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Vol.4は排泄編。そのものずばり便がテーマの本巻。
排泄行為は食事と同じく生き物である限り切っても切れない行為である。
ところ構わず催す時は催すし、毎日の事なので出来れば気楽に付き合いたい。
それなのに人前での排泄行為そのものはおろかその事について口にしたりするのさえ憚られるのが人間社会。(実際臭いし汚いものだしね。本編に描かれていないニオイ問題、どうやって解決したのか気になる。)
幼い子供でも恥ずかしいと感じるのだから、歳を重ねた大人が人に下の世話をしてもらわざるをえない状況は中々受け入れ難いものだと思う。
自分の身体が思うように動かせない悔しさ、もどかしさ。惨めさ、申し訳なさ。
いっその事、ハルさんのように認知症になり何もわからなくなってしまった方がある意味幸せなのか?否、本当に何もわからないのだろうか。認知症になっても恥ずかしいとか惨めだとか、そういう感情が消える訳ではないのだろうと思い直す。