紙の本
食事と言語の組み合わせが素敵
2016/11/16 13:10
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投稿者:晦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるディストピアと呼ばれる、遠い未来のお話。
人物名は不思議なことに鳥の名前ばかりですが、これまでの高里先生ならではで表現してきたキャラクター達ともまた違う、味わい深い人物ばかりかなと思います。全体的に年齢も高めで、子供らしさ・思春期ならではの悩みなどが全体的に少なく、読みやすく感じました。
かつての言語と食事について取り組む一方で色々と起こる事件とが絶妙に絡み合いながらの物語展開なので、言葉や食事というものが好きな人、あるいはその大切さに気づいて欲しい人に勧めたくなります。
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シリーズ2作目。
天蓋で閉鎖された世界の話。
1作目を読んだ時から思っていたけど、地球の環境変化の歴史を考えたらこういう未来もありそう。
単純な勧善懲悪よりも「善も悪もあって、両方を知るから選んだ行動に意味が生まれる」という考え方は好きだと思った。
少し不穏な気配もするけど、千鳥達三人には自分達の好きな道を歩んで欲しいなぁ。
これから物語がどう動いていくのか次巻が楽しみ。
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シリーズ第2巻。
割とこのSF設定部分はディストピアものに通じるものがあるのでは……というのは、第1巻を読んだ時から薄々、感じていたことではあったが、本書でその傾向は強くなった。
第3巻がいつ出るのか解らないが、出来れば早く読みたいなぁと思う。
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おいしいを知ってしまった3人。今後は何を食していくのでしょうか??米ね、米(笑)
リスタートに向かって、どう取り組んでいくのか、続きが楽しみ。
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千鳥と鶫と鳶の3人がそれぞれに活躍した2巻でした。千鳥の今後の行動が楽しみです。
今回はまともに食べられて良かったね、鳶。
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ゲートが開くと人が死ぬ――。
外界と遮断されたドームの中で完全に管理された生活をおくる千鳥と鶫、そして鳶の三人。年に一度、遠く離れて暮らす家族とカードを贈り合うイベントで皆がわき立つ中、次々と不審な事件が発生する。水のない街中で起きた溺死事件。火の気のない場所で火傷のような症状で息絶えた死体の謎。頻発する小火騒ぎ。不気味な噂と不可解な事件の関係とは・・・・・・!?
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『 まだ、わかりえないなにか』
世界観に未だなれず、いちいち考えない方が良いとわかっているのだけど、繊維は高級といいつつ、その繊維は植物の繊維ではないのだろうか。
まだまだ、続くようなので無粋な詮索はしたくない、是非とも作中で世界観を最後まで表現して欲しい。
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鳥の名前ばかり。人物紹介つけてほしい。今回はおいしい食べ物にありつけて文献解読が進んでいる様子。米はそうじゃないよ‼と思ったらちゃんとオチが。
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入院の間の泥棒、焼失死体、火災。
不遜な態度の彼が入院して、部屋の鍵を借りて
部屋の中に入ったら…驚きの状態。
もしもこれが、普通の部屋の状況だったりしたら
それはそれで問題ですが。
あれ、がなくなってなくて良かったですが
犯人の目的は、まさか、でした。
そこまでして免れたいのなら、何故『そこ』を
選択してしまったのか。
しかし何故起きるか分かっているなら
防ぎようがあるので…迷子にならなければ?
そして道端で焼け死んだ男に水を運んでいた女の子。
殺したのは彼女? という事で、1話目に出ていた
二人組が再び登場。
これはこれで、すごい理由でした。
ある意味、自業自得…自分が選んだ選択、です。
ならば、別段本人も悔いはあったかとは思いますが
一応視野に入れていた事でしょう。
2話目に出てきていた少女再び、な3話目。
ものすごく純粋にできている? とは思ったのですが
生活の保護をしてくれる、という話があったので
何故それをしてもらわないのか、が謎です。
一番最後に、それが何となくわかったわけですが。
今回の事件の犯人は、一体誰だったのか。
性別と、捕まったという状況だけが出てきています。
これは、もしかして次回に引っ張るのか。
それとも、ここで終わり??
一番最初の食べ物はサラダ?
二番目は、米と間違った氷。
3番目は、枝豆、でした。
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SF。ミステリ。シリーズ2作目。
ディストピアっぽい舞台で起きる、怪事件。連作短編のような構成。
正直、SFとしてもミステリとしてもインパクトに欠けるが、自然から隔絶された世界観は嫌いじゃない。
前作よりは楽しめたかな。☆2.5。