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見た目に反した(個人的なイメージ)言動に驚き、笑ってしましました。
彼女の周りにいる素敵な方々のお話もとても面白かったです。
改めて、大好き。
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中谷さんがananに連載していたショートエッセイ集。ロハスな生活、食事ネタが多い。気取らず謙虚な姿勢、視点で書かれている為著者に好感を覚える。ネタの選び方も上手く興味深くてとても良い。
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端正な文章で綴られた日常エッセイです。読むとキリリとした気持ちになります。中谷さんは本当に文章がうまい!
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女優 中谷美紀さんのan・anに掲載されたエッセイ集。
日本の文化を慈しむ
自然の移ろいを身体で感じる
日々を丁寧に生きる
女優と言う職業からイメージされる きらびやかな生活とは異なった中谷美紀さんと言う1人の女性の地に足をつけた感性が とても美しく感じる一冊。
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30歳を迎えて出会った本。もう少し早く出会いたかったなあとも思うし、今だから素敵だなあ、おもしろいなあと感じられる気がする。
全てが新鮮で、一通り体験したくなります。
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女性が女性を好きになる、好感を持つ。超美人がそれを凡人にさせるのは、簡単なようでちょっと難しい気がする。
そういった意味で中谷美紀はすごい。あんなに綺麗なのに、めっちゃ共感できる。すごい。食いしん坊で、ちょっと大雑把だったり、頭頂部が薄いとカミングアウトしたり、それでもちょっとコダワリがあったり、でもでも気取っていない。好きになるよ、いや、これ読んでさらに好きになったね。
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中谷 美紀 『ないものねだり』
(2006年1月・マガジンハウス / 2008年2月・幻冬舎文庫)
どんなに格好悪くても、健康管理のための「赤い腹巻き」と朝晩二回の「鼻うがい」は欠かさない。
そんな女優も、撮影現場では子供に「オバサン」呼ばわりされ、ファンに愛の証とばかり、牛に「ナカタニミキ」の名をつけられる始末…。刑事に詐欺師、娼婦にエルメス、とさまざまな人生に身を任す女優の台本のない日常を綴った赤裸々エッセイ集。
中谷美紀さんのエッセイはいろいろ読んできたので安心して手に取ったが、どうやらこの本が初のエッセイ集だったらしい。
最近特に演技や立ち姿に筋が通ってきた印象が強かったが、そのへんの葛藤や舞台裏が覗けて楽しめた。
それにしても美しい文章を書く人である。
自分が向き合っているコト、モノ、思い、をそのまま人に伝えるのは照れくさいものだが、
「見られている」ことを意識しながらも姿勢を崩さない、凛とした文が書かれている。
こういう文章が書けたらなぁ、と常々思う。
積ん読にしてある『インド旅行記1~3』も楽しみだ。
80点(100点満点)。
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美しさが文章からにじみ出ている。
そして、たくさんの言葉を知ることは、たくさんの表現ができるということ。
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あの美人女優が、見栄もきれいごともなく正直に日々を綴ったエッセイ。これを書いたのは30歳手前頃でしょうか。それにしては地味だし渋いなと思いましたが、彼女らしいし、ありのままの正直さがまた好印象でした。
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好きな女優さんなのだけど、あまりエッセイを読まないので古本屋で購入し、読み終えてからしまったと思った一冊。
落ち着きの中にもおちゃめさとか可笑しさを感じるのはきっとこの人の人格なんだろうと思います。
書き方のせいか、文章からはフットワークの軽さをすごく感じて見習いたいと思えることが多かった。
ないものねだりの憧れ、万国共通だと思ったらなんか安心した。
