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出版社公式サイト: http://www.eijipress.co.jp/sp/somaliagang/
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この国にまだ永井さんのような若者が
ちゃんといることに感動してしまう。
最近、某国の首相がアフリカへでかけていって
ほら、ここまでしてやっている
論調のニュースを新聞で見ましたが
あんたの金でもあるまいし…
ぐらいの感想しかもちませんでしたが。
本来の国際人とは
この著者の永井陽右さんの人のことを
言うのだとつくづく感じてしまいました。
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日本人である私が他国でできることってあるのかな?物資を供給するだけの支援はしたくないなぁ… どのような支援ができるのだろう… など、日々もやもや考えていた自分ですが、
永井さんのように、興味を持ったことに突き進めば、その過程の中で、適切な方法は見つかっていくものであり、行動を起こすことが何よりも重要だと思いました。
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志を持ってまっすぐ進むその姿にエネルギーをもらい、また尊敬の念で頭が下がる!ソマリアへの入り口を探してさまようのでなく自ら立ち上げることができる行動力。口だけじゃないかっこよさ。行動ありきの軽率さで周囲をヒヤヒヤさせる彼が経験を得て思慮分別を弁えた大人に変化していく物語としても楽しめるしソマリアからケニアに流れてギャング化した若者たちの、可哀想でも凶暴、でもない一人の人としての姿も鮮やかだ。応援したい気持ちと、肩を並べて走っていきたい気持ちが混ざって、私も頑張ろうという気にさせてくれる一冊だった!
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ソマリアの紛争遺児が同じ大学にいる、という情報だけを頼りに、彼らを教室で待ち伏せして、いきなり「一緒にソマリアを救おう!」と持ち掛けたところまで読んで、なんという破天荒なお調子者!!と、思わずプププと笑ってしまった。
そのお調子者な印象は読み終わった今も変わらないけれど、でも、心から尊敬した。
「ソマリアを助けなきゃ―!」という思いは、最初は「なんと単純な・・・」と半ばあきれたけれど、誰がなんと言おうとそのシンプルな思いをそのままをずっと持ち続けているところは本当に稀有な人だと思った。世の常として、問題が複雑であればあるほど、当初のシンプルな思いというのは、忘れられがちになるものなんだけれど。
「強さ」の形はいろいろあるけれど、このシンプルさはかなりレアな強さだなぁ、と思う。
読み始めた時は、「人道支援を ”自分探し” と勘違いしていないといいけどなぁ」とハラハラしていたんだけれど、最後の方の、活動に対するギャングたちの反応やその後を記したところを読んで、そんな心配をした自分を申し訳なく思った。
なお、活動をしていく途中途中で出会う人たちのリアルな言葉はとても印象的だった。
まず最初に「日本に求めるのはお金の支援」とソマリア側にハッキリ言われるあたりは、現実そのもので、すごく興味深かった。
また、多くの人に「まずは東南アジアなどで経験を積んで」とか、現場にいる人に「これからもっと専門的な知識と技術を身につけてほしい、中途半端はいらない」と言われたというのも、「なるほどなぁ」と思う。
そして、何よりも、「一緒にソマリアを救おう!」と言った時、言われた留学生が返した言葉「ワォ・・・こんなことを言ってくれた人は初めてだ」は、著者の活動の素晴らしい部分すべてを象徴しているようで、強く印象に残っています。
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アクセプトを立ち上げた学生さんの自伝的なもの。事業は立派だし応援しているけれど、いかんせん文章力が足りていないのでその苦労も書ききれていないし素晴らしさが伝わりにくい。
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組織を形作るまての物語。情熱が熱い。
著者は過去にいじめをしていたとさらりと書いてあるが、この本を読んだ時期は東京オリンピック開催後。いかに立派なことをしても、いじめをしているだけで批判対象になるのかな?とそんなことを考えてしまう。
とは言いつつ、自覚的、無自覚的を問わす、誰しも加害者になったことはあるので……すべてがノーとは言い難い。けれども、過去にいじめにあったことのある人間はこの軽い一文をどう捉えてよいのか分からない。なぜ、過去にいじめをしていた人が対話を重視するようになったのかが気になる。
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関テレの特番で著者が出演されていて、活動のことを知り、本を読んでみました。
支援活動の経験がない上に英語力もない大学1年生。世界最悪の紛争地のひとつであるソマリアの人々を助けたいという気持ちだけで、NGOを立ち上げ活動を始めます。
著者たちのの日本のNGO、ナイロビのソマリア系NGO、ナイロビのソマリア難民ギャングたち若い世代が協力し、ナイロビのソマリア難民ギャングの積極的社会復帰のプラグラムを実施するまでの過程が書かれています。
動機が純粋であるからこそ、それが原動力になるのかな、と思います。役割分担がきちんとしているところに、組織を運営していく強い意志を感じました。
ソマリアの情勢は一向に良くなりません。
この本に出てくるすべての方々の努力がいつか実を結ぶことをお祈り申し上げます。
333.8
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ラジオで永井さんのことを知って購入。 私には想像すらできない困難な問題にこんなに真っ直ぐ向かっていく人がいるなんて…こんな若くて…信じられない。ただただ尊敬です。 内容自体は読みやすく、ソマリアやギャングについての知識がなくても読み進めていけると思います。これをきっかけにソマリアの社会情勢を勉強してみたいなと思いました。 もう少しギャングのことが詳しく書かれていると良かったですが、所々永井さんの想いが綴られている箇所にぐっと来ます。永井さんの夢につんと来る。 ほぼ一気読みでした。読んで良かった一冊。
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きっかけはAmazonの関連検索とかだった気が。
池上さんの本とかロシアの本から出てきたのかな、と。
タイトルが気になって購入しました。
私より少し年下の著者が、
大学生時代にルワンダの大虐殺を知り、
ソマリアを知った経緯も書かれています。
国境なき医師団の撤退、見捨てられた国。
大学生だからこそできることを模索する著者。
団体の立ち上げや、
たくさんの人とのかかわりの中で、
葛藤しながら模索していく姿に、
何とも言えない気持ちになりました。
日本人ならお金を出しなさい、寄付しなさい、
行動はいらないからお金を出して、
というような言葉を言われる場面が印象的でした。
日本という国は、他国から見るとそういうことだよね、と。
そこでも著者は何ができるか必死に考えて、
コミュニケーションを諦めず進めていく姿はすごいと思います。
勝手な印象ですが、著者はどちらかというと、
一人で考えて結論出して行動することの方が効率的と思うようなタイプかと思っていました。
文章の感じとか写真を見た感じとか、
なんとなくです、ほんと。苦笑
そんな印象なのに、
国内外の人を巻き込んで活動を進めていき、
個ではできないことを実現していく姿を本書で見て、
とても気になりました。
本書の最後に、現地の学校で、
子供たちに向かって
ギャングが語り掛けるシーンがあります。
そこで彼らが発する言葉は、
当事者だからこその説得力と、
ストレートな言葉で、
読みながら胸がいっぱいになり、
少し泣きました。
著者の活動、
著者の他の本を読み進めようと思ったきっかけの一冊です。