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文庫にて再読。飛行クラブに集まった中学生たちが空を飛ぼうとする話。個性的な面々が集まった部員たちを懸命にまとめようとするくーちゃんがなかなか大変そう。それでもみんなが生き生きと動いて掛け合いが楽しいし、時折ハッとさせられる場面もありと面白く読めました。あと名前が個性的な面々が集まってるけど、親にはその辺きっちりと考えてほしいです。明るく清々しい物語でした。
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まっすぐ育った主人公に癖のある部員たち。まわりに振り回されながらもがんばっちゃう主人公がかわいい。神様の最後の言葉はきゅんとしたな。
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掌の中の小鳥とか魔法飛行とかほっこりとした優しいストーリーが多い加納朋子の作品。本作は空を飛ぶことを目標にする変人部長をはじめ、少し変わった人が登場するドタバタミステリー。他作品とやや毛色は異なるが、それなりに面白かった。
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もう、すごい面白い!
本当に面白い!
読んでいてどんどん引き込まれていくような感じがしました
続きが我慢できなくてこっそり授業中に読んでいると思わず吹き出しそうになっちゃたくらい
登場人物がすっごく個性豊かな面々なんだけど、あくが強すぎることはない感じなのも良い!
斎藤先輩が私のお気に入りです
恋愛とか友情とか部活とかがメインだから青春してます!
ってのがどんどん伝わってくる作品でした
くーちゃんママが意外とキーマンな所も魅力の1つです!
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さらっと読了。部活物ってもっと山あり 谷ありの青春物ばかり読んできたので主 人公以外の危機感のなささが新鮮だっ た。こういうのもいいなー。
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飛行クラブに入部した海月。変人部長や友人と一緒に空を飛ぶことを目指す。
最後のシーンがあまりにありえなくて、ちょっとイマイチな印象。。。
ヤングアダルトとしては、軽いタッチで楽しめるので良かった。
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安定の面白さ。大好きな作家さんなので点数は甘めです。
優しい話だし、可愛い話だし、文句無しなんだけど、ラストのスペクタクルはいらなかったな。その部分だけ、飛ばし読み。るなるなの問題のために無理矢理いれた感じが否めない。いや、無理だよ、て思ってちょっと醒めてしまった。
気球の上で、ラストの部長のセリフで締めてくれたら良かったのに〜。
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中学に入学した海月は、親友の樹絵里に誘われて飛行倶楽部に入る。
この倶楽部は、何等かの手段で飛ぶ事を目標としたクラブだが、部長の神は、「飛びたい」と言っているだけで何もしておらず、野球部と兼人の中村先輩は、たまにしか来ない。そもそも、部員全員で4人しかいないので、まだ部として認められていない。よって、予算も無し。
その他、サブのメンバーも個性的な人間が多く前途多難。
入部当初から問題だらけの飛行倶楽部で、海月は上手くやっていけるか。
加納朋子の珍しい純粋な青春小説。
今まで読んだ同作者の作品は、全て日常ミステリーだったと思います。
なので、良い意味で期待を裏切られました。
しかも、個性的なキャラクターによる会話は、読んでいて思わず吹き出してしまう事もありました。
夢や恋、友情などと書くとありきたりですか、この本は、その中でも最高のエンタテイメントでした。
作者の日常ミステリーも大好きなのでそちらも又読みたいです。
凄く楽しめました。満足です。
文章に「銀玉」が出てきたのには、驚きました。作者さんも好きなのでしょうか。
加納朋子さんも、昔、「るなるなこ」とか、言われていたのでしょうか。
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主人公たちが初々しくて一生懸命で応援してしまった。私も飛びたいなあ。
加納さんの描く人物は、最初印象が悪くても読み終わるころには「そんなに悪い人間じゃないじゃん」になる。とても魅力的だ。
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変な人の集まった飛行倶楽部。巻き込まれて入部した苦労性の主人公が変な人の中でも一際変な部長と「飛ぶ」べく奮闘する物語。加納朋子のミステリでない小説。
すっと読めて、楽しみながら、いつの間にか読了。
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最初はかったるかった。
樹絵里はうざいし、部長はムカツク。
でもルナルナが登場するあたりからなんだか面白くなってきた。
みんな親のつけた名前に縛られて大変そう。
名付けが親の願いや呪いにもなるという言葉、よくわかりました。
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個性的な名前の生徒が揃った”飛行倶楽部”がどうやって空を飛ぶのか?