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この間偶然見かけたテレビでの対談で、中谷美紀が「私には元々何もないからこそ、演じるのだと思う。伝えなくてはいけない言葉と感情を、私の身体を通して伝えているだけ」というような内容を言っていて、この人は、謙遜ではなく本気で自分は「何もない」と思っていそうだなと思った。
また、中谷美紀ではないけれど、違う女優さんが自分のことを表す言葉に「慎重で大胆、繊細で鈍感」を選んでいたように、彼女もまたひとつの言葉では表せない。
透明感のある演技の裏に、思わず電車の中で吹き出しそうになる文章を書く力もあり、素晴らしい集中力で役を引き寄せ、役に近付いたかと思えば、自信のことを「ひねまがった根性」の持ち主だという。
女優業のなんたるかが垣間見えるのはもちろんのこと、女優という人間の持つ業の深さもちらりと見え隠れする。魅力的でありながらどこか冷たく、感情に寄り添う側面と、それから容赦なく離れて行く側面もあり、女優というのは「なりたい」と思って努力してなるものではないのだなと痛感したりもする。
つい最近読んだ某モデルさんのエッセイと比べてしまってはあまりにあまりなのかもしれないけれど、文才というのもまた、「得よう!」と思って得られるものではないのかもしれない。
兎にも角にも、天から二物も三物も与えられてしまった彼女にの死角はどこなのか。考えても考えても思いつかない。おそるべし、中谷美紀。
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好きな女優さん。
映像で見る透明なイメージとはまた違った彼女がいる。
赤毛のアンではないけれど、紫と白のワンピースの裾をひらりとひるがえし、微笑むそんな佇まいかな。
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本書は、女優中谷美紀が雑誌アンアンに掲載していたエッセイをまとめたもの。
内容もさることながら、素敵な文章で読み終えるのが勿体ないような、ゆっくりと読み進めたいようなそんな本。
ゆったりと、心地よい文章が女優以外の才能を感じさせた。
他にもエッセイを出しているようなので、ぜひ読んでみたいと思う。
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どんなに格好悪くても、健康管理のための「赤い腹巻き」と朝晩二回の「鼻うがい」は欠かさない。そんな女優も、撮影現場では子供に「オバサン」呼ばわりされ、ファンに愛の証とばかり、牛に「ナカタニミキ」の名をつけられる始末…。刑事に詐欺師、娼婦にエルメス、とさまざまな人生に身を任す女優の台本のない日常を綴った赤裸々エッセイ集。
なかなか男前だ。
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女優・中谷美紀のan・an連載をまとめたエッセイ集。
20代後半頃のものみたいなのでけっこう前の本だけど、いくつか読んだ覚えがあるものがあったから、連載時代になんとなく読んでいたのかも。
ひとつの項目が1200文字(原稿用紙3枚分、と文中にある)と短めなのでさらっと読みやすくて、尚且つ文章が上手いのでとても面白かった。
女優さんもけっこう地道な苦労をしているのだ、ということが分かる。
韓国語が必要な作品のオファーを受ければ事前に勉強を始めなきゃいけないし、“女らしさ”を受け入れ始めたこの時代の中谷さんは、茶道や日本舞踊なども始めていて、その大変さも面白おかしく綴っている。(元々は“シキタリ”が苦手だったのだとか。今の優雅な立ち居振舞いを見ると想像もつかないけれど)
仕事や習い事を真面目に綴るだけならいわゆる意識高い系っぽく映るけれど、失敗談や自虐もいろいろ盛り込まれていてそう思わせないところはさすが女優だなぁと思った。バランス感覚がすごい。
中谷さんはひとつの作品が終わるとその台本は一切処分するって前にどこかで発言していたのを覚えているのだけど、このエッセイでは、ひとつの作品が終わるとリセットするために海外に飛ぶことが書いてあって、作品に取り組んでいるときはなるべく関わって勉強もするからこそ、終わるとリセットを意識するのが必要なのかしら、と想像したりした。
それでもすべてが消えるわけではなく、積み重なっていっているものはきちんと残るわけで。
俳優さんにもいろいろなタイプがいるのだろうけど、不器用だからこそこうするのだろうか、と考えたりした。
日常で愛するものやゲイの友人のこと、美味しい食事にこだわること、ヨガやインドのこと、毎月(隔週?)のエッセイだからその時期により様々な内容で、盛りだくさんだけどさらっと終わるところが良かった。
美人で上品な人、というイメージに、けっこうおっちょこちょいでなかなか大胆、というイメージが加わった。