投稿元:
レビューを見る
なぜに角田光代を登らせようとしたのだろう?でも、試みは成功だったとおもう。マリオさんの言葉も哲学的で興味深い。
投稿元:
レビューを見る
山友のお勧めで読んでみた^^
角田光代のエッセイは初めて。
登山家が書く文章ではなく小説家が書く
文章で登山の描写を読みたいという気持ちがあった。
ハイキングだと思って行ったら雪山登山だったという
角田さん。
正直その登山の凄さよりもマリオさんに興味を
持ってしまった。きっとみんなもそうでしょう。
私もマリオさんとトレッキングしたい。
「山に登っていると、頭の中が空っぽになる。
禅も同じ。禅を組んでいると、自分自身が空っぽになる。
それで、自分以外の何か大きなものと一体になるという
実感がある。山と禅はよく似てるんです。」
投稿元:
レビューを見る
ただの山登りの本かと思ったら、深い!角田さんもっと山に登ってこういうの書いて貰いたいと思った。もちろんもれなく山に登りたくなります。このnhkの番組を見たくなりました。
投稿元:
レビューを見る
何度も笑いましたっ!登場する方々も圧倒的な自然(山)も角田さんの目を通して見るとすごく魅力的に…。そこに山がない人への山岳ガイドブック?
投稿元:
レビューを見る
なんという天然。しかし文章は流石作家。そのギャップが面白さを倍増させてる。鋭く解説し、笑かしてもくれ、短く飽きさせずな内容。じっくり読むには物足りないので、旅先にでも持っていってくださいな。
投稿元:
レビューを見る
2005年『対岸の彼女』で直木賞をとった著者が、NHK-BSの仕事で3000メートル級の山にはじめて登った。ヨーロッパアルプスの様子は、日本の山とは全く違う。緑の美しい高原の向こうに、雪をかぶった山が屹立し、そこは生死を賭けた登攀がおこなわれる別世界。その死闘を、ホテルプールサイドで望遠鏡越しに眺められるのが、アルプス。そんな山に登山未経験の著者が登った記録がこれだ。
標高の低い場所では楽しいトレッキングだったものが、徐々に圧倒的な自然との戦いになる。多すぎる雪、吹き飛ばされそうになるほどの風、目の前の人さえも見えなくなるホワイトアウトの体験。
家族連れでも楽しめるコルティナにはじまって、ドロミテを代表する巨石群トレ・チーメへ、絶壁をロープひとつで渡るフェラータの経験、切り立ったサッソ・ディ・ストリア……と、どんどん難易度があがってゆく山登り。しかしテレビの撮影ということもあり、プロの登山家でもないので「どこに登った」よりもその光景や出来事を丁寧に綴った内容は、ドロミテの自然賛歌となっている。
投稿元:
レビューを見る
アルプス紀行。BSのロケで登ったらしい。
「なぜ山に登るのか」は、「なぜその宗教を信じるのか」「なぜ書くのか」につながる、という部分がよかった。
投稿元:
レビューを見る
山屋のにーちゃんに勧められて購入。山屋でない著者が「こんなはずじゃなかった」と後悔しながら山歩きをしていく(させられていく)本(笑。
角田さんのエッセイは多分初めてやけど、共感度100%。人生のタイミング的にも丁度いい時に読んだと思う。
著者をガイドするマリオさんに弟子入して色々教わりたいなぁ、と思いつつ、「そんなことは弟子入りして学ぶことやないなぁ」と自分を戒めてみたり。
結局自分は自分。自分の目で見て、足で歩いて、肌で感じるのだ、人生というやつは。
忘れるな、俺。
投稿元:
レビューを見る
主に、お風呂の中で読んでいた本。
(私の中ではお風呂本と呼ぶ)
ウトウトしながら読んでいたので、
何度落としそうになっていたことか・・・。
ゴメンナサイ。
この本を読んで、遠い昔の話だけど
自分がイタリアに行ったことを思い出した。
山なんて登っていないけれども。。
覚えていることと言えば、
イカスミパスタが美味しかったことと、
バスの運転手のラファエロの体毛がすごかったことくらいかもしれない。
いや、もっとあるか。。
なんか、ふらふらとイタリアを旅してみたいな。
イタリアじゃなくてもいいから山に登りたいな。
そんな気持ちになりました。単純ですね。
本の中では、
山登りがただ楽しいだけではないこともちゃんと書かれている。
トレッキングした様子やそこで抱いた感情を
そっくりそのまま本にしたような感じ。
でも、そんな文章を含めても山に登ってみたくなるから不思議だ。
それにしても、この本の中で書かれているイタリア人、いいね。
私がイタリアに行って抱いた印象と一緒な気がする・・。
ますますイタリア(ナポリ希望)に住みたくなってしまったじゃないか。
ただ、ナポリは治安は治安が悪い・・・。
投稿元:
レビューを見る
トレッキングなんてしたことない角田光代さんがテレビの企画でイタリアのドロミテに登る旅行記(?)
