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少し長めの表題作と短編が2つ.「爪と目」は、父、母、わたし とあなたと母親が出てきて、父とあなたが眼科で出会い、母が死んで最終的に父、あなた、わたしが一緒に暮らすことになる話だが、あなたの生活に対する思いが独特で違和感というより、唖然とする感じだった.わたしが爪を噛む件で題名の片方が認識でき、わたしがマニュキュアの薄片を作る場面で題名のもうひとつが分かった."しょう子さん"と川端くんの関係は謎めいており、"大樹"の甘えに的確に対応したお母さんの気持ちは、大樹とよく通じている.
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ジメッとしてる。
1話目 確かにコンタクトに似ているかも。
2話目は直接的な描写がないのが恐ろしい。
3話目は意味怖。
全話、自分の解釈が合ってるのか、誰かと話したい。笑
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「あんたもちょっと目をつぶってみればいいんだ。かんたんなことさ。どんなひどいことも、すぐに消え失せるから」
「さ、一緒にちびっこ広場に行こう」
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純文学ホラーという表現を予備知識に読んだ。主人公からみた、父の再婚相手をあなたと呼ぶ二人称小説で当時を振り返りながら話は進む。井戸川射子の、この世の喜びよもそうだが、二人称は苦手である。
頭の中がこんがらがってきて、誰の誰目線?ってなってしまう。終始不気味であり確かにゾッとする何かがある。
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怖かった
初めて読んだ時目の描写に強い恐怖をおぼえて、発狂しそうになりながら読んだのを覚えている
何度か読み返そうと試みたがどんなホラー映画やホラー小説よりも怖く感じでなかなか開けていない笑
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めちゃくちゃ怖い、とTwitterで見て読んだ一冊。確かにめちゃくちゃ怖かった。おかしなことが起きているのにずっと静かで、二人称のせいで気が狂いそうだった。
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難しい。なんとなくぼんやりだけど幸せに生きている現代人の内面と生活を描写した作品?
何も感じないような人間でも生活の中で変化のきっかけを得て変わっていく、無感情そうな人間でも他人の悪意ある行動で心が歪む?
幼い子供の心に与える親の影響は甚大。
人間は見た目ではわからない。
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「あなた」がまるで一人称のような主語になっていて、「わたし」がまるで二人称のように語られているのが面白かった。
『ちびっこ広場』面白かった。結局噂話通りになっているとは。
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芥川賞受賞作を含む3作品収録
表題作である受賞作は3歳の子供視点で描かれる
義母(予定)のお話でした
ちょっと読みにくさを感じつつもホラーな内容で
まぁまぁ楽しめたかなと
他2作もホラー系でした
機会があればほかの作品も読んでみたいかもです
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幼児の「わたし」を語り手に、母の死と、父と「あなた」の(再婚を前提とした)同居が語られる。「あなた」が「わたし」に(というよりは周囲の人間すべてに)心から親密な関係を築けないことを傷のついたコンタクトレンズやほぼ見えない裸眼で表象し、「わたし」もコミュニケーション機能の不全に陥っている様を噛んで尖った爪で表す。
たしかにホラーだこりゃ怖い。
どのような話かがつかみきれない序盤からすでに相当怖い。すべての文章に「ひっかかり」を覚えるのだ。語り手の「わたし」は自分の心情を一切語らないのに、「あなたは~思った」と「あなた」の行動・心情を断定的に語る。それだけで「これは絶対に誰も幸せになれないタイプの小説だ」とわかるし、「ひっかかり」があるだけにじっくり読まされてしまう。そしてこの断定的な口調のわけが、最後の"あとはだいたい、おなじ。"で推測され、なんだか自分まで地獄におとされたような気持になったのだった。
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「わたし」の母→傷がある状態で、傷ひとつないぴかぴかの体と心を欲してた(綺麗な部分だけをブログで見せる)
「あなた」→目に傷があろうと気にしない。怪我もしたことがない。
透明マニキュアの膜=ギザギザの傷だらけの爪を覆うもの。
それが傷だらけの目に被せられた事で、傷ひとつないぴかぴかの体になる。
→単なる光でしかなかった平坦なものたちが途端に意味を帯びた世界に見えてくる。
まとめ: 傷だらけなのに良いところばかり見せようとする人たちは、だからこそ、この世界に喜びを見出すことができる
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"純文学も楽しめる私"を作り上げたかったのに、挫折しました。こーゆう意味がわからないもの、やっぱりダメなんだなぁと。一作目が終わると同時に切り上げました。残念。自分に。他の方の感想を読んで出直します。
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「爪と目」こういう作品が芥川賞に求めてる地獄だなあ
「しょう子さんが忘れていること」いや怖いんだけど。37歳の娘の殴りたくなる感いいね
「ちびっこ広場」これは分かりやすいですね