紙の本
シンプルなルールで実践し易そうだけど。
2018/07/10 16:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
線を引こう、丸をつけよう。声かけしても、なかなか実践してくれない。
こうやると良いというノウハウを教える必要があるでしょう。
本書はシンプルなルールで実践の第一歩を教えてくれます。
その意味で有用だと思います。
でも、それは特別なルールではありません。
内容的には既知の話なんだろうと思われます。もしかすると、塾や家庭で既に声かけしているレベルかもしれません。
目印をつける意味と効用を体感させてあげないと、いくら声をかけても実践してくれないでしょう。どういうメリットがあるのだという事を納得してもらう必要があります。
その意味では本書はあまり有用では無い気がしました。
この手のノウハウ本は沢山あるので色々と試行錯誤して、根気よく声をかけ続けていきましょう。
投稿元:
レビューを見る
中学受験を想定した国語の文章題の印をつける事で、理解しやすくするためのルールなどを紹介している。
これは中学受験だけではなく、高校受験以上でも有効だと思う。
これを自分が受験生の時に知っていて使いこなせていればと思った。
投稿元:
レビューを見る
[江戸川区図書館]
何でこの本をみつけたんだろう、多分この少し前に同出版社から出ている石田勝紀さんの「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」を読んだ時、巻末紹介されていたからかな?
とにかくさほど期待はせず、とりあえず一つでもヒントや勉強法があればと思って読んでみたら、最初は少し凹んだ(やる気があれば国語は伸びる、逆にどんなにやってもやる気がなければダメ)ものの、途中の具体策になってから使えそう感が増してきた!
ちなみに本書後半の4割(第三章)は実践編と称した中学入試の実際の過去問をもとに実践して解いてみるもの。ぜひここまで実践させてみたいな。
◆見直しノート
毎週の塾のテストや後悔模試を見直すノートで、できなかった問題の中で特に気になった問題、正答リグが高いのにミスした問題を解き直すもの。
◆過去問ノート
大学ノートを縦に置き、過去問の解答用紙を上のページに貼り、不正解の問題は下のページに答えを書き直していくもの。
◆まずは「偏差値55」
・小学3年生以前は、漢字の学習をしっかりと。5年生の初めまでに完成させる。
例文ごと、3-5回づつ書いて、辞書で意味を調べながら覚える。
・小学4年生は、言葉の正確な意味を教える。
まずはテキストを音読しフリガナをふらせ、再度読ませる。次に意味のわからない言葉を確認して、再度音読させる。
・小学5年生は漢字、テキストの正確な読みや意味の確認は引き続き行いつつ、設問分を正確に読み取る練習をさせる。
設問に取り組む際には、文章中の手がかりを必ず押さえる習慣(印つけ)を身に着けさせる。5年のうちはとにかく丁寧さを重視し、なぜ間違えた答えになったかを確認する。一日一長文もおススメ。
・小学6年生は漢字、テキスト文章の正確な読み、設問分の正確な読み取り、一日一長文を引き続きやりつつ、9月からは志望校の過去問を解く。
◆過去問の解き方
①解答用紙を倍率通りに拡大コピーする。麻布や栄光などは大体30字/行。
②時間を計測して解く。難しくて解けない問題を後回しにしたり捨てるといった判断や要領も習得するため。
③丸つけ・得点を出し、がうかくしゃ平均点、合格者最低点と比べたり、ミスした問題について再考したりする。
④最新の入試問題は、12月に本番と同じ順番で4科目を解く。
◆印付け(物語)
登場人物→人物の気持ち、大事なできごとに注目。
①「人物」に〇をつける。
②「できごと」「気持ち」に線を引く。
③「場面の変わり目」に「V字」を入れる。
④各場面を頭の中で「映像化」して読む。
◆印付け(論説文、説明文)
・話題→筆者の考えがまとまっているところ、重要文。
普通は、「序論→本論→結論」。筆者の言いたいことは、ふつう世間一般では言われていないこと。
①「話題」に〇する。
②「重要文」に線を引く。通常は最後だが、文章の最初や途中にあることも。「~と思う」「~ではないか」「~しなければならない」などは重要文。
③「しかし」の直後に重要文が来る。
④「具体例」に���」(かぎかっこ矢印)をつける。
⑤要旨・要約も書けるようになる。
◆印付け(随筆)
・筆者の感想→作者の体験と感想をよみわける。
①「体験」にに「」(かぎかっこ矢印)をつける。
②「感想」に線をひく。
◆記述問題での注意点
・設問を「傍線部、問いかけ、条件」の三つに分解する。
・長文できかれるのは、「どういうことですか(言い換え)」「どういう気持ちですか(気持ち)」「なぜですか(理由)」の三種。
①どういうことですか(言い換え)では、
まず「傍線部」を正確に読み取り、要素ごとに意識する。問いかけを掴み、「手がかり」に印をつけたら、型にあてはめて答えを作り、「条件」にあてはめて、「文末」を「問いかけ」に合わせて終える。
②どういう気持ちですか(気持ち)では、
「理由」+「心情語」+「気持ち」でまとめる。
Ex. 「大好きなお父さんに叱られて」「悲しい」「気持ち」。
③なぜですか(理由)では、
「理由」+「心情語」+「から」でまとめる。
Ex. 「大好きなお父さんに叱られて」「悲しかった」「から」。
◆選択問題での注意点(P.139)
基本は記述問題と同じ。
・設問を「傍線部、問いかけ、条件」の三つに分解する。
・設問内の「要素」を意識して、「自分なりに意味を予想し置き換え」する。
・選択肢は、「文章を分割して要素ごと」に〇×チェックする。
投稿元:
レビューを見る
物語文
①人物に◯をする
②主なできごと気持ちに線を引く
③場面の変わり目にV印を入れる
論説文
①話題に◯をする
②重要文に線を引く
③具体例にカギカッコ矢印をつける
随筆文
①体験にカギカッコ矢印をつける
②感想に線を引く
現代文は勉強できないって間違いなんですよね。
当時は駿台の問題集やってました。
大学受験の時やってたなあと懐かしく思い出します。
息子に伝えねばと思います。
投稿元:
レビューを見る
タイトル通りの内容。具体的かつシンプルな文章で読みやすい。線の引きかたも、実際の図説があり分かりやすかった。
以下、備忘録。
印つけ読解法は、まず文章に書いてあることを見える化する。
【着眼点その1】
物語なら登場人物、論説文なら話題に◯印を付ける。
【着眼点その2】
物語なら人物の気持ちや大事な出来事、論説文なら筆者の考えがまとまっているところ、随筆なら筆者の感想に一本線を引く。
自分で考えることが大切。模範解答に頼らない。
物語には必ず作者からのメッセージ(テーマ・主題)がある。出来事を通じて作者は読者に何を伝えようとしているのか。
論説文について。筆者の言いたいことは、ふつう世間一般では言われていないこと。みんなが分かっていることはわざわざ文章にしない。しかしの直後に重要文がくる。具体例はカギカッコでくくる。
随筆について。体験にカギカッコ、感想に線を引く。
国語の記述問題でよく出されるのは3パターン。
①どういうことですか(言い換え)
②どういう気持ちですか(気持ち)
③なぜですか(理由)