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「あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風にして生きている」という文章が心にしみた。時の流れや、その中で自分が存在することの儚さが切なくて悲しいけど、それでも存在するのが人間であるのだと思った。村上春樹の作品は、読み進めていくのがとても楽しくて、ワクワクするけど、読み終わった後に何とも言えないモヤモヤ感が残る気がする。でも、それが好きでやめられない。
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村上春樹さんのデビュー作です。この本はすごく読みやすくて何度も読み返しています。
台詞で「自分自身のために書くか、それとも蝉のために書くか」っていうのがあるんですが、すごく気に入ってブログのタイトルにもしてしてしまいました。
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以下のページで触れています。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50211095.html
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先輩から学生のうちに一度は読んでおきな!と言われ読んでみた。どの辺りが学生のうちに読んでおいた方がいいのかわからなかったからもう一度、ゆっくり読んでみたい
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第1作目。全ての村上作品の原点となる物語。思春期の「僕」と「ねずみ」がJ'sBARでビールを飲み続ける。ジェイはいいヤツで、ねずみはクールで最高の相棒だ。しかし、夏休みの間だけの関係がbestなのかもしれない。「ねずみ」の孤独はこの夏の終わりから始まったのかも知れない。
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ハルキワールド森の入り口
デビュー作です。
彼の小説の登場人物は固定されない感じがしていて、
脆さ、葛藤、果敢なさなどを持っているのです。
それが自分という視点を通して読むたびに色合いを変えて私たちに印象をもたせるのです。
風の歌が気まぐれであるかのように。
DJの言葉が好き。
DJが、素直にマイクに向って語った言葉
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多分、人生でもっとも影響を受けた一冊。そして、一生大事に出来るであろうと唯一思える本。
読み返すと、思春期のあのどこか満たされなかった心が、今の僕の生活の中に頭をもたげて来てしまう。
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僕は個人的に春樹臭の強い小説は苦手なので、この本を読んでいる間ずっと鼻をつまんでいたら手がつった。やれやれ。
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「条件はみんな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いものもいりゃ運の悪いものもいる。タフなものもいりゃ弱いのもいる、金持ちもいりゃ貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持っているやつはいつかなくすんじゃないかとびくついているし、何も持っていないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配している。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうと努力すべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにもいやしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」という登場人物のセリフが心に残りました。
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言わずと知れた
村上春樹氏のデビュー作。
夏(残暑きびしいあたり)に
もう1度読みたい。
風の歌を聴けというタイトルですが、風の声を聴けではなくなぜ歌なのか。
今の僕に答えはわからないけど、そんな疑問をもちました
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初めて村上作品を手にした記念すべき一冊。そのときはレポートのために何回も読んだけど、意味不明だった。いろんな村上作品を読んだ上で、今回久しぶりにこれを読んですごくわかった感というか繋がった感があった。四部構成の一部なのにもう他部がほのめかされとんがさすが!読めば読むほど発見がありそうな気がする。
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中学の時に読んだのと大学に入ってから読んだのじゃあ、大分イメージが変わった。最近、前に考えていたより繊細な話なのではないかと思う。
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ラジオのDJのとこが好き過ぎる。
「僕は・君たちが・好きだ。」
青春って案外不毛な虚無感にさらされた毎日のことを言うのかしらと感じました。
なんだか涙がでそうになる。
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記念すべき、デビュー作。
村上春樹サンがキッチンでこの小説を書き始めた年齢に、もうちょっとなっちゃうアタシって(^-^;
18歳で、初めてこの本を読んだ時は、そんな日が来るのは遥か遠い先のことだと思ってたのに(笑)
この作品を含めた村上春樹サンの初期三部作、が私の卒論のテーマでした。それだけに思い出深く。何度読んだかわかりません。ホントに。
近代〜現代の国文学ゼミにいたのですが、担当の教授の専門が無頼派だったので(^-^;そりゃーもちろん、太宰治とかススメられたんですけど・・どうもその頃は、人間失格・・って気分じゃなかったので(^-^;先生の反対を押し切って、村上春樹サンを選んだのでした・・ホントによく卒業出来てよかったぁ・・(笑)
でもね。
村上春樹サンのこの作品と言えば、とにかく「新しい」文学としてセンセーショナルな感じに読まれる、って感じでしたけど。
私的には。
夏目漱石の『こころ』と、なんとなーく重なるような部分があるような気がしてて・・ってコトをその担当の先生に話したら(^-^;
『君はまだ若いのに・・なんでそんな、明治のヒトみたいなことになっちゃってるんだろぉ・・』と言われたような気が(笑)
ま、感じ方はヒトそれぞれですから(笑)
とても、好きなのに。
全部をわかりたいと思うのに、そんなこと出来ないってわかってる。
だから、もう。
傷つかないように、近づかないように、僕たちは『優しい距離』を置いて、生きて行く。
・・って感じ?(^-^;
と、思っちゃうんだけどね。書かれてあることを、そのまま読むと。
でも。
他人に必要以上に踏み込まれたくはないけど・・でも、自分のこともっとわかってほしいんだよな・・って、誰もがどこかで思ってるんじゃ?(^-^;と、私は思いますけどね。
だからこそ、ブログなんかもはやってるんじゃ?
自分のことでさえ、よくわからないのに。
他人の気持ちをわかろう・・だなんて、たぶん思い上がり、なんでしょ。
でも。
わかってあげたいなーと思いますよね。
好きなヒトのことなら、なおさら。
心についた傷の深さと、そのヒトの優しさっていうのは、比例するのよね・・と思う今日この頃。
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村上春樹デビュー作。この作品に明確な起承転結はない。ひたすら承が続く。普通の人が承だけの作品を書いたら、「なんだこのメリハリのない小説は!」と感じるだろうが、彼の場合、一節一節が独立した面白さを持っていて、それがなんとも味わい深いのである。