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容姿端麗の大学生の男の子と、自分に自信のない実は可愛い高校生の主人公 。そして舞台は京都。作者の筆力のせいなのか、単にそーゆーキャラが好きなのかは不明だけど、登場人物も、作者の寺町ホームズシリーズと丸かぶりだと、読了二作目にして気付いた笑
でも、京都だし神様絡みのお話だし、さくさくと読めて面白かった。
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2作目は京都での高校生活が始まり、学校でもいろいろと事件が。また、澪人の重大な秘密が明らかに。寺町三条のホームズシリーズの方が好きだな・・・
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京都の霊障ミステリー。軽いタッチながら奥深い設定で読ませます。重い過去や宿命を背負った彼らを救う尊くも怖ろしい神の存在もあり、拝み屋としての将来に覚悟を持った小春。京都という神も鬼も跋扈する特殊な地で、人ができることなど僅かです。それでも頑張る拝み屋一族を応援したくなります。ラノベのような軽さですが内容は深く面白いです。ただ可愛いだけの表紙イラストが残念でなりません。もっと読者層を選ばない装丁にはできなかったものか…。
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ファンタジー系のミステリーはどうしても「動機」がそこそこの役割を果たしてしまうので、登場人物のキャラクターや設定が重要なんだけども、そういう意味で今回のシリーズは思ったよりしっかり設定されているように思う。
最近は基本的にミステリーばっかり読んでる中、望月麻衣作品ということでなんとなく読んでみてるが、考えたらミステリーというわけではないんよね。スタートを間違えた(笑)
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前作を読んでから数か月経ったけど、こんなに早く続きが読めるとは思わなかった!
著者、既刊ペースが早いな。嬉
しかも3もあるとのこと。
図書館にも蔵書をそろえてくれているというミラクルなので、(まだ手元には来ていないけれど)楽しみすぎて笑いが止まらんわ。
(そこまで)
著者の文章って独特というか・・・。きれいにするするっとは頭に入ってこないんだよね。(エッ)
でもそのたどたどしさが、登場人物を物語ってると思う。
特にこのシリーズの小春ちゃんは、「目を合わせるだけで相手の気持ちがわかる」などという特異な体質に突然なってしまったことに対してめちゃくちゃネガティブになっているので(そら、なるわ・・・)、現実と非現実を受け入れながら生き方を探していく過程があぶなっかしくて、余計気になるのね。
そういった「あやかし」系の話が今回は色濃く出てて、よかった。
「拝み屋稼業」についても動きがあった。吉乃さんが込めたお守りはなぜそんなにもききめがあるのかとか、宗次朗さんが澪人さんの「障り」を払うところとか、
「1000年前ならともかく、この平成の世にそんなこと、できる?」
と、いうてしまえばそれまでやけど、できるねん。なんかわからんけど、賀茂一族の末裔やから!! ええねん、その「あやかし」加減が、面白いから!!
お互い憎からず思ってるくせに、なんのかのと理由をつけて距離を置こうとするけど、周囲からみればその好意はバレバレ・・・
なのは寺町三条ホームズとも同じ。
今回はわりと早々に小春ちゃんが澪人さんへの気持ちを自覚して、
「おっ、前向きでいいね!」
と、思ったら、まさかの失恋。
告白も許されない、っちゅう、年の差恋愛特有の予防線を張る大人のずるさまで披露してくれた澪人に、
「わからんでもないけど、えー・・・」
と、好感度を下げていたところの最終的なあのオチ。
イヤァ、展開が早い早い。なんで澪人だけ「賀茂家のすべてを背負わされている」とか「何かに思いつめている」などといわれるのかと思っていたらサクッとその理由が明らかになって、さらに櫻井一族によりその「障り」も払えちゃったという・・・。
もうこれで完結かっていうくらいのもりだくさんぶりやったけど、いやいや、ここからが本番なんよね。
「障り」を払ってもらえた澪人はなんかふっきれちゃって、小春ラブを全面に出してきそう。
いいよいいよ、そういうのんがいいよ! 著者の男子はもうちょっとわかりやすく攻めてきてほしい。
(・・・が、どうも著者は「いけず」が好みのようなので、清貴といい澪人といい、どうしてもややめんどくさいちゅうか難儀っちゅうかめんどくさい(二回いうたで)仕上がりにしてきはるよね)(ええけどな)
だって私は宗次朗さんのほうが好みなんやもーん。笑
小春ちゃんのご両親と和解できて、よかったね。このままなし崩し的に京都に住むんじゃなくて、一度ちゃんと区切りを付けてこようとしたことに大���好感が持てました。えらいなあ。
間違ったまま積みあがったものは一度壊さないといけないのだそうだ。
それはすごく勇気のいることやけど、そのままにしておくのはもっとよくないって。
今の私はそういう言葉につい反応しちゃうんやけど(笑)、小春ちゃんの勇気が実を結んでよかったな。
口で言ってることと心の中で思っていることが真逆だなんて、それは本当に見たくない。
でも、「どちらも本心」と、いうのは、「なるほどな・・・」と、思った。
そういわれてみれば確かに、口では祝福しても心の中で複雑な気持ちを持つことも、あるわ・・・。
それがほんまに悪意だけでないことも、まれに、ある・・・。まれに・・・。
(基本私は、裏表のない性格のようなので・・・) ←自覚はないが、知人は100パーセントそう言うので、そうなんやろう
いわなくてもいいことってのも、ある。それは嘘とはまた違う。
いわないことが思いやりだったりもするので、「あの人は心の中で私を妬んでいるけど、口では祝福してくれているんやから、妬みを抑え込んでまで祝福してくれる気持ちを汲もう」とか思・・・
・・・めんどっくさいわ!!
