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下流老人よりも、下流中年の問題の方が深刻。
1度、非正規に落ちたら、戻ることのできない悲劇。上司からの罵倒や、職安からのダメだしなどの悲観的な話。コミュニケーション能力の大切さ。
差別や格差はいけないと言うけど、この先も解決されない問題と認識すべきではないのか。
非正規は正社員にならないといけないのか。もう10年以上も言われてる話だけど、なれないし、ならなくて良いのでは。
あまりにも、年配のひとたちの右肩上がりの時代の当然に付き合って、傷付かなくて良いのではないか。
誰かが何とかしてくれる。実際のところ、誰も何もしてくれない。結局のところ、自分しか信用できないと言うこと。
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なかなかに雑多な構成なんですけど、著作者6名が共通してひとつ中年のとるべき道として示しているのは、自尊心を保つということでして、下流中年であるがゆえに自尊心がズタズタにされる、ってのも社会の在り方として間違っているし悲しいことなんですが、進歩しない大衆がやってることなんでしゃーない。そこは大目に見て自分の意識から変えていきましょう、生活保護ももらっちゃいけないことはない、から始まる少し安心な日常。しかし、実はそこが最も厄介なんですね。
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「保育所落ちた」とか「待機児童問題」とかで騒げる連中は勝ち組って事だろうな。また、若者とか高齢者は支援対象になるのに、なぜ中年は無視されるのか?というのは本気で考えてた方がよい。実態が見えにくいというのが一番の原因だろうけど。本書はテーマとしてはよいのだが、内容的には雑多なので、その辺にもっと切り込んで欲しかった。
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高齢者の貧困率は統計的に改善を見る一方で、深刻化しているのが40代中年層と子ども。
高齢者の改善は、終身雇用で年金を満額でもらえる層の増加。でも、バブル崩壊後リストラの煽りを受けた方々も多いでしょうし、一概にそう言えるのかはよく分からない。
下流中年の背景には、就職氷河期に遭遇し、雇用の調整弁として使われてきた世代であるということ。派遣労働から抜け出せず、給与も年金も低いまま推移。
決して個々人の能力の問題でなく、社会が作り出した作られた下流。この世代が高齢化する中で、社会の助けを必要としてくる。
このツケにどう向き合っていくのか?重たい課題。
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近年悪化してきている、現役世代の貧困率。救われるべきは「下流中年」ではないか? 他人ごとではない中年のリアルな危機を明らかにする。雨宮処凛と萱野稔人の対談、ルポ・下流中年12人のリアルも収録。
見につまされる・・・。
それよりも甥っ子たちだ。
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学術的な探求をしているひとも著者として名を連ねているが、基本的には、単に著名人の個人的な意見を述べ合う場と化していて、論理性に配慮した内容ではなかったと感じた。
このような内容でも本が出せるんだなと思えたという意味で、参考にはなった。
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未来に希望が持てない、何となくそういう雰囲気が定着しつつあります。本書を読んで更に今後どうなっていくのだろうと、不安に思いました。誰もが貧困に陥る可能性があり、それは個人の頑張りだけでは解消できないところまできています。当たり前に働けば生きていける、そういう時代ではなくなってきているようです。
ではどうしたら良いのか。それを皆で考えていかないといけないのです。
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在日への過剰な批判の原理は移民排他主義と同じで、今の社会で満足できていないことや今後パイが奪われることへの危機感から生じている。ゆえに、経済成長が停滞した国でリベラルは食えない理想でしかない。
8年ほど前にプレカリアートの憂鬱を読んだ時も色々感慨深かったが、8年経った今、より質感もくっきりと伝わってくる現実となってしまっている。
ここまできたら、やはり日本に固執する必要はないんじゃないか。出ていける者は出て行ってしまった方が良い。この社会では見捨てられてなんの改善も見込めないことはわかりきっているのだから。
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普通に会社に入って。。ということが普通でない人々もいる、という現実を見た気がしました。
私たち中年にとっては、働くっていうことは実はかなり重要とも認識しました。
解決への道は見えず。
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ロスジェネ世代、新卒時に思うような就職が出来なかった不本意非正規、正規に這い上がるのは困難。もう若者じゃないので支援対象でもなく、子どもも持てずに終わり、加齢とともに稼げなくなっている。自己責任じゃなく社会の問題。
変わっている世の中に対して、遅れている意識と制度。先のしくみで利益を得た人たちがいなくなれば、変わるんだろうけど。
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後半の団塊ジュニア世代12人の歴史が興味深い。一人目の女性の一度終身雇用から抜けると…のくだりは日本が一度正規ルートのようなものを外すと戻れないことを如実に示している。
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団塊ジュニア、就職氷河期世代が、若年者ではなく、すでに中年世代に突入。ますます捨て置かれる非正社員の彼らの実態とは。