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村々を襲うゴブリンばかりを討伐するゴブリンスレイヤーの物語である。どうも元となったのはやる夫系のAA作品だったらしいが、そちらは未読である。
ファンタジー系の物語において、ゴブリンと言えば一山いくらで狩られる初心者向けのイージーなモンスターという印象が強いが、ここでは「悪ガキのように狡賢く、悪意をもって冒険者を襲う」存在として描かれ、イージーなクエストを想定していた初心者パーティを食い物にする恐るべき存在である。
そんなゴブリンばかりを倒して辺境最強の銀等級冒険者となったゴブリンスレイヤーが、初心者パーティで唯一生き残った神官の少女と出会ったことから物語は始まる。
とまあ、そんな風に書けば、あたかも難敵強敵と戦う様が想像されるが、この物語で戦う相手はすべてゴブリンである。ゴブリンを倒し、ゴブリンの根城を叩き潰し、百からなるゴブリンの侵攻を食い止める、そんな物語がこの一巻では展開された。
これで続巻がどうなるのか、正直今の時点では想像できないでいるが(もう書くべきは書き尽くした感がある)、ここでの物語はただただお見事。
文句なしに星五つで評価したい。ダークファンタジーとの表記があるが、別段ゴブリンスレイヤーはダークではないので、どちらかというとハードボイルドと言うべきような気もする。
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ゴブリンというザコ敵のみを狩ることに専念してきた男の物語。安っぽい作品なんだろうなーと思っていたのだが、読んでみると面白い。
なぜなら、彼はゴブリンだけをひたすら倒してきたベテランとはいえ、一人の不器用な人間であり、彼は冒険者でない。周辺にいるゴブリンをひたすら倒してきた。そんな彼にも、過去があり、守りたい人が居て。彼もまた、少しずつ、不器用なりに、周りの人々に支えられながら成長していくお話なのだ。続きに期待がもてる作品だ。
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最後はちょっと良かったけど、主人公に限らずキャラクターの顔が浮かんでこないというか、感情移入が難しい感じがする。
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だいたいのRPGではザコ中のザコモンスターのゴブリンだけを倒す冒険者というテーマが今まで読んだ事が無く斬新だった。本作を読むとゴブリンへの認識が変わる。次巻を購入していいレベルの面白さ。
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初めての冒険者登録、初めてのPT、初めての…。
そこで知り合ったのが、ゴブリンだけを殺す男性。
1人として、名前が出てきません。
誰も呼びかけないですし、固有名詞のみで
地文は続いていきます。
読みやすくもなく、非常に分かりやすいです。
とにかくゴブリンだけを殺していく男。
それは何故なのか。
早い段階でヒントが出てきて、答えが出てきて。
そして最後に繋がります。
ある意味、うぬぼれて行動したら大変な事になるよ、と
教訓がもらえる内容、やも知れません。
築き上げた信頼と実績は、大切なものです。
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アニメ化で興味を引かれて、読みましたが、面白いです。
ロードス島戦記のような、典型的なTRPGリプレイ小説とはまた違った、趣のあるお話。展開が上手なのは、作者自信がTRPGをされてるからでしょうか。
例えればDQ4で、ただただ最初の武器屋の雇われを続けるトルネコ。しかし、そこにクローズアップすると、色々なドラマと冒険が!を実際に書き起こされた小説です。実際あそこが一番好きだったな。
しかし時たま変な文章があって気になる。「角たる牙」とか。
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ゴブリン退治にストイックに取り組む冒険者。
ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男の物語。
冒険譚でもなく成り上がり話でもないけど、
人間ドラマが展開されていて、喋らない彼の代わりに
周りの人間と繰り広げられる物語に惹きこまれる。
アニメの最後で描かれた牧場での戦闘が1巻だとはおもわなかったけど、これはこれで楽しめた。
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ゴブリンの脅威と恐怖を追及するとこんな感じになるエンタメ小説。欲望に溺れると人もゴブリンになるやもしr
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アニメをみてどハマりしてしまいアニメが終わる前に既刊分を大人買いしてしまうくらいに大好きな作品になりました
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手心を加えないタイプのKPによる初見殺しシナリオから始まるTRPG。
単体・少数なら雑魚扱いのゴブリンでも、集団・巣穴であれば脅威度が跳ね上がるという言われてみれば納得な話だが、初心者相手にゲーム序盤で全滅させるようなプレイはあまり行われない為、意外性のあるシチュエーションだと思う。
主人公はゴブリン殺しのエキスパートだがゴブリン以外の事は極端に疎いというアンバランスさ。汚れ仕事を行う者も求められているとはいえ、ゴブリンに固執し徹底的に殺し尽くすスタイルから、冒険者ではなく「復讐者」である事が徐々に分かってくる。だが、先のない復讐を続ける彼を気に掛ける仲間が増え、最後には冒険者としての在り方を見出す。
熟練戦士の冒険者デビューとなるのか、あいかわらずゴブリンを狩るのか、続巻が気になる。
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ゴブリンスレイヤーのタイトル通り、ひたすらゴブリンを倒す。言ってしまうとそれだけ。しかしゴブリン知能も恐ろしい。集団戦は雑魚でも厄介、生死をかけている部分も結構えげつなく書いてるので人は選びそう。主にモブだけども。 キャラクターの名前は種族名か役職で、本名的なやつは出てないよね。各キャラごとの呼び方が違うからわかるというのも面白いけど、キャラ増えると混乱しそう。 あと気になったのは文章、ほぼ1文ごとに改行、段落が2行以上になっていないのには驚いた。読みにくい訳じゃないけども。
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マンガアニメを読んで見たことがあって、小説も読んでみましたが、面白かった。
1行ずつ改行ってのが気になったけど、大したことではないですね。
1巻で案外ゴブスレさんの感情というか雰囲気は柔らかくなってたんですね。ここから続きも読んでみたいと思える終わり方だったと思いました。
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TRPGが好きな著者ということもあり、
マクガフィンに該当するデータ、必須な情報を明確に区分して書かれている
特徴があります。
話の流れは大きく動いていないが、
展開が早すぎるダークファンタジーは
消化不良で終わりがちなので結構面白そうと1巻では
思いました。