心の中で妬んでるんやったら、わざわざ祝福せんでええわ! 黙っとけ!!
そこで「口先だけでも祝福」しようとするから、嘘や疑いが生じるんやろうが!
でも、「黙っている」のは、祝福もしてへんし妬みも出してへんから、ええんちゃうの。
(ほらこういう具合に裏表が・・・)
しかも私は(心中が)表情にもわかりやすく出るらしくてね・・・。
不満を押しとどめて無表情にあろうとするのが
「どう見ても不本意」
ちゅうシグナルらしいわ。無表情イコール不本意ってなんやねん。
小春ちゃんと友だちになれそう。私。
■■■■
■毒花
(2016.12.24)
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両親を説得し、祇園の祖母と叔父の家に住む事になった小春ちゃん(^-^)高校にも編入し、友達もできていい感じ♪「あれっ!なんかデジャヴュ?」と思ったら、この前読んだ鎌倉香房かぁ~(^^;)まぁ特殊能力は小春ちゃんの方が格段に上だけど(゜゜;)若宮くんも凄い神様だったんだね~(^o^;)
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小春が祇園で祖母・吉乃の和雑貨店「さくら庵」の手伝いを始めて四か月。店で和菓子を作っている叔父の宗次朗ら楽しい親戚や、京都で出逢った不思議な出来事のおかげで、小春は自分の“特異な力”を少し受け入れられるようになった。不登校だった高校に通い始めようと決めた小春だが、その幕開けは波乱含みで―!?さらに、微かに想いを寄せる大学生のはとこ・澪人に、ある危機が迫って…。心温まる優しいライトミステリ。
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京都の霊障ミステリー第二弾。
表紙をみたら手にとるのを
戸惑うような本だけど。
最初の1冊よりなんだか随分読みやすかった。
表紙に似合わず、
結構深かったり、
重かったり、美味しそうだったり。
面白くなってきたぞぉという感じ。
出てくる男はみんなイケメン、
ないないって思いながら読んでます。
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小春ちゃんの両親の本音(心の声)はありがちで尤もな事で、小春ちゃんを嫌ったり思い通りにしようとしてることじゃないと思うな。実際引きこもりで高卒じゃない子を持つ知人によると、高卒の学歴が無いと仕事でも専門学校でも生きる選択肢が極端に狭まると嘆いていたし。ともかく小春ちゃんに新たな道が開けて良かった。
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①甘酸っぱい涼菓と、想いの裏側。②塔の上の少女と栗茶巾。③涙と決意と砂糖菓子。小春ちゃんがようやっと両親た和解でき、拝み屋さんを目指す嬉しい巻。
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人が自分のことだけを考えて生きるのが傲慢であれば、自分をないがしろにし続けるのも、また、傲慢なのです。
(P.265)
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シリーズ2巻。1巻ではそうも思わなかったけど、かなり好きになったこのシリーズ。次の巻も楽しみ。豆知識がおもしろい。絶品の栗茶巾食べたい。
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一巻を読んでからだいぶ間が空いてしまった。小春は一旦東京に戻り両親に自分の能力と京都に住みたいと話をする。小春父の小春や吉乃たちへの思いがわかり家族として一歩進めてよかった。新しい高校で幽霊騒ぎに巻き込まれ、友人を得た小春。東京の友達は失ってしまったからこれから新しい友達と楽しく過ごしてほしい。最終話では澪人の秘密が明かされ、あの若宮くんも登場。死を乗り越えて新しい澪人になってこれから楽しみだわ。
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小春が無事に学校に通えるようになってほっとしたのもつかの間、元々の力の問題があったんだっけ。でもそのおかげで少女のささやかな願いがかなえられ、友だちができた!
第三章はさらっと流れるのかと思いきや、ちょっと重たかった。澪人が無事でよかった。
第二章でも出てたけど、若宮くんとつながるってすごいことなんだ。
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シリーズ2作目。読み手としても登場人物のキャラや人となりが把握できてきて、ストーリーに集中できるようになってきて、1作目よりもい内容を楽しめるようになってきました。
小春は東京の両親とも向き合いこれまでのわだかまりを解き再び京都へ、京都では高校に通い始め、ひょんなことから友人もでき、そしてその”力”を少しづつ覚醒させていく、シリーズのなかにあっては足場固めの巻といったところでしょうか。3巻へ急げ!