかもと思えた一冊でした。ただし、かかるストレスにも限度がありますが。
ただ、登場する体験談が多すぎてちょっとくどく感じたので★-1で。
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・マインドセット(考え方)
・レジリエンス(回復力、しなやかな強さ)
「ストレスは役に立つ」
「ストレスは健康に悪い」という考え方を変える。
マインドセットを変えて、レジリエンスを高める。という事らしい。
ようは、思い込み?
信じる者は救われる?
「スタンフォード教」という事だな。
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健康に害を及ぼすのはストレス自体ではなくストレスについてのそのような考え方である、ストレスの考え方次第で人々の健康や寿命幸福感人生に対する満足度が左右される。
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レジリエンスの最大の源であるふたつ
①「苦しんでいるのは自分だけではない」と実感すること
②周りの人たちを助けること
ストレスは必ずしも、害だけ、悪い物ではなく力を与えてくれるもの、絆を深めてくれるもの、避けなければならないという強迫観念よりもうまく利用して必要なものだと感じて生きるべき
ストレス、緊張を感じたら?
体が行動を起こす準備をしているとる考える。
自分よりも大きな目標、を忘れないようにする。
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本書が良いと思える点は、理論的な説明に終始することなく、生理学的な実証結果に基づく説明を行っていることだ。勿論、その結果が本当はどうかまで確認することはできないが。
ポイントは、ストレスそのものが体に良いか悪いか、というこではなく、ストレスは体に悪い、と思うことが体に悪いということのようだ。本書によると、ストレスから逃げるよりも、向き合ったほうが良い結果が得られたということである。
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Mackey♪です。がけっぷちヨシヒコさんからいただきました。
ストレスを力に変えて、困難を乗り越え強くなるぞーーー!!!
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ストレスと聞くと、悪いものであり、避けなくてはいけないものというイメージがある。
しかしこの本では、ストレスには種類があり、ストレスを力に変える方法、捉え方がある事と書いている。
ただ、そもそも難しい内容なのか、翻訳がわかりずらいのかはわからないが、読んでいてもなかなか内容が入ってこなかった。
「訳者あとがき」にこの本で説明したいエッセンスが下記の通り書かれていた。
「ストレスは健康に悪い」と心配し、ストレスのせいで病気になるのを恐れます。ところが問題はストレスではなかったのです。健康に害を及ぼすのはストレス自体ではなく、ストレスについてのそのような「考え方」であることが、研究によって明らかになりました。
さらにストレスについての考え方次第で人々の健康や寿命幸福感、人生に対する満足度が左右されることがわかったのです。
Part1「ストレスを見直す」では、心理学、神経科学、医学の見地を踏まえ、ストレスが心身にもたらす意外な効用について説明します。ストレスは良い面があることを認識し「ストレスは役に立つ」と考えると、まず体の反応が変わり、力や自信、勇気がわいてきます。
さらにストレスの受け止め方と行動の仕方が変わりレジリエンスが強化されます。
Part2「ストレスを力に変える」では、ストレスに強くなる方法を紹介します。
避けようのないストレスと戦ったり逃げたりせずに、ストレスを受け入れ状況にしっかりと向かい合い周りの人とつながって困難を乗り越え成長するための方法を紹介する。
「スタンフォードの自分を変える教室」同様図解本が出ることを期待したい。
ストレスの対処法
ストレスは害と考える人の行動
・ストレスに向かい合おうとせずストレスの原因について寝るべく考えないようにする。
・ストレスの原因に対処しようとせず、ストレスを紛らわそうとする。
・ストレスを紛らわすために酒などに逃げたり依存したりする。
・ストレスの原因となっている人間関係や役割や目標に対して努力したり意識を向けたりすることをやめる。
ストレスは役に立つと点もあると考える人の行動
・強いストレスを感じる出来事が起こった事実を受け止め、現実として認識する。
・ストレスの原因に対処する方法をしっかりと考える。
・情報やサポートやアドバイスを求める
・ストレスの原因を克服するか、取り除くか変化を起こすための対応を講じる。
・困難な状況をなるべくポジティブに考え、成長する機会として捉えることでその状況において最善を尽くす。
ストレスを感じてもなるべくポジティブな考え方をするための3ステップ
・ストレスを感じたらまずそれを認識する。ストレスを感じていることを受け止め体にどんな反応が現れるかについても注意します。
・ストレス反応が起きたのは自分にとって大切なものが脅かされているせいだと認識してストレスを受け入れます。ストレスを感じるという事は何か積極的にやりたいと思っていることがあるはず、脅かされているのは何ですか?なぜそれはあなたにとって大切なのでしょうか?
・ストレスと感じたときに生じる力をストレスを管理しようとして無駄にしないで利用しましょう。あなたの目標や価値観にあったことにエネルギーを使うにはどうすればよいか考えてみましょう。
考え方を変える3つの段階
・新しい考え方を学ぶ
・新しい考え方を取り入れ実践するためのエクササイズを行う
・自分が学んだ事を他の人たちと分かち合う機会を持つ
ストレス反応の3つの効果
・困難にうまく対処する
・人とのつながりを強める
・学び成長する
苦しみの中に意味を見出す
ストレスを見直すエクササイズ(代償を認識する)
・機会を逃す
・逃げる
・自分の将来に限界を設ける
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ざっくりといえば病は気からってことなんやけど、もっと具体的に自分の体のあり方とか結構ためになった。
しかも年末を控えて、いろいろとプレッシャーのかかる仕事があったりして、すぐに実践できた部分は良かった。
友人から受験を控えとる娘さんにって借りたんやけど、娘にもいいアドバイスができた。
星三つなのは、なかなか読み進めにくかったから。まぁ自分の責任なんやけど...
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ストレスを力に変える。結構普段からできていることが多かった!
参考になったのは、ストレスをレジリエンスに変えることを他人が押し付けては意味がないということ。周りにストレスに苦しむ人がいても、無理矢理ポジティブに変換してあげてしまっては、よりストレスになりかねない。肝に銘じなければ。