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思ってたような話しと違ったな〜。
帯には「戦慄のミステリー」なんて書いてあるけどね。
村社会の狭〜い暗〜い感じがウツウツします。
で、登場人物はなんかいまひとつ性格がはっきり見えてこないし。
感情移入できませんでした。
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年老いた父と同居するため、家族を連れて故郷に帰った修司。
しかし、その帰郷を待ちわびたように次々と怪事件が。。。
その時、修司の脳裏には、ある少年の姿が思い浮かんだ。
20年ほど前、父が再婚相手として連れて来たセリの連れ子・桐也。
セリは自殺し、そして、音信普通となっている桐也の存在は、
修司の胸に不安をよぎらせた。
義兄弟として過ごした少年時代の、あの時の約束。。。
彼は今も覚えていて、復讐をしようとしているだろうか。。。
ホラーっぽいのだけれど、ホラーではなく、
人の心の内側に潜む様々な思いが、ちょっと切なくもあり、
ドキドキしつつ楽しめるミステリーです。
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新聞で話題になっていたので読んでみました。
最初にちょっと怖くて不気味な話が出てきてそれがベースにあるから、ホラーかと思ったけど結末なんかは結構普通のサスペンスって感じでした。
とかいいながら約1日で読んでしまいました。
でも村社会の不気味な感じとかはホラーだったかも。
面白かったけど、期待していたほどではなかったので☆4つ。
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年老いた父と同居するため、家族をつれて故郷に戻った美笹修司。その帰郷を待ちわびたように次々と発生する怪事件。恐怖のどん底に突き落とされる村。その時、修司の脳裏には、ある少年の姿が浮かんでいた…。
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以前読んだ「てのひらたけ」が実に透明感があって切ない系の話だったので期待して読む。今回は系統が違う感じで、いろいろと引き出しの多い作家さん、なんだろうか。
田舎(失礼)に伝わる伝承と都市伝説を絡めたホラー、と思いながら読んでいたらひっくり返された気分。なんということはない、普通のミステリであった。途中まで結構伝奇ホラーっぽかったのに!(結構期待)これじゃ、逆にホラー風味なくてもよかったんじゃ?
ストーリー的には、ある意味めでたしめでたし、なのかも知れないが犠牲が大きすぎることもあり、読後感はあまりよくない。なんだかなぁ…
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サスペンス、かな。事件の真相は……まああの人が犯人ではないだろうな~というのは予測つきましたが。犯人を推理できるものではなかったですね。この真相はあまりに悲惨で身勝手で馬鹿げていて、犯人に対して非常に腹が立ちました。
にしても。やはり怖いものは人間心理。特にやましいところのある人ってのは、とかく他人を攻撃するものなのですね。「顔なし子」ってのは、そうした人間の悪意、なのかも。
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自分的には、結構リアリティーがある様に感じた。
確かに、人は色々な面を持ち
他人の気持ちは、判りづらい
切なくて、胸に残るものだった。
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ホラー化と思ったらホラーじゃない。
人間ドラマだった。
なんとなく図書館で見つけた本。
怖い話が読みたかったので、題名と表紙で借りることにしました。
ホラーではなかった。でも人間の恐ろしさ、それから読んでいてキーッとイライラしてしまう(笑)弱さ…
主人公は妻と子供を連れて実家へ帰るところからはじまる。
その地は小さな村で、世界が狭い。そして忌まわしい出来事もあった土地。
父が後妻へ迎えようとした美しい女性。
不幸なことに女性はある男にすべてを壊され、自殺してしまう。
息子は呪いの言葉を吐いて村から消えていくのですが…
ある意味ホラーですね。人間が集まると、恐怖はあるものです。
昔からある格差、恨みつらみ、目に見えない感情がぐるぐる渦巻いています。
とくにこんな小さな村。逆らえない権力があったりします…
でも…男の言いなりにならず息子にでも助けを求めればよかったのに…と読んでいて怒りがわいてくる。あんなことがなければみんなそれなりに幸せになったかもしれないのにと。
好きな女性なら全力で守ってあげて、と思うけどそれができない状態も、わかる…
苦しくて苦しくて、憎い相手の庭で首を吊ることしかできなかった…それしかなかったのもわかるけど…
ラストはよかった。ちょっと意外な方向だったけど。
中にはオチがないとかミステリーなのこれ?ホラーなの?と思うかもしれませんが、人間ドラマですよー犯人がどーこーいう話じゃないと思う。
私はとにかく面白かった。最後好きです。
とくに最後のあの夫婦は未来があってよかった。
あの妹の件もすっきりしましたw
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図書館より。
サスペンス的な要素もあるけど、それ以上に小さな村の雰囲気や悪意を描いた群像劇として、かなり重厚なものになっていると思います。
しかし登場人物たちにどうも感情移入出来なくて、そのため作品の暗い雰囲気をもろに感じてしまい、読みにくく感じてしまいました。
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高田さんの作品を初めて読みましたが、面白かったです。前々からタイトルが気になっていたんですよ。どなたの作品もそうですが、著者の方の作品の内容のクセなど解らないまま読むので、それだけでワクワクします。最初の事件からグングンと引きこまれましたねぇ。復習めいた内容なので、ちょいと暗い気持ちになりますが。犯人は・・・ほほー、そこに落としてきたのか、と。
ええと。高田さんの他の作品を読んでみたいです、はい。
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オバケや怪物の出てこないホラー。田舎の濃密な人間関係から生まれる息苦しさが惨劇をもたらす。恨みを晴らすときに、相手に直接苦痛を与えるのではなく、相手の大事なものを壊すというやり方は、相手にも罪悪感を抱かせる非常に残酷な仕打ちだ。
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村の権力者とその子供達が辿る運命とそれに色濃く関わるある家族の壮絶な物語。ホラー風味も盛り込まれ、全編にダークな空気が漂う。暗いムードが充満する物語なのに、飽きずにグイグイ読ませるのは流石。 暗〜い話なのに、読む人を強く引っ張る力に気持ちよく浸った。
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2011/8/8(~118) 11(~374終)
おすすめの1冊 というので見つけて探して読んでみた1冊。
特になんの期待もせずに題名で「幽霊とかのホラー系かな」と思いつつ読んでみた。
意外とそうでもなく、どちらかというと人間の醜さや汚らわしさの恐怖が前面に出るような内容でしたが、私はとても好きな作品でした。
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田舎の閉鎖的な雰囲気。それは私が怖いと思うもののひとつなのだが、どうもそれがテーマの物語には、ついつい手をのばしてしまう。そしてまた、「やっぱりコワい」と思うのだ。
桐也の存在が絶妙に恐ろしくて良かった。だからこそ最後の彼の姿には感動するべきなのだが、狂気の存在で通すのかと思っていた私は少々(作者にとっては理不尽な)拍子抜けをしてしまった。
だが最後には伏線も全部回収され、希望の光が見える。
麻樹と昂一郎の最後のシーンは、涙腺が緩んだ。
閉鎖的な空間での歪んだ人間関係には、眉をしかめざるをえない。
日本のどこで起きていてもおかしくないことなのだから。
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私はこの人の作風が好きなんだと確信しました(笑)
この人の文章にすごく引き込まれちゃいます。
続きが気になって一気読み!
しかもどんどん面白くなって最後まで面白く読めました!
最後の方は親の気持ちにシンクロして泣けました。
父親が娘を想う気持ちや子供がいる事で成立していた家族の形とかいろいろ考えさせられました。
まぁ突っ込み所がないわけじゃなかったので★4で(笑)