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やっぱりあたしは児童書が好きなのかもしれない。淡い初恋とすべてがどうでもよくなっちゃうような気持ち。
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うつろいがちな中学生が、
夏季講習を飛び出し、とある庭に飛び出した。
そこから、不思議な関係が始まる。
わかることもあって、わからないことも多い、
そんな誰でも経験した、中学生のさわやかな想いが蘇る。
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思春期の揺れる気持ちを描いた感動の物語。14歳になる夏休み、真名子は古びた家に住む一人の浪人生と偶然出会い……。友人、家族、進路、思春期に揺れる思いを丁寧に描いた講談社児童文学新人賞受賞作。
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講談社児童文学新人賞受賞作。
中学2年生の女の子が主人公。
という理由でYAコーナーに配置。
それじゃいかんなあ、と自ら読みました。
いいですねえ〜。
だからYA好きやねん。
中学生っていいよね…。
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ハードカバーが出たのはもう10年も前ですが。
中学生の時にこれを読んで、大学生のお兄さんに憧れました笑
今読んだら、また違う感想になるかもしれないけど。
夏に読みたい本。
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梨屋さんのデビュー作。
デビュー作とは思えない完成度。すっごく心に残るわけではないけれど、いつも読んでいると心があらわれるかんじがする。
夏期講習をさぼって大学生の家に通う中学生。
いらいらする思春期がいい。
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梨屋 アリエ (著)
文庫: 266ページ
出版社: 講談社 (2006/4/14)
夏期講習を抜け出した14歳の真名子は、広い庭のある古びた家が気になって、入り込んでしまう。そこでは青年がひとり静かな時間を過ごしていた。彼と話していくうちに、真名子の悩みが少しずつ明らかになる。友情、家族、進路、誰もが共感する、思春期の苦悩を瑞々して筆致で描いた講談社児童文学新人賞受賞作。
若い頃は早く大人になりたかったり、この時がずっと続くような気持ちになったりすることがあったような・・・
というなつかしい感覚になりましたね。
今は、そんな時代に戻れるならばもっとできるし、やるのになぁ・・・
と考えると同時に今からでもやれることも沢山あるんだ!
と再認識できる。
そんな気持ちになります♪
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児童書みてて気になったから読んでみたけど、んー…合わない作家さんでした。
物語自体はまぁ良かったけど、あとがきのあのノリ、文庫版あとがきも…ありりんかぁ。
オンナのコと、一くくりされたくないマナコのお話
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【あらすじ】
夏期講習で高校に通う真名子。そこである時、窓から見えた洗濯物に心を奪われる。それは真っ白で船の帆のようなシーツ。そんな1枚の洗濯物から、その家にいた大学生と知り合う。奇妙な関係の二人だったが、同じ空間を共有するうちに互いを支え合っていたことに気づく…
【感想】
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空気や白いシートが干されている、青空、木のにおいのする縁側、
夏のそういった景色や匂いとかそういうものがとても印象的な本でした。
話は少女まんがの様で、そういうものが苦手な人はどうなのかはわかりませんが、わたしにとってはとても読みやすくてテンポも好きでした。
流れも少女まんがとはちょっと違うような最後には巻き込まれるような海流がぐるっときて、とてもおもしろかったです。
アリエさんの本は読みやすいです。
読んだあともついつい登場人物はどうしてるかな、と想像してしまいます。
キャラクターが濃い、というのもアリエさんの本のいいところです!
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久しぶりに読み返したが、やっぱり好きだ。
友達には合わせなきゃいけないし、お母さんは子供の教育セミナーとかに出てばっかりで、実際はなんにもわかってない。
そんな毎日で、なんだか息苦しいと感じる女子中学生の主人公。
ある日、気の抜けたような大学生風の男性と出会い、変わってくること、そして、わかってくること・・・
解決なんかじゃない。でも。
現実に息苦しさを感じたことがある人なら、きっと好きになる物語だと思います。
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登場人物みんな頑張ってるんだけど、頑固で他人を思いやれてない部分がある…
物語を思い浮かべたときの絵がきれい。
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中学生の揺れる心をうまく表現したお話。
ふわふわとしててどす黒くて自分勝手でわがままで繊細で優しい文章だった。
中学時代にこの本と出会ってウン年。一度読んだだけなのに、タイトルもストーリーもうろ覚えなのにこの作品のことが忘れられず購入。
ぜひ中学生に読んでほしい本だ。
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この作品と、もう少し早く出会いたかった
気もするけれど、今でも遅すぎることは
ないだろう。
始まりがあれば、いつかは終わりも
やってくるけれど…
でも、ひとつの終わりはひとつの始まりでも
あるから。やっぱりぐるぐるとまわって、
繰り返されていくんだなあ。
お父さんがいい人だった。
いつでもやり直せるって、勇気が出る
言葉だ。
やりたいことは、やるべきだ。
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夏期講習を抜け出した中学生の真名子は、洗濯物が干された庭へと入り込む。そこにはローニンセイがひとりでいたのだった。
ヒリヒリと焼け付くような心。圧迫感と閉塞感。自分が何者なのかわからない、自分が何をしたいのかわからない。何にいらだっているのかも、何を喜べばいいのかもわからない。
それは真名子にだけあるものではなく、大人も友達も年下の弟にもある心情だということに気付いていない。いや気付いているのかもしれないし、指摘されれば知っていると答えるだろう。でもそのことを受け止めてはいなかった。その事実を受け取った止めたことにより、真名子は自分自身を受け止めやすくなったのではなかろうか。
そんな真名子が見付けた場所が、あの庭だったのだろう。そしてローニンセイと過ごす時間だったのだろう。何故自分がいるのかわからない場所を抜け出して、自分の足で辿り着いた場所だったのだろう。今を抜け出すためだけに大人になりたいと思う真名子は、そうではない大人への道を見付けたのだろう。
そして作者は真名子だけでなく他の人々に対しても、少し腰を掛けられるものを用意する。安住の地ではないだろう。これでめでたしめでたしハッピーエンドということはなく、これからも悩み怒り悲しむだろう。それでも必死に踏ん張って立っている時に、次の一歩を進み出すために必要なものなのだろう。それがあるから読者も共に前を向ける。それがYA作品の持つ物語の力なのだろう。
20年前に書かれた中学生は、今の中学生にどう映るのだろう。そんなことを30年前の中学生は思いながら読んだのでした。