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子どもって本当に毎日少しずつだけど確実に成長している。親はその変化に驚いたり戸惑ったり。
でも実は親自身も子どもと一緒に成長したり変化したりしているわけで。
両親と姉と弟の四人家族、横山家とその4人と関わる人たちの、日々の成長と変化をゆっくりと見守る物語たち。このゆっくりとした作者の視線がとても温かくて優しくて心地いい。
かつて子どもであった人、子どもを育てて来た人、子どもに係る仕事の人、これから大人になっていく人、全ての人と一緒に共有したい一冊。
個人的ベストのお話は「四本のラケット」。スポーツマンっていいよね、そう素直に思う。
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短編連作。家族。保育園。テニス。父母姉弟の家族を中心にいろいろな家族が描かれている連作短編集。子ども目線で語られている話もあるけど、ほかの話も含めてどうにも大人の言い分ばかり。『おれのおばさん』ほどには楽しく読めなかった…。
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テニスが上手くて、スポーツも勉強も出来る太二の家族(父母と姉)を軸にクラスメイトや後輩たちを描いた連作。
「おれのおばさん」が良かったので期待して読んだんだけど、期待しすぎたかな?悪くわないけど。
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どこかにありそうな町の、どこかにいそうな家族。そんな一家のありふれた日常の中に、かけがえのない大切な瞬間が詰まっている―。四人家族の横山家の歩みを中心に、人生の小さな転機の日を描く、九つの連作成長物語。そんな素晴らしい一日が、あなたの周りにも、きっとある―。子供に、親に、保育士さんに、先生に…。その日、小さな奇跡が起きる。人それぞれの小さな一歩に温かく寄り添う、感動の連作短編!珠玉の家族小説。
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「ぼくのなまえ」 「お兄ちゃんになりたい」 「水筒のなかはコーラ」 「もっと勉強がしたい」 「どっちも勇気」 「保育士のしごと」 「四本のラケット」 「本当のきもち」 「やっぱり笑顔」
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保育園児の太二が高校生になるまでなので、かなり長いスパンの物語である。父と母と弓子と太二の四人家族の横山一家を軸に、それぞれが日々関わる周りの人たちをも含めて、よく見かける日常の風景が描かれている。ひとつひとつは些細な出来事でも、それらが積み重なって人は少しずつ成長していくのだということがよく判る。笑っていられることばかりではない毎日が、愛おしく思えるようになる一冊である。
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初めての作家で
初めて読んだ作品が
自分の中でヒットであれば
その日は とてもいい気分になってしまう
図書館で何気なく
手に取った一冊でした
これが 上記の条件そのまんま
どこにでもあるような
等身大の日本の家族の営みが描かれる
とくにそんなに大きな出来事が起こるわけでもなく
とくに超人的な主要人物が大活躍するわけでもない
それでも、最後まで
うん あるよねぇ こういうこと
うん あるよねぇ そういう気持ち
うん あるよねぇ そうなってしまうこと
それらが
適度な緊張感とどうなっていくのだろう
の見事なストーリーテーリングで
最期には ほっ とさせられる
優れた日常小説ですね
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子どもと、その周囲の大人たちの成長と瑞々しい心の動きを優しく切り取る短編集。
連作短篇のように人物が少し重なっている事で、「あの子も大きくなったなぁ」とほっこりしながら読み進む。
それぞれが少しずつ成長していく姿は、感動的。
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太二とその家族を中心に
近所の人や同級生などが
少しずつ重なり合っている短編集。
ほっこりな気分になるいい小説です。
私の子供たち(慧大(けいた)、碧泉(あおい))も
こんな風に成長していくのかな。
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どこにでもありそうな普通の家族、横山家の日常を描く連作短編集。保育園から中3までの長男太二くんの成長を時には近所の人目線で、時にはわが子のように追っていきながら、読み進みました。とびきりのいい子に成長している様子が嫉ましくもあり、眩しく感じたり誇らしかったり、いろんな感情が忙しく湧いてきて、そして泣けました。
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オムニバス形式の小説。
全9話。
しんみりしたり、成長したなぁって感じたり、日常の出来事が凝縮された一冊だった。
面白かったです。
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【収録作品】第1話 ぼくのなまえ/第2話 お兄ちゃんになりたい/第3話 水筒のなかはコーラ/第4話 もっと勉強がしたい/第5話 どっちも勇気/第6話 保育士のしごと/第7話 四本のラケット/第8話 本当のきもち/第9話 やっぱり笑顔
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太二の保育園から、中学卒業まで。
いろんな目線で、時に主人公、時に脇役。
ほんとうの気持ち
がよかった。
中学生の女の子の恋心や、母を想う気持ちに涙。
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子育て遂行している時は、がむしゃらに、成長を望みながら、大きくなって、手にかからなくなったら、これは、これで、寂しいものである。
この小説は、四人家族の普通の家庭。
その太一が、保育園から高校受験まで、、、心身ともに、成長して行く過程と、その家族の周辺での出来事など踏まえて、皆
体験していくいくつかの問題が、提示されているように思える。
保育園問題、外人の友達、サッカー部の顧問、PTAの役員、受験問題、親の介護・・・・
子供が、膝に乗って来ている間、親は、一番至福の時間かもしれないと、、、、
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こんな感じのストーリーは初めて読んだ。
途中モヤモヤもしたけど、その分読了感が爽やか。
太二たちのその後が気になる。
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読まなければ良かったとは思わないけれど、読んで良かったとも思わない作品でした。決して悪くないのですが・・・
作り終わってすぐの、冷ましていない卵焼きのお弁当で食中毒になる流れじゃなかったのは良かったです(←そこが気になってヒヤヒヤしていたらしい)