カミサマな部長に爽やか好青年の副部長。
二人だけの倶楽部に新入生が入部してきて物語が動き出す。
空を飛ぶ事と同じくらいにそれぞれの家族関係が中心になる物語。
中学生とは思えないくらいしっかりしてたり偉そうだったりする部員たち。
他の家族と比べるとヒロイン・海月の家族関係がとても暖かくて読んでいてホッとする。
空を飛ぶ方法については想定内だったり予想外だったりで楽しめますね♪
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これはジャンルとしては青春小説になるのかな?
それぞれのキャラも面白い
ただ、主人公の愚痴が大半を占めるので
途中でうんざりしなかったわけでもない
最後の方ではある意味で誤解?が解けてるのには笑った
天使の描写の意図がいまいちわからない
どんなキャラ設定なんだろ?
個人的にはカミサマは自分に似ていて好きだ(笑)
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すがすがしい、と言うのが合っているかどうか。でも、読んでいて色々な気持ちを体験したり思い出したり。登場人物がよく書かれていて、それが思いがけないことだったり。自分の見方が一面からしかみてないことにも気づかされたりするんだろうなぁ。と言うことで、是非中学生には読んで欲しい本の一冊になりました。
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加納朋子には『青』が似合う。
空や涙などブルーなさわやかさに満ちた作品が多い。
平和すぎて物足りないと思う人もいるかもしれないが、アクはないが、イヤミも全くない。
エゴイストもたくさん出てくるが、読み終わった後、食傷気味になったりしない安心できる作家だ。
しかし、今回の表紙はびっくり。
漫画イラストなのはともかく、ものすごくポップな雰囲気で『ななつのこ』や『モノレール猫』とは全然違う。
中身も今までの『日常の謎』のミステリではない。
そりゃ、PTAを舞台にした『七人の敵がいる』もあるけれど、あれだって日常の事件を解決して毎回オチがついていたが、今回は少年少女が空を飛ぶまでの奮闘記という一貫した物語なのだ。
そういうわけでなかなか食指が動かなかったのだけれど、読み始めたらやはり面白い。
昔の氷室冴子や田中正美、久美沙織など、昨今見られなくなったなどまっとうなジュブナイルだった。
――主人公『くーちゃん』がなりゆきで無理やり入らされた『飛行クラブ』の部長をたきつけて彼の飛びたいを形にするため頑張る。しかし『神』部長をはじめ、集まってくるのは変人ばかり…
なんて『乙女●っく通信』にありそう。
くーちゃんが部長の夢に入れ込むさまはちょっと強引な展開だったけれど、それもまあらしいといえばそう。
中学生だからバイトできないとか、体験学習とか、等身大のエピソードもいかされている。
日和見主義な大人や頼れる口の悪い第三者も実にらしい小道具だ。
が、随所随所この作者独特の優しくも鋭い言葉が入っていて、大人でも十分楽しめる。
もしくはこの親世代の方が楽しめるのかもしれない。
象徴的なのが主人公たちの名前だ。
海月(某バンドのスレもといファンとしては複雑)樹絵里(似た名前はマジで実在する)、朋(ふつうじゃない読みです…)神など、キラキラネームでそれぞれ苦労している。
海月の場合は、まともといえばまともなんだけれど、親がよくよく考えてなかったせいでひどいめにあっている。
なんていうか、そういう世代なんでしょうねぇ。
スパンコールきらきらな特別なお洋服は毎日着るものじゃないように、いつどんな境遇時でも着られる名前というのも大事なんだけれど、親は特別なお洋服を子供に着せたがる。
名前だけではなく、このうちの何人かは親に特別なオプションを生まれながらにして課せられている。
名前に連なる呪いのように。
それだって愛情からには違いないんだろうけれど、子供は親の付属品じゃないというあたりまえのことをどうしてわからないんだろうと、近い世代で子供のいない自分はつい考えてしまう。
子供を産んだら忘れてしまうんだろうか。
何人か子供たちは親とそれぞれの方法で対峙する。
親の付属品から一人の人間としてテイクオフするために。
全体的にさわやかな余韻で、続編もあってもいいんじゃない?な終わり方。
残念なのは神の親との対決がすっきりしていないことと、ところどころ、話が強引過ぎたことかな。
冒頭の飛行クラブの文言が生かされていないのも���念。