私はここ数年山に登るんだけど、すごーく辛くてもしんどくても
最終的にお腹の中に残ってるのは楽しかった気持ちばっかりなんだよね。
だから角田さんの文章を読んで、
「分かるわー、登ってる時ってこういうこと思うよね。」
みたいなのがあって面白かったな。
降りてきて書いてるはずなのに、その時の気持ちを覚えているなんて才能だ。
いや、作家さんだからそういうものなのかもしれませんが。。。
トレッキングなので頂上を目指すことだけど目的にした山歩きじゃないんだけど、十分きつそう。
さすがアルプス。
ガイドさんの言葉がすごく胸に染みます。
あ、アルピニストとはアルプスに登る人のこと。
私もいつかアルピニストになりたいわー・・・。
投稿元:
レビューを見る
「生きるってなんだろう」って疑問は無駄ではあるが、意味とか無意味とか関係なく、追求しなければならない!って巻末の解説で三浦しをんさんが書いていた。
まず、三浦しをんさんのことを「をしん」さんだと勘違いしていたことをお詫びしたい。
アンパンマンだって、何のために生まれて〜何をして生きるのか、わからないまま終わるなんて嫌だって…
あのアンパンの頭の一部を食べることの意味なんて考えずに。
そして、本書を閉じた瞬間…
バローロをもう一度飲んでみたいと思った。
(あとがきの一文より)
とまあ、本文は登山報告書であり〜
一人二役のスーパーマリオブラザーズ哲学がちりばめられていた内容で
人生の指南書ともいえるくらい大切なことが書いてあった気もしました。
投稿元:
レビューを見る
登山が好きな父の影響で、子どもの頃一緒に山に登ったことを思い出した。
もう久しく登っていないけれど。この本を読んだら、山に登りたくなった。
あと、南瓜のニョッキが意外と簡単そうなので作ってみたい^^*
投稿元:
レビューを見る
角田さんって、やっぱりスゴイ。
同じものを見たり聞いたりしても、角田さんのようには捉えられないよなと、いつも思う。
角田さんが好きな人には、ぜひ読んでもらいたい。
角田さんにまた一歩近づける気がする1冊ですw
投稿元:
レビューを見る
絶対にドロミテに行ってトレッキングすると決めました。自然は雄大で美しく、登場人物は素晴らしい人たちで、最高に面白い本でした。私の登山靴の1つはドロミテのメーカーのLA SPORTIVA。これを持って行きます。ガイドはルイージ・スーパーマリオ氏にぜひお願いしたい。
投稿元:
レビューを見る
なぜ角田氏の作品に引かれるのか分かった気がする。
面白く、考えさせられるステキな作品
イタリア、アルプスのトレッキングに誘われウキウキ参加するものの雪山や勾配などかなり過酷な経験をする。
ただ歩く体験談ではなく、ガイドのマリオさんが仏教に納まり、山と禅が似ていると話す説法のようなお話も魅了的。旅の最後に寄ったベネチアが物足りなく感じる、大自然に魅了され、気持ちの安らぐ体験から自信をもらう。
角田氏が見たもの、感じたもの、出会った人々、それぞれをリアルタイムでタイムで書き上げている。
人の言葉を使わないこと。
人から見聞きしたものを安易に信じないこと。
自分の手で触れ、目で見ること。
を、ご自身に課して何かを書いている。
解説の三浦しをん氏も秀逸