紙の本
ペパーミント的小説
2002/09/13 22:31
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投稿者:YUKIE - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこにでもありそうな ちょっと可愛い短編小説です。女の子なら一度は思ったことのある恋愛感情を可愛く さわやかに まさしくペパーミントのように書き上げてあります。恋愛してるときの ほんのり甘く切ない感情を感じます。恋愛や仕事に疲れたとき 何か元気のないときに 気持ちを明るくしてくれると思います。
紙の本
暗いなんて犯罪だ。
2001/03/18 20:03
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
卵に目鼻という短編の中で一人の女の子が最初の頃美人の友達を羨んで「もし私が彼女みたいに美人だったら、素直に告白できるのに…」というようなことをいうシーンがあった。私も同じように思ったことがあった。でもそれは違うのかもしれないなー。
この主人公はなんだか清々しくてちょっと心打たれた。
このほかにも一人で生きてきた中年の女性が「苦労なんかしなかったよー」とあっけらかんと言ったり、「暗く落ち込むなんて犯罪です」という男性がでてきたり、元気になれる短編集。
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田辺聖子さんの小説は気持ちいいくらい汚い大阪弁が特徴的。
関西在住のわたしにとっては、なんか落ち着くー感じでもあります。
切符のいいさっぱりした女性が主人公であることが多い。
そして、べたな 汚い関西弁の男性がでてくることが多い。
これは短編集だから、さらっと完結する恋愛トークなので、
さくっと 手軽に田辺聖子小説を楽しみたいヒトにおすすめです。
読み終えた後、なんか さくっとするよー。
旅先や、お洒落なカフェや休日おうちでゆっくりーなどなシチュエーションで
ひとりでお気に入りの飲み物を横において さて、なに読もうかな、
というときに おすすめですね。
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2011.06.19. すごおく、共感できる。去年末くらいから、田辺さんがとても好きです。わかる、わかるって、とっても思う。
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大阪弁と、ユーモアに富んだ会話と、おいしそうなごはんがいい感じで、羨ましくなる。百合と腹巻きが好きだなー。
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わたしにはちょっと年齢が先輩かな?という作品でした。
田辺聖子さんの作品をいくつか読んできたけど、わたしは「愛の風見鶏」が一番好き。amazonで出ないから、booklogでも登録できなくって残念。
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まず、この本の題名がいい。漢字に横文字のフリガナ。
どの短編の女性もそれぞれに魅力的。
いつも思うけど、田辺聖子さんの書く女性(主人公として)は
知性がある。素直で知的。だから加減を知っている。
男性を書くときは悲哀をコミカルにしてあってとても面白い。
聖子さんは人を魅力的に書くことに長けているといつもいつも思う。
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田辺聖子さんの小説は、女性として少し成長できるような、私にとっては教科書のようだ。
理想だけを描くような恋愛小説ではなく、リアルなんだけどあたたかい。
何より、タイトルがツボです。
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最後にどんでんがえしの淡いハッピーエンドが珍しく多い作品だった。ただ、ロマンを押さえた「現実」そのものを全面に出した作品が多かったためドラマに欠けた。田辺作品ではやはり夢をみたい。