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シンガポールは「南国気分」というか、確実に南国でした。
毎日気温は30度を超えるし、店先にはドリアンやら(ほんと臭い)ドラゴンフルーツやらパッションフルーツやら日本ではなかなかお目にかかれない果物がが並んでるし。
自分が今かなり赤道に近い所にいるということを思い知らされます。
そもそもシンガポール旅行に向けて買った本を帰国して一ヶ月も経ってから頁をめくることになってしまいましたが、旅の記憶を思い起こしながら読み進めるのもまた一興です。
単なる旅行記というより、歴史についてかなり勉強になりました。
第二次世界大戦後、マレーシアから追放されるというちょっと耳を疑うような状況で独立を強いられた国、シンガポール。
ご存知の通り、建国からわずか50年、アジアの中で圧倒的な経済的成功を収めております。
その立役者が初代首相のリー・クアンユー。
(本書の中での彼の政治家としての評価は留保されております。)
滞在中、国立博物館でリー・クアンユーの演説を視聴したのですが、目に涙を浮かべながら「今日から華人もマレー人もインド人もみんなシンガポーリアンになるのだ」と訥々と語る姿には真に迫るものが…。
こんな政治家は日本には、少なくとも今の日本にはいない。
その姿が印象に残る一方、具体的にどのようなことを成し遂げたのかについてはまったくの無知だったため、この本でかなりの情報を補完できました。
現地では「Fair Price」にもかなりお世話になったんですが、まさかそれも彼が作ったものとは…。
この国の市民生活の隅々にまで彼の思想、哲学が浸透しているというわけです。
「母国」という言葉がありますが、彼にとっては母というより子どもと呼んだ方がしっくりきそうだと感じました。
シンガポールを実際旅をしてみた印象は、自らのルーツにあんまり興味のない国なのかなーと。
過去には何のこだわりもなく、ただ垂直に伸びていく国。
建てては壊され、また新しく建設され続けるこの国の団地のように。
不思議な国だった。
今度行く時はもっと理解できるかな。
また行くぜ、シンガポール。
いつか行きたいぜ、マレーシア。
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旅行ものというより、少し文化・歴史の考察があって面白いところもあった。しかし、どっちつかずな中途半端な感じも。
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シンガポール、マレーシアを週末で旅する、というコンセプト。
(私にとっては)シンガポールとマレーシアの歴史的背景の話が印象に残った。
「週末旅」の本としての印象は、やや薄かったかな。
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クアラルンプールに弾丸で行く事になり手に取ってみた。著者個人のノスタルジーだけで、読者にとっては特に意味のない内容。どこに行ってもビールを求める事が重要という日本人おじさんの刹那。
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下川さんのバックパッカー旅の旅行記。
マレーシア、シンガポールを3日程度の週末でちょっと巡るための情報や、実際の体験が書かれている。
植民地時代の歴史や、シンガポールがバックパッカーから敬遠される理由なども書かれていて勉強にもなる。
昔のように激しいバックパッカーの旅ではないので、わりと旅慣れた人ならこの本の通りに行くことができると思う。
LCCやバスをうまく使うルートがほとんどです。
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ディープなシンガポールとマレーシア。私、マレーシア駐在3年目ですが、駐在員と旅行者の視点の違いが興味深かったです