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今や日本競馬に欠かせない存在であるデムーロ騎手とルメール騎手が共通の質問に答える形式でできている本。二人の意識や考えを対照して読めて面白い。
読み進める中で、デムーロ騎手が実に神経質だな、と感じた。しかしそれだけ細かいからこそ、馬とのコミュニケーションにも気を配り、活躍することができるのだろう。
ルメール騎手の記事の中では、騎手に必要なのは情熱。というくだりが面白い。目標に向けて情熱をもって一生懸命に努力するという根本的なことを、しっかりやる。これまた、彼の活躍の一因であろう。
馬券でお世話になることも多く、好きな二人の騎手であるが、この本を読んで、さらに応援したいと思うようになった。
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自分にとって、モチベーションを上げたいときのカンフル剤みたいな本。
彼らの下積み時代は、いまのサラリーマン生活にも共通するところがある。
2人共更なる高みを目指しているわけだけど、天狗にならず、日本の競馬、騎手をリスペクトしているところがよい!
意外だったのは、2人共口を揃えて、短距離戦のほうが好きと語っていたこと。
今までずっと、長距離戦で騎手の差が出ると思っていたが、あれこれ作戦考えるより、電光石火で終わるレースのほうが快感なのか。
それでも、ルメールはたまに作戦で下馬評の低い馬を勝たせるレースを見せる憎いやつであるギャップが面白かった。
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ゲン担ぎのイタリア人、ミルコ。寿司はワサビ抜き、納豆OK
フランス人のデムーロ、寿司わさびOK、納豆ダメ
二人とも小さいときに柔道
イタリアの競馬は衰退中
ミルコ、どんなに善戦しても、負けたら原因を考えなくちゃいけないし、次は勝てるように手を打たなくてはいけない。
デムーロ、トップの選手になればなるほど、ミスのリカバリーが上手であり、ひいてはプレッシャーとの向き合い方が上手なのだ
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2021年現在
・G1ではとりあえずルメールを買っとけ
・めっきり乗鞍が減ったミルコ
と、出版当時ではミルコの方が輝かしかったのにすっかり逆転しているように感じる。
そんな2人を馬券考慮の材料としてではなく一ジョッキーとしてどんな人なのか、として知れる本でした。